霊と踊る仙人が異世界を謳歌する   作:蔵元優輔

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遅くなりました


第七十七話

前回、木ノ葉の里に帰還し霧隠れの里との友好を深めることの成功の報告と新しく嫁さんになったメイさん紹介を行った。その数日後、うちはの居住区の近くの湖でサスケの万華鏡写輪眼の開眼実験を行った。サスケには月詠により原作の「NARUTO」でのサスケの物語を見てもらい無事に万華鏡写輪眼の開眼に成功した。

 

 

 

 

 

 

 

サスケの万華鏡写輪眼の開眼が成功した日、そのままの流れでその場にいるサスケ、イタチ、シスイ、フガクさんの永遠の万華鏡写輪眼への進化を行った。原作では相手の目を完全に奪っている描写しかなかったが、そこはファウスト先生と女将アンナさんに習った心霊医術とオーバーソウル・エリザ・オペリーレンの出番だった。俺は目を魂で繋ぎ合わせてその目の情報や能力などをそれぞれの目に映し取る事に成功した。これはシャーマンキングを見ていて魂の情報から体を再生させられる程の具現化能力なら互いの目の情報や能力を写せるのではと思っていたので上手くいってよかった。

 

 

 

 

 

 

そこからサスケはイタチ達と共に万華鏡写輪眼の能力と須佐能乎の顕現・操作の修行をしている。両目の能力は原作通り天照と炎遁・加具土命だったので形状変化のアドバイスなんかもやっている。・・・弟分が頑張っている中ではあるが家ではメイさんとの初夜が行われた。メイさんは結婚にかなりの執着を見せていたので2人っきりでムーディーなのが希望かとも思ったのだがそんな事はなく綱手さんの全員参加を快く受け入れている。

 

「勿論葉様の言うようなシチュエーションも理想ではありますよ?ですが私を愛してくれたのは葉様・・・そんな葉様はこれから数多くの世界を旅することが決まっているお方、そんなお方に着いていく者は私を含めてかなりの数が手を上げるはずです」

 

「そりゃあ、まぁ」

 

「流石に全員を連れていくわけにもいかないでしょうし、この世界に帰ってくる事ができると言う事なので落ち着いてますよね」

 

「まぁ私の言いたいこととしては、私の事を愛していただけるのなら何も言う事は無いのです」

 

「メイさん・・・」

 

「それに皆様と共にあれば葉様の弱い所とか共有できますしっ!」

 

やっぱり欲望に忠実というか一直線と言うか・・・

 

「それに・・・」

 

「「「「「「ん?」」」」」」

 

「私1人ではアチラの方で葉様には到底敵わないことが初夜で分かりましたから」

 

「「「「「あぁ〜・・・」」」」」

 

そこで全員で合槌うたないでくれよ・・・

 

 

 

更に日にちが進んだ。この日はナルトの同期組との修行を行う日になっており、修練場の1つに集まり行っている。その修行にはミナトさんから休みを言い渡されたイタチやシスイも参加している。ここまで聞くと俺の相手が同期組がナルトを抜いて14名、更にイタチ、シスイを加えたら中々の数の差である。まあ、負けるつもりは無いが・・・しかし今皆はそんな事を考える余裕は無いだろう、何故なら、

 

「はっはっは!まだまだ行くぞ、うちはの子等よっ!!」

 

「「ぐうっ!!」」

 

満面の笑みで木人に乗り須佐能乎の第2形態を使用しているサスケとイタチを圧倒している柱間さんがいるからだ。修行に永遠の万華鏡写輪眼の開眼者が来ると話したら満面の笑みで俺も参加するぞって押し切られてしまった。その様子を見ていたミナトさんは苦笑い、扉間さんは額に青筋を浮かべていた。

 

「うらあっ!!」

 

木人に押され続ける赤と紫の須佐能乎がそれぞれ盾と弓で防いでいる中、2体の須佐能乎の間からシスイの緑色の須佐能乎ランスのような槍を正面に構えて突進していく。

 

「なんのっ!」

 

だが真正面からの突進など柱間さんに通じるはずもなく、素早く印を組み木遁・皆布袋の術を発動し複数の木の手で槍を絡め取ってしまう。

 

「げっ!」

 

「更にっ!木遁・木龍の術!!」

 

絡め取った木や木人から木龍が生えてきて3人を押し倒してしまう。

 

「「「ぐあっ!!」」」

 

そこまで大きなダメージを負って無い三人は、揃って立ち上がる。だが柱間さんからしたら確かに未熟だと思うが全く敵わない事に憤りを感じているようだ。

 

「須佐能乎3体がかりで全く歯がたたないか」

 

