霊と踊る仙人が異世界を謳歌する   作:蔵元優輔

85 / 101
遅くなりました


第八十三話

前回、スピリット・オブ・ウインド凰嵐を発動させサクラとチヨさんと共にサソリとサソリが操る百の傀儡達と戦いを繰り広げた。皆の頑張りによりサソリを倒した俺達はデイダラと戦っているナルト達と合流しデイダラと交戦する。ガイ班が合流した辺りでデイダラは撤退する為に起爆粘土を自ら食らい自爆した。その自爆を回避して奪還した我愛羅を蘇生させるが同時にチヨさんが目を閉じてしまう。亡くなったと思った一同が黙祷をしているとチヨさんがいつもの様に死んだふりをしており、みんなが呆れたが何とか戦いは終わりを迎えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

サソリとデイダラを倒した俺達は砂隠れの里の前まで帰って来ていた。里から忍者、一般の人全員が集まっていた。

 

「皆、良く帰って来てくれた。うずまきナルト、葉殿、また救われたな」

 

「いや、俺は今回あんまり上手く出来た気がしねえってばよ・・・それに婆ちゃんも」

 

バキと話すナルトが後ろを向くと、チヨさんが簡易的な棺桶に入れられている。

 

「いや、チヨさんも覚悟の上でお前達に同行したのだ。砂隠れの忍びとして、立派なお姿だ」

 

バキや里の皆がチヨさんの姿や勇姿に涙を流している中、機を狙っていたチヨさんが勢い良く起き上がる。

 

「な〜んてな、死んだふり〜!あ〜ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ!!」

 

「「「「「「「「「「「「・・・・・」」」」」」」」」」」」

 

「お〜い皆、この婆ちゃん神輿にしてこのまま行こうってばよ」

 

「「「「「「「「「「「「おお〜〜〜」」」」」」」」」」」」

 

ナルトとカンクロウの先導で棺桶を神輿みたいに上下させながら里の人達の真ん中を通っていく。

 

「な、なんじゃお主ら!」

 

「あ、そーれ。わっしょい、わっしょい」

 

「「「「「「「「「「「「わっしょい、わっしょい」」」」」」」」」」」」

 

「こ、こら!揺らすな!」

 

「あ、そーれ。わっしょい、わっしょい」

 

「「「「「「「「「「「「わっしょい、わっしょい」」」」」」」」」」」」

 

「やめろ〜〜〜っ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チヨさんはそのまま祭りの時のお神輿の様に病室に連れて行かれた。チヨさんの病室にはひっきりなしに人が来るようになり大変恥ずかしそうにしている様だ。それから数日里で休ませて貰い本日、木ノ葉の里に帰還する。

 

「じゃあな、お前ら。今回は助かったじゃん」

 

「ああ、我愛羅を助けてくれてありがとう」

 

「お、オウ!」

 

カンクロウとテマリからお礼を言われてナルトは照れながらも受け答えを返す。そしてナルトは我愛羅と向き合う。

 

「ふ・・・フツーならここで握手とかして別れんだろーけど、なんか小っ恥ずかしいな・・・!」

 

ナルトはかなり照れているが我愛羅は無言で手を前に出し、ナルトもそれに応える。

 

「ナルト・・・また救われたな」

 

「っ!・・・へへっ、気にすんな!」

 

その後挨拶も終わり俺達は帰路についた。だがそんな中、神威を使ってチャクラをごっそり持っていかれたカカシを支えて歩いているガイが皆より遅れていた。俺もカカシを支えていこうと提案したんだが「先生にやらせる訳にはいきません!オレがしっかり支えていきますからっ!!」と熱弁されたのでとりあえずそのまま任せる事にした。

 

「先生〜、やっぱり無理しないで交代制にすればいいんじゃないですか〜?いい歳いってるんですから」

 

テンテンのその言葉でガイの心に火が付いた。

 

「っ!?えええい!!」

 

「あ!え!ちょ・・・!」

 

カカシに肩を貸しているガイが遂に爆発してしまい、荷物を前に移してカカシをおんぶしてしまう。

 

「(なんか・・・キモいってばよ)」

 

「(何やってんだ・・・)」

 

「(おっさん同士のおんぶか・・・思ったよりキツいな・・・)」

 

「(うわぁ・・・うざっ)」

 

「(・・・・・)」

 

「(そうか・・・修行ですね!!)」

 

ナルト、サスケ、サクラ、テンテン、ネジはキツイものを見る目で見たり呆れたりで、リーはガイの熱血修行が始まったと喜んでいる。

 

