霊と踊る仙人が異世界を謳歌する   作:蔵元優輔

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遅くなりました。


第八十六話

前回、音の五忍衆の君麻呂以外の4人を分断した後、次郎坊・多由也にシカマル・サクラ、左近・右近・鬼童丸にサイ・ヒナタをぶつける。それぞれが状態2になり戦闘力か大幅にパワーアップしシカマル達は苦戦するが持ち前の連携や原作の大戦時に近い戦闘能力を発揮して勝利した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シカマル達やサイ達が戦闘を始めた頃、俺・ナルト・サスケは水月・重吾・君麻呂と戦い続けていた。俺とサスケがそれぞれ水月・君麻呂と斬り結んでいる中、ナルトと重吾は何度も何度も力比べをしていた。

 

「うおおおおおーっ!!」

 

「があああああーっ!!」

 

2人の力は拮抗しており、ナルトはこの状況を打破する為チャクラの衣の尾を3本纏めて太い1本の塊にした。

 

「こん、にゃろう!」

 

「ぐはっ!!」

 

その尾を重吾の頭目掛けて振り下ろす。突然の頭への衝撃に怯んだ重吾にナルトは飛び蹴りを食らわせて距離を取る。重吾は直ぐに立ち上がり雄叫びを上げる。

 

「ぐっ・・・はははっ!テメェも中々やるじゃねぇかっ!殺し甲斐があるぜぇっ!!」

 

「んにゃろう、言ってくれんじゃねえかよこの野郎!・・・多重影分身の術っ!!」

 

ナルトは数十人の影分身を出して重吾に突っ込ませた。重吾は分身ナルトの打撃をものともせず、仙人化により変化した手足を振り回して次々と影分身を消していく。最後に地面に思い切り両手を振り下ろす。地面が陥没する程の威力がありその衝撃で残りの影分身も消えてしまった。

 

「ゲハハハハハっ!!オラオラどうした?もう終いか!!」

 

「くっそー・・・やっぱつえーなコイツ」

 

『焦るなよナルト・・・焦れば奴は更に調子に乗って勢いを増してくる、こいつはそういうタイプだ』

 

影分身を全て倒し高笑いをしている重吾にナルトは改めて強さを実感する。その様子に九喇嘛も話しかけ状況を変えようとする。

 

「それにしてもやっぱ仙人化ってやつは厄介すぎるってばよ」

 

『ああ・・・流石はお前の兄貴分の葉やバグキャラみてーな柱間の使う仙術と源流を同じにする力だな・・・あの理不尽達は極めてるが人の形のままだがな、こっちは形が異形でその場その場で最適な形をとってきやがる』

 

「確かにな」

 

「どうしたっ!体の中のバケモンと作戦会議か?まさか尻尾を巻いて逃げる気じゃねえだろうな!」

 

「ああ!んだとこの野郎!こっちもまだまだこれからだってばよ!」

 

重吾に煽られたナルトが再び一方、サスケの方も君麻呂と激闘を繰り広げていた。サスケは雷遁を纏った草薙の剣で戦っていて君麻呂は手に骨の剣を持ち身体中からも骨を鋭利な刃物として出している。君麻呂も呪印を状態2になっており、その骨の硬度にサスケも

 

「千鳥流しっ!!」

 

鍔迫り合いの中でサスケが千鳥の範囲を広げて当てようとするが君麻呂の驚異的な戦闘センスで瞬時に躱され指先から骨の弾丸が飛んでくる。

 

「十指穿弾!!」

 

サスケも飛んでくる骨の弾丸を千鳥刀で弾いたり千鳥流しで範囲を広げて対処していく。

 

「チッ・・・(千鳥刀でも駄目)ならっ!」

 

「っ!(何か仕掛ける気だな・・・)」

 

「天照っ!!」

 

サスケが天照を発動させ、君麻呂に視線を合わせる。だが君麻呂は瞬時にその場を離れる。君麻呂がいたその場所に一歩遅く黒い炎の天照が現れる。

 

「ちっ、流石にあからさま過ぎたか」

 

「それはそうだよ。特に君たちのような瞳術使いを相手にするんだ、警戒しすぎなんて事はないさ」

 

「ああ、そうだろうなっ!雷遁・稲光っ!!」

 

サスケはすかさず雷遁の雷を空に放つ。その雷が剣の形に代わり君麻呂に向かって降り注ぐ。

 