「マジで化けもんじゃねぇかっ!!」

 

「葉の兄さんはたった1人で相手してたのか・・・」

 

「はっはっは!こんなものではまだまだ俺は脅かせんぞっ!」

 

そして俺の方はと言うと新しく仲間になった磯撫と犀犬の力を借りて戦っている。1人木人分身を使い、それぞれが状態2になってナルトの同期組に襲いかかっていく。

 

『さあ、思いっきり行くよっ!』

 

「おらぁっ!」

 

俺はドス黒いチャクラの衣を纏った拳で地面を殴り地面を陥没させる。

 

「ちぃ、牙通牙っ!」

 

キバと赤丸の牙通牙が迫るが、俺は慌てず磯撫の甲羅を再生して牙通牙を受け止める。金属が削れるような音と共にキバと赤丸が弾かれていく。

 

「硬った!」

 

「ギャンっ!」

 

「今度は僕の番です!木ノ葉旋風っ!!」

 

間髪入れずにリーが最高速度で突っ込んできて、旋回回し蹴りを放ってくる。俺はそれを尻尾を緩衝材にしてしっかり受け止める。

 

「えっ!!」

 

「スピードは良いんだけどな、こっちは格闘戦も出来る俺が依代なんだ。だから・・・受けも出来るんだよっ!!」

 

「うわぁ〜〜〜っ!」

 

蹴りの反動を利用してリーを投げ飛ばす。その後後方で術の準備をしていたチョウジが倍加の術で大きくなっている。

 

「行くぞおっ!肉弾戦車ーーーっ!!」

 

「ならこっちは、影撫でっ!!!」

 

チョウジの肉弾戦車と俺の影撫でが真正面で衝突する。大きさではチョウジの方が大きいが硬度と強度では俺の方が優っており徐々に押していき、遂には吹っ飛ばした。

 

「ぐっ、ぐうう・・・どわあーーーっ!」

 

「チョウジっ!?ちぃっ!」

 

俺の影撫でに負けたチョウジが吹っ飛んでいき、それに叫ぶシカマル。だがシカマルは叫んだと同時に影縛りの術を発動し此方を拘束しようとしてくる。だが俺は影撫での状態のまま高速移動することで回避していく。一方、木分身の方はと言うと犀犬と共に別の意味ではっちゃけていた。

 

『よっしゃ、やったるぜ!』

 

「『蛭間っ!!』」

 

俺は体からアルカリ性の酸を出しながら迫っていく。

 

「くっ!」

 

「近づけないっ!ヒナタ様、共に!」

 

「はいっ!ネジ兄さん!」

 

「「八卦空衝っ!!」」

 

「忍法・鳥獣戯画!」

 

ネジとヒナタが空圧を放ち、その後ろからサイの狛犬達が襲ってくる。だが俺と犀犬は空圧を6本の尻尾で防御し、鳥獣戯画は毒をシャボン玉で包んだ泡沫で破壊していく。俺のスピードが全く衰えないのを見て、覚悟して肉弾戦の構えと取る。俺達が接触しようとした瞬間荷物を持ったメイさん声を掛けてきた。

 

「葉様!皆さん!!お昼ご飯をお待ちしましたので休憩にしませんかっ!」

 

その声を聞き、俺は皆の前で止まり皆も構えを解いて息を整える。

 

「ちょうど良いから休憩にしよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆で集まってメイさんが持ってきてくれた弁当を食べる。そのまま休憩しているとサスケ達が話を振ってきた。

 

「ん?俺の本気の攻撃?」

 

「ああ、俺達って兄さんの本気の戦闘はあんまり見た事がないからな」

 

「ああ、確かにそうか」

 

「私達が見たのは相手を遠ざける為に技を使ったのを何度かと、中忍試験の戦争の時に柱間様と戦っていたのが遠くから見えたくらいだしね」

 

「う、うん。そうだね」

 

「だからよ!この機会に兄貴の本気の一撃って奴を見てみたいって皆で話してたんだ!」

 

「おおっ、確かに俺もそれには興味があるぞ!」

 

「柱間様の言う通りだ・・・何故なら俺達は貴方に憧れを持っているからな」

 

「そうそう!流石に葉さんと同じくらい強くなれるとは考えられないけど、見てみたいもんねっ!」

 

「うんうん!」

 

サスケから俺の全力の攻撃が見たいと言われてサクラ、ヒナタ、キバ、柱間さん、シノ、いの、チョウジと話が繋がっていく。

 

「ウチらは霧隠れで柱間のおっちゃんと殺り合った姿と同じような姿を見てるよな」

 

「うん、柱間様の時は炎だったからスピリット・オブ・ファイアだったね」

 