「こうなったら速いぞっ!!アハハハハ!君たちィ、オレについて来れるかなァ!?」

 

「(動きが加わるとさらにキツいな・・・)」

 

大人の男が大人の男をおんぶし、全力疾走するその姿にサクラは更にドン引く。

 

「ネジ・・・さあ!」

 

「断る!」

 

ガイの様子を修行と判断したリーが同じく荷物を前にしてネジにおんぶされろと迫っていた。そんな事もありながら3日経ち、木ノ葉の里に帰還した。

 

「ああ〜やっと帰ってこれたってばよ」

 

「先生、大丈夫?」

 

「ああ・・・傷は先生に治していただいたから問題無いんだけどね・・・神威を使うとチャクラごっそり持っていかれちゃってね・・・先生のお陰で失明はなくなったんだけどチャクラはどうにもならなくてね」

 

「ふ〜ん、やっぱり相伝の物を他の人が使うとそうなっちゃうのね」

 

「それじゃあ皆、ミナトさんに報告に行こうか。連絡用の鷹は飛ばして貰ったけど直接報告して安心させてあげよう・・・ん?」

 

俺がミナトさんの所に行こうと皆に言った時、此方に向かって来ている人影が見える。あれは・・・

 

「麻倉、葉〜〜〜っ!!!!!」

 

「なっ!?ダンゾウ!!」

 

「えっ!?それってうちはのクーデターの首謀者として捕縛されたっていうあの!」

 

「そんな奴が何でここに!?」

 

カカシが誰だか気付き、サクラやテンテンが驚いているとダンゾウが俺の目の前まで来て俺の胸ぐらを掴んでくる。

 

「貴様〜っ!!?」

 

かなり怒ってはいるが殺気は出ていなかったので、迎え撃とうとした皆を手で制する。

 

「貴様!貴様なんて事をしてくれたんだ!」

 

「ん?何の話だ?」

 

「貴様が扉間様を蘇らせたのだろうがっ!!」

 

「ダンゾウ!貴様仕事をほっぽり出して何をしておるかっ!」

 

「ぐはっ!!」

 

ダンゾウが俺に向かって扉間さん達を生き返らせた事に対して怒っている様だ。そうして話を聞こうとしたらダンゾウの真後ろに扉間さんが飛雷神の術で現れ、ダンゾウを捌き倒した。

 

「葉よ、済まなかったな。皆良く戻って来た」

 

「はい、ありがとうございます・・・それであれはどうして?」

 

俺が指差す先には扉間さんの一撃で悶絶しているダンゾウがいた。そこに歩いて来たヒルゼンさんが話しかけている。

 

「ぐっ、うっ」

 

「ほっほっほ、大丈夫か?ダンゾウ」

 

「・・・これで大丈夫に見えるか、ヒルゼン」

 

「ああ、ヒルゼンからダンゾウのして来た事を聞いてな、本人も幽閉されていてまだ生きていると言うので急いで向かってその場でボコボコにした。説教の後は監視の意味も込めて飛雷神の術式を身体中に刻んでヒルゼンと共にワシの補佐をさせておるのだ」

 

「そ、そんな事になってたんですね」

 

「ああ、捕まえたお主に言うのが遅れてしまったな、ワシは木ノ葉を任せたつもりだったが裏から牛耳ろうとするとは思わなんだ。そこはワシも責任があると感じてな、これからは木ノ葉を発展させる為に改めて心血を注がせるつもりだ・・・お前ら!いつまで遊んでおる!さっさと行くぞ!!」

 

「「は、はいっ!!」」

 

そうして嵐の様に現れた扉間さん達は帰って行った。扉間さんの後ろで言い合いをしているヒルゼンさんとダンゾウは歪みあってるけど凄い生き生きしていた。そんな3人を見送った後、今度はメイさん、再不斬さん、白の元霧隠れの3人と出会った。

 

「葉様!お戻りになったのですね!」

 

「メイさんに白、再不斬さんも。どうしたんですか?」

 

「私達は霧隠れに向かう所なんです」

 

「えっ?霧隠れに?」

 

「ああ、メイに向こうから大至急来て欲しいと連絡が来てな。俺と白が付き添えとの四代目からのお達しでな」

 

「申し訳ありません・・・葉さん達が任務に出た後に連絡が来たもので、」

 

「いえいえ、全然大丈夫ですよ。こっちは気にせず行ってあげてください」

 

「ありがとうございます!」

 

「すいません、皆さん。次の任務は僕も参加出来ればと思ったんですが・・・」

 

「いやいや、気にすんなって!」

 

