霊と踊る仙人が異世界を謳歌する   作:蔵元優輔

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遅くなりました


第七十八話

前回、サスケ達の万華鏡写輪眼の対処してから少し経ち、ナルトの同期組の修行を見たりしながら過ごしていき、いよいよ砂隠れとの話し合いの日取りが決まる。五尾の穆王に乗ってその日のうちに砂隠れの里に到着、飛雷神の術により雲、岩、滝、霧それぞれの里の長と護衛が到着し、尾獣を有する全ての里による会談が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあこれから砂隠れは我愛羅君・・・彼を風影の地位に置き里を運営していく訳ですね?」

 

「はい。我愛羅は元々四代目風影・羅砂様の子であります・・・これまで我が里では守鶴を宿した化け物と言う印象を変えようとはしていなかった。しかし今回の中忍試験にて大蛇丸により四代目は殺されました。これを機に上層部で話し合った結果、我々も皆様方の里のように人柱力・・・我愛羅と里の関係を変えていこうと言う事になったのです」

 

「・・・なるほどな。確かに元々ワシの義兄弟のビーを除けば、他は昔からの人柱力の扱いだったろうからな。いや滝隠れはそうでもないか」

 

「ええ、まあ・・・私達の里は七尾の重明がいても小規模な里ですからね、子は里の皆で育てていかなければいけないのです・・・まぁ甘やかし過ぎて重明と一緒に里中を飛び回ってイタズラしまくってますが・・・」

 

「はっはっは!ワシ等も似たようなモンじゃぜ!こいつ等は里に最近貢献するようになったからな、これも葉のお陰じゃぜ!!」

 

「やかましいわ、豆影が・・・元々はお前等影がそういう風にしたんだろうが」

 

「そうだで、豆。そのせいで俺は最初から爪弾きものだ」

 

「ぐっ・・・確かに悪かったと思っとる、だから里全体で改善していく用に働きかけていったのじゃ。それとお前等!また豆と言いおったな!」

 

「「お似合いだ、豆影」」

 

「だまっとれいっ!!」

 

また豆って弄られてるよオオノキさん。まぁ老紫もハンも笑ってるし黄ツチさんも呆れてはいるけど何も言ってないからもう日常なんだろう。オオノキさんの弄られ具合にエーさん、ビーさん、フウ、やぐらが爆笑しており、他の人達や砂の面々は戸惑っている様子だ。そんな笑いが起こってる場面でミナトさんが口火を切っていく。

 

「あっはっはっ!やっぱ今の五影良いなっ!こんな笑い合ってんのなんか今回の影達だけだろっ!!」

 

 

「あはは・・・じゃ、じゃあ葉君、いつもの説明をするんだよね?」

 

「ええ、勿論です」

 

「よ、葉殿。説明とは?」

 

「俺の話やこれからの忍界に関しての話をするのにどうしても会ってもらいたい方がいるんです」

 

「成程・・・」

 

「我愛羅、良いのか?他の里の影や滝の長を疑いたくはねえがやっぱこえぇじゃん」

 

「いや、各里の長達が誰も意見を出してない、その話をすでに聞いていると言う事だ・・・ならば俺達砂隠れも聞かないわけにはいかない」

 

「良し、それじゃあ行きましょう、天之御中」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『おっ、来たな!』

 

『ええ、待ってましたよ』

 

『やっと来たか、アホ狸の人柱力よ』

 

『九喇嘛はまたそんな事を言って』

 

『そんなだから会うたびに喧嘩になんだぞ?』

 

『いらっしゃい』

 

『よっ!』

 

『お前等、ストロー離せ子供じゃねえんだから』

 

天之御中を使用し異空間に入ると皆ちゃんと集まってくれていた。皆は各々の好きなお酒を片手に待っており、磯撫と犀犬は巨大水槽のようなコップでメロンフロートを飲んでいる。それを

 

「これが・・・守鶴以外の尾獣・・・」

 

「悪夢じゃん・・・」

 

「・・・」

 

尾獣達が一堂に集まっている光景にバキ、テマリは冷や汗をかきながら驚愕し、カンクロウは顔を青ざめさせている。我愛羅は何を思ってるのか分からないけど尾獣達を見続けてるな。そうこうしていると尾獣達の足元にハゴロモ様が現れる。

 

「皆の衆、よくぞまた来てくれた。歓迎するぞ」

 

「お待たせしました」

 

「なっ!?」

 

「ば、バケモンじゃんっ!?」

 

「下がれ、我愛羅!!」

 

ハゴロモ様の姿を見てカンクロウとテマリが臨戦態勢に入り、バキもポーチから忍具を取り出そうとしている。しかし我愛羅が手で制して皆を止める。

 

「3人とも待ってくれ・・・申し訳なかった、あなたの名はなんというんた」

 

「ワシは安寧秩序を成す者・・・名を大筒木ハゴロモという」

 

「「「「「「「「・・・はっ?」」」」」」」」

 