「そして僕達が見たのは闇の大精霊スピリット・オブ・アビスの「スピリット・オブ・アビス・黄昏」だね。本当に凄かったよ」

 

「霧に行った皆も見てるんだよね!」

 

「だから私達も間近で見てみたいんですよ!」

 

「特に俺達は葉さんと関わりが薄いですからね」

 

最初はキバ達だけの要望だと思ったがリー達も見たがっているようだ。

 

「それで俺の攻撃が見たいと、う〜ん・・・」

 

「だ、駄目ですか?」

 

「まぁ見せるのは良いんだがな・・・流石に甲縛式オーバーソウルでの技はパニックが起きそうだから無しな。七大精霊の技ならやるからさ」

 

「ああ!それで良いそれで良い!!」

 

「ならば標的が必要だな!木遁・木人の術!」

 

俺が技を出すことが決まって、柱間さんが木人を出す。そして湖の中心に立たせる。

 

「さぁ、準備ができたぞ!」

 

皆の準備が完了したので俺も始めますか。

 

「行くぜっ!」

 

俺が手に電撃を纏わせながら天に掲げる。

 

「O.S(オーバー・ソウル)!スピリット・オブ・サンダーっ!!!」

 

俺の後ろに紫色の巨人が出現する。

 

「な、なんか登場派手じゃねぇか?」

 

「ああ、スピリット・オブ・サンダーは雲隠れの時に出てきて貰ったんだけど向こうの忍び達の雷遁の術を吸収してもらって防御に回ってもらったんだよ。だから見せる為とは言え攻撃する訳だからな。テンションMAXな訳さ」

 

俺の言葉に賛同するようにスピリット・オブ・サンダーがサムズアップしている。そんな大精霊の茶目っ気に皆が呆れているがそのまま技を始めていく。

 

「立ち込めろ!天覆う黒き積乱の雲よっ!!」

 

俺の言葉と同時に俺達の上空に雷雲が発生、瞬く間に広がっていく。

 

「こんなに簡単に天候を操るなんて・・・」

 

「凄いですね・・・」

 

「喰らえ!15億kW、1億Vの超雷撃っ!!!」

 

「っ!?皆伏せろっ!!」

 

シカマルの危機迫るような叫びに柱間さんを除く全員が地面に伏せる。その直後、俺は技を放つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「九龍爆雷(クーロンバオレイ)!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺が技の名を叫びながら手を振り下ろすと雲から巨大な九本の雷の束が降り注ぐ。そして標的の木人に降り注ぎ辺りに爆音と閃光が広がる。

 

「「「「「「ぐうっ!!!」」」」」」

 

「「「「「きゃああああっ!!!」」」」」

 

「おおっ!!!」

 

10数秒後音と光が止んだ後、伏せていた皆が顔を上げていく。

 

「ぐっ、耳が痛え・・・ったく何て光と爆音だよって、おいおい・・・」

 

「ど、どうなったの?って、ええっ!?」

 

「はあああああっ!!?」

 

「まさか、これほどとは・・・」

 

シカマル、サクラ、キバ、ネジが言葉を発してほかの皆が言葉に出来ないと言う表情で湖の方向を見つめる。

 

「は、柱間様の木人も湖もなくなっちゃった・・・」

 

「これが・・・葉兄さんの本気の技」

 

「まあ、本気の一撃ではあったよ。全力では無いけどな」

 

「「「「「「「「「・・・えっ?」」」」」」」」」

 

「この九龍爆雷って技は俺の師匠の1人で雷を操るシャーマン、道蓮さんが編み出したんだけどな。今の一撃はその当時と全く同じ威力で打ったんだ。巫力が数十倍ある俺は普通に10倍くらいのを繰り出せるさ」

 

湖を消し飛ばす威力を撃っておいて、これの10倍を普通に撃てると聞いてサスケ達は戦慄した。メイさんは惚気顔になり、柱間さんは大笑いしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に数日が経った。先日砂からのある程度体勢が落ち着いたので主だった里の代表者にお越しいただき対談を開きたいと言う文が届き、俺達は準備を始めた。そして今日、砂隠れの里に出発する日になった。砂隠れの里に向かうメンバーは俺、ミナトさん、アスマ、シカマル、イノ、チョウジ、そして・・・・・飛び入りで参加を決めた柱間さんだ。

 

「さてっ!それでは砂隠れの里に向かおうぞっ!!」

 

「待て兄者!皆葉達に出立の言葉を掛けておるのだ、兄者が先走るなっ!」

 

「あはは・・・」

 

柱間さんが待ち遠しくなり砂隠れの里に向かってしまいそうなので挨拶を軽く済ませて合流する。

 