「アンタの方も重要な任務じゃねぇか」

 

「そうですよ!そちらも頑張ってください!」

 

「ええ、ありがとうございます」

 

「あれ?それじゃあ香燐とサイはどうするんですか?」

 

「お2人は「ウチ等はお前らと一緒の任務だ!」おや?」

 

声がした方を見ると香燐とサイが来ていた。

 

「皆、おかえり。大変な任務お疲れ様」

 

「おう!」

 

「それじゃあ2人も一緒に大蛇丸捜索の任務に?」

 

「うん、ボク等も参加するよ」

 

「後は残りの6日間で一緒に行ってくれそうな奴らを探していかねぇとな」

 

「さて!それじゃあサプライズと言うかハプニングがあったけどこれで解散しよう」

 

そのまま俺達は解散した。ちなみにカカシは念の為病院に入院となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

あっという間に6日が経った。現在正面の門の前には今回の任務の為にカカシの代役で隊長になったヤマト、カカシ隊第七班のナルト、サスケ、サクラ、再不斬隊第十一班の香燐、サイ、中忍試験の仕事がひと段落したシカマルと八班から来てくれたヒナタが集まっていた。

 

「こんな大人数での任務は初めてだな!」

 

「ああ、しかも綱手の姉さんや自来也様まで一緒だしな」

 

ナルトとサスケの言葉に後ろを向くとそこには、いつもの賭の上着を着た綱手さんと自来也さん、シズネさん、そして俺とミナトさん、シカクさんが集まっている。

 

「うんうん、師匠と一緒に任務に行くなんて思いもしなかったけど相手が相手だからね」

 

「う、うん。でも心強いよね?」

 

「それだけ上層部もここで大蛇丸をどうにかしたいんだろうな・・・三忍のお二人と葉の兄貴まで居んだ、こっちから見れば過剰戦力にしか見えねえし」

 

「そうだね、今回の任務はサソリが会うはずだったスパイと接触、現在大蛇丸がいるアジトの所在の確認、その後アジトに行き大蛇丸の捕縛又は殺害って所かな」

 

「サイ、やっぱその仕事人と言うか暗殺者みたいな事言うなよ・・・どっちにしてもやばい任務だよなぁ」

 

「そりゃそうだろ・・・大蛇丸って言えばビンゴブックにS級犯罪者として載ってる奴だ。葉の兄さん達が居なけりゃ俺等じゃ関わりにならない奴だ」

 

サクラ、ヒナタ、シカマル、サイ、香燐、サスケが話しており、準備が終わりヤマトが皆を集める。

 

「それじゃあヤマト隊出発するよ!・・・葉さんや三忍の方々を前にしてボクが指揮するなんてなあ」

 

「何を言っているんだ?私は木ノ葉に戻って来てはいるが医療関連の仕事しかしておらん、本来なら忍びとして任務を受けるのもあれな年齢だしな。私だから受けられるんだ、こいつもほぼ隠居人だしな」

 

「がっはっはっは!その通りだのオ、ヤマトよ。ワシらを正規の部隊に置いておく方が悪目立ちするからのオ、この方が良い、葉に至っては忍びですらないからの」

 

「ああ〜・・・そうでしたね。葉さん立場的には旅行者でしたもんね・・・それじゃあ行きましょうか」

 

俺達は改めて大蛇丸捜索任務に出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

木ノ葉の里を出発1日、温泉付きの宿に泊まり更に進む、そしてある程度進んだ所で野営の準備を始めた。

 

「ここら辺でいいかな・・・木遁・四柱家の術!!」

 

ヤマトが術を発動させると地中から木が生えて来てそれが木ノ葉のマークが付いた立派な2階建てが出来上がった。

 

「今日はここで野宿だね」

 

「これ・・・野宿って言わないんじゃない?」

 

「本当に木遁忍術を持つ人間は常に旅に同行してもらいたいもんだのオ」

 

「俺も柱間さんも教えてもらったから出来るしね」

 

「・・・やっぱり木遁出来る人っておかしいんじゃないの?」

 

「失礼な、ボクは葉さんや柱間様の様に化け物じゃないからね」

 

中に入り1階が男子、2階は女子が使う事にし、俺が部屋の中に風呂も用意する煙は大精霊達の力で昇らない様にする。

 

「・・・ほんっとに快適すぎませんか?」

 

「気にするな、気にするだけ無駄だ。木遁忍術が便利なのはお爺様の時から知っているが、使い手が2人もいるんだ。こうなるさ」

 

「は、はい」

 