そのままハゴロモ様の話に移る。チャクラの始まり、母カグヤの蛮行、それを弟と共に止めたこと、尾獣の成り立ち、後の二人の息子の対立、そして現代に脅威が来た時のために、葉に尾獣の陰のチャクラを。集めてもらっている事などを話した。

 

次に俺の話を始める、元々居た世界で死に、レイン様に見つけてもらったこと。多くの世界を旅することを決めたこと。そこで物語の能力を貰いその能力の持ち主達から直接修行をつけてもらったこと。千年分の修行を終えこの世界に送ってもらいその日に木の葉隠れの里に着き、そして九尾事件に巻き込まれたこと。そして湯の国、雷の国・雲隠れの里、滝隠れの里、土の国・岩隠れの里、つい先日水の国・霧隠れに旅行に行き、そこで二尾・又旅、八尾・牛鬼、七尾・重明、五尾・穆王、四尾・孫悟空、三尾・磯撫、六尾・犀犬と会い、木ノ葉に戻ってから一尾・守鶴と会う約束を取り付けている事を話す。

 

「「「「「「「「・・・・・」」」」」」」」

 

「これが忍びの始まりの話、そして俺がこの世界に来てからの話ですね」

 

「何と言うか・・・とんでもない人生ですな」

 

「それここにいる皆に言われましたよ」

 

「さて、それじゃあ我愛羅君。さっき説明したようにここで守鶴を呼び出して話をさせて欲しいんだが良いかな?」

 

「ああ、それは勿論だ」

 

「我愛羅・・・」

 

「大丈夫か?」

 

「テマリ、カンクロウ。ああ、大丈夫だ・・・葉殿とハゴロモ殿の話を聞く限り、守鶴の力は大戦にも後の世にも必要だ。それに・・・俺も守鶴と話がしたい・・・恨み合う関係ではなく葉殿のような卓を囲む関係を作っていきたい」

 

「お主の気持ち、受け取った。始めよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『久しぶりだな、六道のジジイ』

 

「ああ、守鶴久しいな」

 

その後守鶴はすぐに俺達の目の前に現れた。砂の人達は現れた瞬間は警戒心や恐怖心が溢れていたが俺や影の方々が諫めて、落ち着いてもらった。

 

『まさかジジイに後継者みたいなのが出来るなんてな。息子等はそんな感じじゃ無かったろ』

 

「ああ・・・アシュラとインドラはあのような事になってしまった・・・だがその原因にも近づいておる。葉達や皆と共に事に対しての対策」

 

『ま、そんな訳でオレ等も半身に分けてもらって葉の元にいる訳だ』

 

守鶴とハゴロモ様の話に牛鬼がワイングラスを片手に絡んでいく。守鶴と肩を組んでる牛鬼もワイン片手に若干赤身を帯びているようだ。

 

『牛鬼、オメェこんな絡み酒だったか?』

 

『んあ?ダチと久しぶりに会えたんだ。そりゃ酒も進むってもんだ』

 

『この空間じゃ葉のいた世界の料理や施設なんかを利用出来てすんげえ快適なんだよっ!』

 

『そういうこった!ほれっ、お前も飲め飲め!』

 

さらに重明、孫悟空が混ざっていく。その手に大盃を持ち酒が並々と注がれている。

 

『オメェ等・・・酔っ払いながら言ってんじゃねーよ!』

 

『まぁまぁそう言うな。ほれ、オメェも食え』

 

『クソ狐・・・何だこりゃ』

 

『何ってたぬきそばだが』

 

『テメェ!おちょくってんじゃねーよっ!半身になって性格がはっちゃけてんじゃねーか』

 

『はっはっは!あっちはひねくれまくってたがな、こっちは皆集まってわいわいやったんだ。そりゃ陽気にもなるわい。はむっ』

 

『油揚げ頬張って笑ってんじゃねーよ!』

 

ああ、孫悟空に続いて守鶴までも弄りの対象に・・・まあいいか。

 

『おお!これで弄られ仲間が出来たなっ!』

 

『・・・自分が弄られなくなると考えない辺り、もう慣れてしまったんですかね』

 

『いや、諦めたんじゃね?』

 

『これで皆揃ったね、ハゴロモ様』

 

「ああ・・・ワシが見たかった光景だ」

 

ハゴロモ様が目に涙を浮かべながら守鶴が弄られている光景を見ている。

 

『フン・・・話は分かった。まだ人間はそこまで信用はできねえが・・・まあ、ジジイに免じて少しくらいなら力を貸してやっても良いかもなっ!』

 

「・・・守鶴、ありがとう」

 

『ケッ!』

 

『なんだかんだ言ってもよ?コイツも仲良くなるタイミングを測ってたんだぜ?』

 

『素直じゃねえよなっ!』

 

『ウルセェぞそこの狐と猿!』

 

「まあまあ、よかったではないか守鶴、また皆と仲良くなれて」

 

『テメェもか!?ジジイっ!!』

 

「これで守鶴とも仲良しっスねっ!」

 

「それで葉よ、この後はどうする」

 

「皆がさらに仲良く親睦を深めるにはやっぱりアレですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでは、皆さんお集まりいたただいたので早速っ!」

 