「舐められたものだな・・・そんな予備動作があからさまな術を使うなんて」

 

しかし君麻呂には通用せず全ての雷の剣を避けられてしまう。しかし全ての雷の剣を避け切った君麻呂に向かって横から突っ込んで来る影が現れる。それは・・・・・今現在重吾と戦っているナルト出会った。

 

「食らえ、螺旋丸っ!!」

 

「何っ!?」

 

いきなりのナルトの奇襲に避ける選択が取れなかった君麻呂は背中から生えた骨の棘で螺旋丸を受ける。受け止めようと踏ん張るが九喇嘛のチャクラを纏った螺旋丸は想像以上の威力があり、君麻呂はそのまま吹っ飛んでいき近くの岩に激突した。君麻呂をぶっ飛ばしたナルトは息を整えながらサスケの横に並ぶ。

 

「はっ、はっ、どうだ!」

 

「ナルト、ナイスタイミングだったぜ。だがアイコンタクトで合図して頼んだけどお前の相手の方は大丈夫だったのか?」

 

「ああ、あのデカいのは今多重影分身100人分の螺旋丸を受けまくって貰ってるってばよ」

 

一息付いたナルトとサスケは不意打ちを仕掛けて貰ったナルトの方の戦いについて話していた。その間も重吾にナルトの影分身の大群が螺旋丸をぶち当て続けていた。幾ら体自慢の重吾でも九尾の衣を纏った状態のナルトの螺旋丸を息つく暇も無くぶつけられ続ければ本体を探す余裕は無いだろう。

 

「そりゃ相手も災難だな・・・まぁそのお陰でこっちは楽になったがな」

 

「こっちも相当ヤベー奴だよな、怪我は無さそうだけど」

 

「ああ、怪我はないんだがこっちのチャクラ消耗が激しくてな。あいつの体から飛び出ている骨を何本も切っていったんだが直ぐに元に戻るし、骨の形成自体はそこまでチャクラを使うわけじゃないみたいだ」

 

『なるほどな・・・サスケ、お前もかなりのチャクラを使っただろ。ワシのチャクラを持っていけ』

 

ナルトの精神と交代した九喇嘛がサスケの手を掴んで調整したチャクラを渡していく。

 

「助かったぜ、サンキューな九喇嘛」

 

『フン、気にするな・・・ナルトも自前のチャクラを度外視してデカいのに使おうとしていたからな・・・そっちもワシのチャクラを貸して大量の螺旋丸に当ててんだ』

 

「ああ、そうじゃなきゃあいつに螺旋丸を当て続けるなんて力技・・・そうそう続けてらんねえってばよ」

 

「だな・・・チャクラを練る掌のチャクラ穴にもかなりの負担だろーし、そのダメージも影分身が消えていけばお前に全部雪崩れ混み続けちまうしな」

 

現状の話をしているサスケ、ナルト、九喇嘛。3人が話している間、一時も目を離さなかった崩れた岩の下から君麻呂が出てくる。

 

「やっぱり螺旋丸1発掠めたくらいじゃ倒れちゃくれねーか」

 

「そうでもないさ・・・君の攻撃で背中の骨は破壊されたよ、直ぐに再生したがね。それに・・・どんな手を使ったか知らないが君は重吾を足止めして此方の戦闘に参戦して来た、それだけで賞賛に値するよ」

 

「そーかよ・・・っ!サスケ、向こうに置いて来た分身が全部やられたってばよ」

 

「そうか、ならすぐにでもこっちに向かってくるな・・・このまま長期戦になったら葉兄さんやヤマト隊長達のサポートも出来なくなる、ここで決めるぜ」

 

「おうっ!」

 

ナルトが分身が消えたことをサスケに伝え、サスケはこの後の事も考えて次で決着にしようと構える。ナルトも掌に拳を当てて同意する。それを見て君麻呂も構えるが遠くの方から爆音が響いてきて3人は其方の方を向くと、今まで以上に腕を巨大化させてチャクラを噴射して突っ込んでくる重吾が見えた。

 

「ヴェハハハハハーッ!!やっぱりコッチに来てやがったな!鬱陶しかった分身を全部倒しても本体が出てこねぇから仲間がいるコッチにいると踏んだが当たってたな!!」

 