皆が風呂に入り、落ち着いた所でヤマトが話を切り出した。

 

「さて、それじゃあサクラ、葉さん。暁のサソリについて教えてください」

 

「え、サソリの?」

 

「砂隠れからサソリのファイルは一応受け取ったけど奴の性格や言動、仕草や癖なんかがあったらなるべく詳しく教えて欲しいんだ」

 

「ど、どういう事なんですか?」

 

「大蛇丸の中に入り込んでいる暁のスパイは天地橋にサソリが来ると思ってる。すぐに見抜かれるかもしれないがサソリに変化して近づいた方が良いからな」

 

「スパイは相当のリスクを伴う行為だからね相手もかなり慎重になっている」

 

「それに万が一暁の罠って可能性も想定してまずボクが1人で近づく。それでいいですか、葉さん、綱手様、自来也様」

 

「ああ、分かった」

 

「うん、それで良いよ」

 

「分かった、頼む」

 

ヤマトの確認に綱手さん、俺、自来也さんが了承の意を伝えてその日は寝た。

 

 

 

 

 

 

 

更に数日、遂に俺達は天地橋にたどり着いた。橋の中間辺りには既に誰かおりそれが例のスパイだろう。

 

「ヤマト隊長、上手くやってよ・・・」

 

俺達が橋近くの茂みに隠れる中、サソリに化けたヤマトが会いに向かう。

 

「お久しぶりです、サソリ様・・・5年ぶりですね」

 

「(こいつは・・・薬師カブト!)尾行は・・・?」

 

「大丈夫です」

 

「首尾はどうだ?」

 

「順調ですよ。サソリ様の術が解け、自分が何者なのか思い出した時の奇妙な気分が残ってて・・・まだ少し頭が重いです」

 

「それより時間がありませんから手短にお願いします。大蛇丸の目を盗んでここまで来るのも命懸けですから」

 

「ああ・・・アジトの場所と大蛇丸の現在の所在を」

 

「・・・アジトはいくつもあって居場所がバレぬよう一週単位で各所を転々と移動しています。それは勿論音以外の他国にもあって大蛇丸のスパイが入り込んで手引きしています・・・ただ移動手段もまちまちでそう簡単には・・・今は北の湖の小島のアジトに潜伏していて後3日で移動します」

 

「そうか・・・!」

 

「っ!!・・・何だ、野うさぎか・・・所でサソリ様より命ぜられていた例の件ですが・・・」

 

「(マズいな、今のうちに訊き出しておきたいことがもう少しあったが・・・これ以上会話を続けるとボロが出る)」

 

「大蛇丸は転生後も使い捨てた遺体の細胞標本に術でプロテクトをかけてまして、その細胞データを解析する事は出来ませんでした」

 

「そうか・・・」

 

「では・・・直ぐにでも例のモノを渡してください。ボクもこれ以上ゆっくりはしてられません・・・ここでアナタとこうしてる事がバレたらボクは殺されてしまう」

 

「分かった・・・(限界だな・・・もうここら辺でやるしかない!)」

 

これ以上会話を合わせるのかは無理だと判断したヤマトがここで仕掛けようとする。

 

「・・・っ!?」

 

しかしその瞬間、カブトの後ろに突如大蛇丸が現れた。

 

「面白そーな話ね・・・私も会話に混ぜてもらえるかしら」

 

「(尾けられてたかっ!)」

 

俺達もスパイから情報を聞き出してから探そうとしていた本人が現れた事で驚いていると、カブトがヤマトの横まで回避行動をとっていた。

 

「サソリ様が苦無を出さなければ気付かずに逃げ遅れる所でした」

 

「(取り敢えずバレずに済んだが・・・しかし大蛇丸が出て来たか、探す手間は省けたけど・・・)」

 

ヤマトが次の行動を考えていると、カブトは手にチャクラを集中させそれをサソリに化けたカブトに振り下ろす。ヤマトは何とか逃げるが腕を切られてしまう。

 

「(どういう事だっ!?)」

 

「潜影多蛇手!!」

 

空中にいるヤマトに大量の蛇が迫る。蛇に絡まれるがヤマトは木で出来た人形を変わる。

 

「これは木遁忍術での変わり身・・・アナタ、まさか」

 

「大蛇丸様、こいつがサソリの本体ですか?」

 

「いいえ、違うわ・・・カブト、お前サソリの部下だったクセに本当の顔も知らないでいたの?」

 

「いつも傀儡の中に隠れている陰気な奴でしたからね」

 

「・・・どういう事だ!?カブト、お前は暁のスパイの筈・・・サソリにずっと術を掛けられていた筈だ」

 