「「「「「宴会だぁ〜〜〜っ!!!」」」」」

 

「yeah〜〜〜っ!!!」

 

集まった俺達は、旅館でどんちゃん騒ぎが始まった。ビーさんが舞台スペースでラップ調の歌を熱唱している、いつものオリジナルラップじゃなくてオラクルベルから引っ張ってきた現代の曲をビーさんが歌ってる。かなり新鮮だな。途中途中で俺の知っている曲も流れてきて俺も舞台に上がって一緒に歌った。ビーさんとのコラボはまたの機会にでも書くとして、お酒と俺達が持ってきた魚介類やジビエなどの料理を摘みつつ話をしていく。

 

「「んぐっ、んぐっ、んぐっ、ぷはぁっ!美味いっ!!はっはっはっは!!」」

 

エーさんとオオノキさんかビールのジョッキ一気に煽り、瞬く間に飲み干し笑い肩を組んで笑い合っている。

 

「ほれ!ミナトもやぐらももっと飲まんか!新しい風影はまだ飲めんしな!」

 

「オオノキの言う通りだ!今日は忍五大国が纏まった記念すべき日だ。こんな日は飲まねば嘘だぞ!!」

 

「おう!俺もどんどん飲むぜっ!」

 

「あはは、僕はそこまで強くないので程々に」

 

「私も」

 

「何じゃ!ミナトもシブキもなさけないのう!今日はぶっ潰れるまで飲むぞお!」

 

ミナトさんとシブキさんが呑兵衛達に絡まれている。

 

「ったく、おたくの影は元気だねえ」

 

「全く・・・お年を考えて欲しいものです」

 

「まあまあ、まだまだお元気な証拠ではないですか」

 

影達が騒いでる中護衛のアスマ、黄ツチ、青は静かに大人の雰囲気で飲んでいる。別の場所ではシカマル達と我愛羅達同期が揃って話をしている。

 

「まさかオレらの同期からこんなに早く影になる奴が出るなんてな」

 

「本当びっくりよね!」

 

「うんうん!」

 

「ま、おめでとさんだな」

 

「ああ、ありがとう・・・それで、ナルトは元気にしているか?」

 

「ああ、ナルトの奴は今里にいなくてな」

 

「なんだいねえのか?ま、あいつが里にいたら四代目火影殿と一緒に来てるか」

 

「ええ、今ナルトは修行の旅の真っ最中なのよ」

 

「それも木ノ葉が誇る伝説の三忍の1人・自来也様とね!」

 

「へえ、それは凄いな」

 

仲良く談笑していると不意にシカマルが俺に声をかけてくる。

 

「そういや兄貴、次回の中忍試験はどうするんだ?」

 

「あっそうそう!私も気になってたのよ!」

 

「僕らはシカマルに白に香燐が中忍になっちゃたからメンバーどうするのかなって」

 

「ああ、それなら「あっしが一緒に行くっスよ!!」お、フウ」

 

「あっしが第七班に参加するっスよ」

 

「じゃあ僕達の方にサイが入るんだね」

 

「ああ、前にはサスケの兄のイタチが1人で中忍になってるからな。そう言うのもありなんだよ」

 

「「「へえ〜」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

半年後、忍界初の五大国及び尾獣を保有する全ての国が終結して砂隠れの里で中忍試験が行われた。原作との違いとしてサスケがいるのと第七班に滝隠れのフウが一時加入したこと、シカマル、白、香燐が中忍になり、チョウジ、いの、サイがチームを組んで挑んでいるくらいだな。原作にあった通り、砂隠れの上忍・フギによる風影暗殺事件が起こったが参加者の力が合わさり、うずまき一族の金剛封鎖のようなチャクラの鎖を使う法師ホウイチなどと一緒に捕まえた。これにより今回の中忍試験に参加し、ニ次試験に残ったメンバーは全員合格となった。ネジは特別推薦みたいな形で上忍になってたけどな。これでナルトの同期組はナルトを除いて中忍以上になったわけだな。ナルトが悔しがる姿が目に浮かぶわ。余談だが試験初日にやぐらから忍刀を受け取っている。本来ならもっと時間が掛かる筈なのだが水影の名を出して急がせたようだ・・・職人の方々、申し訳ないです。受け取った時、鮫肌が俺のチャクラと尾獣達のチャクラを大変気に入りくっついてきたので最近は鮫肌を背負っているのが日常になっていた。

 

そして、さらに月日が経ったある日、木の葉の里の門の受付をとある青年と大柄な老人

 

「おっ、おかえり!帰ってきたんだな、今四代目様に報告しておくからな。お前も直接報告しに行きたいだろ?」

 

「押っ忍!」

 

受付を済ませて里の中を歩いていく。

 

「丸々3年ぶりだってばよ」

 

「そうだのォ・・・」

 

青年は荷物を置くと、電柱を登り始めた。それを下から見ている

 

「フフン、はしゃぎおって・・・」

 

「なっつかし〜〜〜っ!!前っ然変わってね〜ってばよ!!」

 

ナルトが木ノ葉の里に帰還した。




次回は風影奪還編です
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