凄まじいスピードで突っ込んで来る重吾だったがやはり無傷では無く、数十発の螺旋丸を受け続けたので所々血が流れてスプラッタな感じになっていた。それでも本人は笑っているのでかなりキツイ事になっている。

 

『2人共、来るぞっ!』

 

「「おうっ!!」」

 

九喇嘛の声に2人は答えてチャクラを練り上げていく。そしてナルトは4本目の尾を出しながらチャクラの衣の状態2になり、サスケは須佐能乎を固有の能力が使える第2形態で出す。

 

「「ウオラアアアアアッ!!!」」

 

「鉄線花の舞・蔓!」

 

ナルトと重吾が激しい攻防を繰り広げる中、君麻呂は背骨を丸ごと引き抜いて鞭のように使用する鉄線花の舞・蔓を使用する。君麻呂は鉄線花の舞・蔓を伸ばしてサスケを須佐能乎ごと巻き取り身動きを封じようとするが須佐能乎の力に耐えられず破壊されてしまう。

 

「炎遁・須佐能乎加具土命!!」

 

すかさずサスケは須佐能乎の矢に形態変化させた黒炎をまとわせて放つ炎遁・須佐能乎加具土命を放つ。だが原作ほど使いこなせているわけではなかったのでタメが長くその間に大量の骨を広範囲に発生させる早蕨の舞を発動させる。大木の様な骨が向かってくる中須佐能乎の矢が骨を粉砕しながら君麻呂目掛けて進んでいくがサスケは既に次の場所目線を向けていた。サスケが見ている場所には腕に螺旋状に絡みついた腕を構えた君麻呂が真っ直ぐに突っ込んできていた。君麻呂は早蕨の舞を使った後直ぐに移動して次の術の準備をしていた。君麻呂を捉えたサスケは左手に千鳥を発動させて君麻呂目掛けて突っ込んでいく。走りながら右眼の万華鏡写輪眼の瞳術、炎遁・加具土命を使って千鳥に炎遁を加えて新しい術を発動させる。

 

「鉄線花の舞・花!!!」

 

「建御雷神っ!!!」

 

サスケの黒炎を纏った黒い雷の突きと君麻呂の螺旋状の骨による突きが激突する。最初は拮抗しているが全てを焼き尽くすまで終わらない黒炎により骨の槍が徐々に溶けて来ていた。

 

「くっ」

 

「ウオオオオオッ!」

 

サスケは勢いを付けて左手を振り抜き君麻呂の骨の槍を粉砕した。

 

「ぐはあああああっ!?」

 

君麻呂は黒炎に身を焼かれながら吹っ飛んでいく。それと同時にナルトの方でも重吾に向けてナルトが高く跳び、螺旋丸をぶつけようとしているのが見える。

 

「大玉螺旋丸っ!!」

 

「へっ!それは聞かねえって分かんねえのか!」

 

重吾が耐え切ろうとする中、ナルトは胴体部分から上半身を新たに生やして螺旋丸にチャクラを注いでいく。螺旋丸はみるみる大きくなっていき原作の超大玉螺旋丸の大きさに達した。

 

「なっ!?」

 

「食らえ、超大玉螺旋丸っ!!!」

 

「グアアアアアッ!!!」

 

超大玉螺旋丸の圧倒的質量によって押しつぶされる重吾。そのまま超大玉螺旋丸が爆発しナルトは赤いチャクラの衣の状態に戻りゴロゴロと後ろに転がってしまいサスケの横につく。

 

「「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ・・・」」

 

君麻呂と重吾が立ち上がらないことを確認して2人共地面に大の字で横になる。

 

「やったな、サスケ」

 

「ああ・・・だが思った以上に苦戦したな・・・俺達が持ってる手札を結構使ったな」

 

「ああ〜、まだまだ修行が足りねえってばよ・・・ん?」

 

2人が一息付いていると突如黒い雲が空を煽っていき更に雷鳴まだ轟いて来た。

 

「なあ、サスケ・・・なんか空にメチャクチャ黒い雲が出て来てんだけどさ・・・しかも雷も鳴り出したし」

 

「分かり切った事聞くなよ・・・ここまで自然に干渉する力を持っているのは葉兄さん位だろ・・・雲が出てるのに雨が降る様子は無い、という事はスピリット・オブ・サンダーだろうな。もうすぐ決着が着くだろうから皆と合流して行こう」

 

「おうっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方時間は戻りナルトとサスケが戦い始めた時、俺も水月と戦いを繰り広げていた。

 

「ナルトとサスケも戦いを始めたか・・・・」

 

「よそ見してる暇あんのかねぇっ!」

 

俺がサスケとナルトの事を考えて動きを止めていると水月が兜割を構えて落下してくる。俺はそれを見もせずに躱していく。

 

「残念だけど、俺には持霊達や尾獣達が付いてる。俺が見て無い所は皆が見ていてくれるから俺に死角は無いんだよ」

 

「・・・ハァ、だからさぁ言う事やる事が反則と言うか理不尽なんだよねアンタ」

 

水月が本当にうんざりした顔をしている。まぁ俺も死角のない敵なんて相手にしたくないよなぁ。

 

「まぁお前さんには同情するけどこっちも戦う理由があるんでな・・・覚悟してくれ」

 

「は〜あ・・・笑えないねぇ」

 

「飛天御剣流「龍槌閃」!!」

 

俺は水月の真上にジャンプし鮫肌を上段に構える。そして緋村剣心の十八番、龍槌閃を放つ。その威力は凄まじく鮫肌の大きさ重さも相まって技を受けた地面が陥没し衝撃が蜘蛛の巣状に広がっていく。だが水月も威力を直感的に感じ取り回避した。

 

「ぐっ、!」

 

「まだまだこっからだぞ!飛天御剣流「土龍閃」!!」

 

俺はそのまま土龍閃を放ち鮫肌によって地面の土石を衝撃波と共に放つ。ただでさえ巨大な鮫肌で使用したから、原作の剣心が放つ土龍閃より大きく広範囲に広がり水月を襲う。

 

「ちょ・・・ちょっとちょっと!いくら何でも強すぎない!?何かアリの中に象いるんだけど!!「いやいや、そんなモンじゃないよ?」はっ?」

 

水月が俺の声がする方を向くと鮫肌と縫い針を持った俺が斜め後ろにいた。俺は土龍閃を打った後、縫い針を取り出し左手に鞘に差した日本刀の様に構えてその場で右足を軸にして回転、1回転した所で飛天御剣流の飛刀術・飛龍閃にて水月の真横に飛ばす。そして飛ばした縫い針に飛雷神の術で跳び水月の

近くに現れる。

 

「飛天御剣流「龍巣閃」!!」

 

「ぐあああああっ!!」

 

近くに現れた俺に驚いていた水月だが、俺の放った龍巣閃による全身への連続攻撃により真下に向かって吹っ飛ぶ。水月は地面に当たって水たまりになってしまったが直ぐに人型に戻って行った。

 

「ぺっ、ぺっ、ぐっ、クッソ〜強すぎんでしょ」

 

「そりゃかなり鍛えてきたからな、そうそう負けてはやれんさ・・・・・ん?」

 

俺は動きを止めてある方向を見る。その行動に水月は訝しんで聞いてくる。

 

「ん?どーしたんだい?急に止まっちゃってさ」

 

「ナルトとサスケは君麻呂と重吾を倒せたか、それに皆も・・・なら、俺もそろそろ出し惜しみは無しだな・・・スピリット・オブ・サンダー!ヒトダマモード!」

 

皆が勝った事が感じられたので、俺も奥の手を出すため準備に入る。

 

「オーバーソウルっ!!!」

 

俺の掛け声と共に頭上に掲げたスピリット・オブ・サンダーから電気が鳩走り俺を包み込み球体上になっていく。そして球体が弾けて俺の姿が顕になる。

 

 

 

 

 

 

 

胴体部分は今までの七大精霊と同じ仕様で胸部にスピリット・オブ・サンダーのが付き背中にガイキングLEGEND OF DAIKU-MARYUに出て来るライキングの様な展開式の補助翼・Gウイングが付き、腕全般もライキングで爪部分は爪では無くアルトロンガンダムのドラゴンハングをより鋭利にした物が付く。腰から下はバルキングの下半身部分のパートIIに上半身のパートIが装備されている様な形になっている。背中には円状の噴射口型のパーツが翼の中心部分に付き雷で出来た光輪が追加されていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「甲縛式O.S!(オーバーソウル)S.O.S(スピリット・オブ・サンダー)・轟戦(ごうせん)!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水月は雷の球体から俺の姿を

 

「な・・・・・何なんだよ、それは」

 