「そんな術、とっくに大蛇丸様が解いてくれたよ・・・」

 

「サソリの術に掛かったフリをして寝返ったとはな・・・大蛇丸の術に落ちたか」

 

「いや違うな、ボクはただ大蛇丸様のお考えに共感しただけさ。己の意思だよ・・・所でアンタは誰だ?サソリ始末する予定だったのにとんだ手違いだよ」

 

「カブト、この子については後で教えてあげるわ。それより、後ろの子ネズミ達をここへ呼んだらどう?」

 

「(全てお見通しって訳か・・・)」

 

ヤマトがハンドサインで合図を出し、俺達は動く。ヤマト名前にナルト、サスケ、サクラ、ヒナタ、シカマル、サイ、香燐が出ていく。

 

「あら・・・サスケ君じゃない、まさかこんなに速く会えるなんてね」

 

「ああ、俺達ももう一度会うとは思わなかったぜ」

 

「彼を私の元に連れて来てくれるなんてね・・・感謝するわよ、私のかわいい実験体さん」

 

「そんなつもりはないよ、ボク達は確実にお前を対処する為に来たんだ」

 

直後、俺と綱手さん、自来也さんが飛び出し3人同時に術を発動する。

 

「「「口寄せの術っ!!!」」」

 

巨大な煙が上がり、そこから自来也さんが話し始める。

 

「よお大蛇丸・・・久しぶりだのォ!」

 

自来也さんが蝦蟇ブン太、綱手さんはカツユ、俺はマンダをそれぞれ口寄せし、大蛇丸の前に口寄せ三竦みを披露する事となる。そのまま自来也さんは見栄切りを披露しようとする。

 

「怒りに溢れる血の涙!三忍語りて仙忍に!妙木山の蝦蟇妖怪、自来也様たあ「長いっ!」ブフォっ!」

 

気持ち良く見栄切りをしていた自来也さんを綱手さんが殴り飛ばした。

 

「くぉら綱手!見栄切りの邪魔すんなっての!」

 

「五月蝿い!こんな時までふざけるな!!」

 

自来也さんを怒り終えた綱手さんは木ノ葉崩し以来の大蛇丸と対峙した。

 

「大蛇丸・・・」

 

「ええ久しぶりね・・・綱手に自来也。まさかこんな所で会うなんて思わなかったわよ」

 

「ああ、思ったより速い再会に私も驚いているよ」

 

「それに・・・お久しぶりね、葉君。まさか貴方がマンダを呼ぶとはね・・・契約はアンコの推薦かしら?」

 

「ああ、その通りだよ」

 

「マンダ、お前私との契約はどうしたのかしら?」

 

『ケッ、んなもん知るかよ!オメェんとこにいてもいつか改造されそうだしな!そんな事になるより葉のとこにいる方が美味いもんも食えるしな』

 

「あら、残念ね・・・」

 

「大蛇丸!ワシらは頭数を揃えて来たがそちらはどうなんだ?」

 

「あら、私も予想してなかった訳じゃないわよ?」

 

大蛇丸の合図で数人が姿を表す、俺にとっては見覚えのあるメンバーだ。

 

「ねえ重吾、こんな役割振られて災難だね」

 

「問題ない、俺は俺のやるべき事をやるだけだ」

 

「ふ〜ん、君は変わんないねぇ・・・ま、僕としてはあいつが持ってる大刀・鮫肌が気になるんだよね〜」

 

「向こうも頭数は揃ってる様だな」

 

「さーて、暴れるぜよ!」

 

「てめーら、ぶっ殺してやるから覚悟しろやこのゲスチンやろーがっ!!」

 

「多由也、流石に言葉選びがやばいぞ」

 

「うっさーぞ!デブ!!」

 

「そこまでだ」

 

左近と鬼童丸が話し多由也と次郎坊がいつものやり取りをしていてそれを君麻呂に嗜められている。

 

「さて、僕らも行くとしようか。紅蓮」

 

「ああ、大蛇丸様の為に」

 

カブトと紅蓮が話している。俺の知っている原作・アニメオリジナルを含めて役職持ちだったり役割があって出て来た奴らが揃い踏みだな

 

「さて、始めましょうか。総力戦をね」

 

「大蛇丸、お前は悪に染まりすぎた!最早同士じゃねえのォ」

 

「同士・・・フ、薄寒い」

 

「三忍と呼ばれるのも今日限りだっ!!」

 

これより三忍を含んだ総力戦が始まる。




次回は本格的な戦闘を書いていきます
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。