「そろそろ向かわんか?俺達の足なら1日あれば行けそうだが」

 

「いや〜先生方や柱間様はそうでしょうが、オレ達は3日掛かりますって」

 

「ああ、それなら大丈夫だよ」

 

「えっ?」

 

「彼女に乗っけてもらうのさ、穆王!」

 

俺は天之御中を発動して穆王を呼ぶ。

 

『勿論大丈夫ですよ、さあどうぞ』

 

穆王が頭を下げてくれたので伝って背中に乗る。

 

「ああっ!尾獣に乗るのは初めてだな!昔はお主達を捕えるために飛び乗ったりはしたがな!」

 

「あはは・・・良し、全員乗ったな。それじゃあ行くぞ!」

 

「「「「「「「行ってらっしゃ〜〜〜い!!!」」」」」」」

 

俺達は砂の里に向かって出発した。だが穆王のスピードが速すぎてあっという間に森林エリアを通過してしまった。

 

「もう砂漠のエリアに入っちまった・・・穆王殿速すぎだろ」

 

『ありがとうございます。もうすぐ砂隠れも見えてくると思いますよ?』

 

穆王の言葉に前を見ているとエアーズロックみたいな岩が見えてくる。本当に数時間で着いちゃったな。そのままスピードを落としながら進んでもらっていると岩の裂け目の前に数人の影が見えた。顔が見える距離まで来て穆王に止まってもらうと、驚愕した顔のバキ、原作のサスケ奪還編の時の服装の我愛羅、テマリ、カンクロウがいた。俺は穆王に天之御中で元の空間に戻ってもらい地面に着地する。

 

「ようこそおいでくださいました、火影殿。そして初代火影の千手柱間殿。そして・・・」

 

「直接のご挨拶は出来なかったですもんね。改めまして麻倉葉です」

 

「ええ、存じていますよ。柱間殿との戦いは見えましたので・・・」

 

話が途切れた所でバキの横にいた我愛羅が前に出てきて挨拶していく。

 

「改めて名乗らせてもらう、先日より五代目風影を襲名した我愛羅だ。よろしく頼む」

 

「護衛のテマリだ」

 

「同じく護衛のカンクロウじゃん」

 

3人が名乗り終わると深く頭を下げてくる。自身の国が今の立場的に低いのを正確に表してるな。

 

「それではこちらにどうぞ。他国の皆様はまだ到着されておりませんので、来られるまでお待ちください」

 

「いえ、大丈夫ですよ。皆すぐ来られますから」

 

「え?それはどう言う・・・」

 

「こう言う訳ですよ。飛雷神の術っ!」

 

俺は飛雷神の術を発動する。すると俺の後ろに雷の国・雲隠れの国からエーさん、ビーさん、ユギトが来た。

 

「時間通りだな、葉」

 

「YO、来たぜ葉!」

 

「お久しぶりです、葉さん」

 

続いて滝隠れから長のシブキに護衛のケゴンとヨウロウ、それに明らかに無理やり付いてきたようなフウが来た。

 

「お久しぶりです葉さん、皆さ「久しぶりッス、お兄さん!来たっすよ!」「こらっ!長様のお言葉を遮って前に出るなっ!!」「ぎゃっ!!」あ、あははは・・・はあ」

 

シブキさんの話を遮ったフウが変わらないようで安心だな。次に現れたのは土の国・岩隠れからオオノキさん、黄土さん、老紫、ハンが来た。

 

「この集まりも久しぶりじゃぜ」

 

「葉殿も木ノ葉もそれどころでは無かったですからな」

 

「久しぶりだな葉・・・お前も挨拶くらいしたらどうだ、小僧?」

 

「ふん、後でする・・・それより豆影、余りはしゃぐな」

 

「うるさいわっ!まだそう呼ぶか、いいかげんにせんかっ!!「良く似合ってるでは無いか」「おう、特徴を良く捉えた良いあだ名だで」黙れ貴様等っ!!?」

 

最後に水の国、霧隠れからやぐら、青さん、ウタカタの3人が現れる。

 

「よお、来たぜ!」

 

「お待たせいたしました。葉殿、こんなに早くお会いするとは思いませんでしたよ」

 

「お、お待たせしました!」

 

皆と軽く挨拶を交わして、改めて砂の皆さんに向きかえる。そこには驚きに空いた口が塞がらないと言った感じのバキさん達がいた。

 

「さあ、顔ぶれも揃った事ですし始めましょうか」

 

ここから尾獣を持つ里の長が全員集まった会議が始まる。




次回は会議に中忍試験のダイジェストをお送りします
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