「俺の奥の手の1つさ、そして・・・これでこの戦いも終わりだ」

 

「んなっ!?体がっ!!」

 

水月が逃げようとするが足がその場から動かず、それどころか全身が動かなくなっていた。水月が自身に何が起こったのかを確認する為、目を動かすと俺の体から雷で出来た蜘蛛の巣が広がっておりそれに絡め取られている。

 

「雷刃・網雷円・・・もう腕1本動かせないよ」

 

「マジかよ、くっそ・・・」

 

「これで終わりにしようか・・・・・無明神風流奥義・・・白虎っ!!!」

 

俺は腰元に構えた鮫肌を振り抜き白き獣を模した神風を放つ。水月には自分に向かってくる巨大な白い虎が見えているだろう。

 

「(なっ!?何だよあれ・・・チャクラを感じない、あれは術じゃ無いのか?だけどとんでも無くヤバいのは分かる、逃げなきゃ!っ!?)」

 

一撃目で発生したすさまじい剣風に引き寄せられ、強烈なカウンターとなる二発目で大ダメージを受ける。その眼で魅入りしもの全てをその爪で引き寄せその牙で引き裂く。それが無明神風流四大奥義の1つ、白虎だ。今回は猿飛サスケの雷刃・網雷円によって捕らえていたので1発目が当たったのだがな。

 

「お前も触れただろう・・・白虎の爪牙にっ!!」

 

「ぐっ、そんな・・・この僕が・・・」

 

技に乗せて雷の力を上乗せした鮫肌を当てたので、水月はそのまま倒れて気絶してしまった。

 

「ふう・・・これで終わったな。さて、俺は自来也さんと綱手さんの方へ向かうか。皆も戦闘音とかで真っ直ぐ向かって来れるだろう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達が戦闘を始めたのと同時刻、ヤマトと香燐も大蛇丸の援護に向かおうとするカブトと紅蓮を抑えていた。

 

「本当に強いね・・・流石は先輩とやり合えてただけはあるね」

 

「フン・・・思ってもない事を言うもんじゃないよ。乱戦だった上に」

 

ヤマトとカブトが苦無で鍔迫り合いをしている中、香燐と紅蓮が晶遁忍術を撃ち合っていた。

 

「晶遁・六角手裏剣・乱舞っ!」

 

「くっ、晶遁・翠晶壁!」

 

「ちっ、まさか晶遁を使える奴が他にもいるなんてね」

 

「自分だけのもんだとでも思ったのか?土影の爺さんも先代から習って塵遁覚えてんだろっ!」

 

「ちっ、面倒だね!こうなったら・・・晶遁・翠晶分身の術、そらいきなっ!」

 

水晶分身で隙を作った紅蓮は香燐から距離を取り術の準備に入った。それを見てカブトがヤマトを香燐の方えと蹴り飛ばした。

 

「ふふ、さぁ君も閉じ込められていきなよっ!」

 

「何っ!」

 

「さあこれで終わりだよ!晶遁・翠晶迷宮!!」

 

隙を付き紅蓮が相手を水晶の迷宮に閉じ込める晶遁・水晶迷宮を発動させる。森の一区画を覆う程の巨大な迷宮にヤマトと香燐は閉じ込められてしまった。

 

「くそっ、閉じ込められた!香燐解除は出来るかい?」

 

「干渉するのは簡単だと思うけど解除は時間が掛かると思う」

 

「フン、これでどうだ」

 

「良し、これで邪魔者は動けないな。僕等は大蛇丸様の元へ『お待ちなさい』っ!?」

 

カブト達が大蛇丸達の所に行こうとすると声が聞こえてそちらを向くと巨大な刀が振り下ろされ結界を破壊してしまう。

 

「何っ!」

 

「何だ!あたしの結界が破壊された!」

 

「これは・・・」

 

「あれは」

 

「もしかして」

 

『お2人共、ご無事ですかな』

 

「「「「っ!」」」」

 

4人が声のした方向を向くと巨大な刀・鬼殺しを構えたキセルを咥えた着物を着こなす猫又・マタムネがそこにいた。

 

「「マタムネっ!!」」 

 

『はっはっは、さあ・・・仕切り直しと行きましょうか』

 




次回はヤマト・香燐・マタムネ対カブト・紅蓮の戦い、そして三忍の戦いを書いていきたいと思います。
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