しばらくは日常回です!!
まったりした感じをどうぞ。
六月。
「はい、終わり。テストを後ろからまわしてくれよ」
俺は書き終えたテストを前の席の奴に渡す。
期末も百点かな?
「アヤノどうだった?」
気楽に左を向くと、夏が近いからか、それとも自分の将来を危惧しているのか、汗をだらだらとかいていた。なんとなくその光景をみて理解してしまった。
「あ~。なんだ、そんな日もあるって。大丈夫だよ」
軽い気持ちで励ましてやったが一向にアヤノの顔色は変わらなかった。
「アヤノ?」
「……シンタロー……。国語ってわかる?」
「は?現代文と古典は明日だろ?」
「そうだけど!シンタローはできるの!?」
何をそんなに怒っているのか、いや怒ってなどはいないだろう。どっちかっていうとやけくそな感じである。
「いや、一応できるけどっ」
全てを言い終える前に両肩をがっちりと掴まれ動けなくされた。
「お・し・え・て!!」
「なんでだよ!?」
「え?違うの!?」
「この子の心情を読むんだよ!!」
「きっとこの子もこう思ってるって!!」
「お前の考えは聞いて無いんだよ、ココ!ココに気持ちが書いてるだろ?これが答え」
「絶対に違うよ!この子だったらこう考えるよ!!」
「だからなんでだよ!!」
俺は頭をかかえる。
せめて普通に問題を解いてくれ。
まさかの主人公の心情が述べられている部分を書くのに、このあほの子は主人公の考えを妄想して書き出している。答えを言っても理解してくれない。
この頭脳よ、アヤノに勉強を教えれる最善策をくれ。
「はぁ~……」
現在午後四時。学校が終わってすぐに最寄りのファーストフード店に向かった。しかしアヤノは家に来いとか言った、男の子を家に連れていくのはどうなのかと聞いたところ。「え、なんで?」なんて言ってきた。いやいやながらアヤノに引きずられて、楯山家へ。
家につくと出て来たのはアヤノのお母さんが出てきた。
『なになに?アヤノもう彼氏でもつくったの?』
『ち、違うよ!』
『楯山彩花よ、アヤカって呼んでね!」
『よ、呼び捨てですか?』
『楯山家は家族が多いからね、楯山だったらケンちゃんもいるしね』
『わかりましたアヤカさん。如月伸太郎です』
『よろしくねシンタローくん』
なんてことがあった。
ケンちゃんは誰なのだろうか。
「シンタロー、ここはどうするの?」
「助動詞の表を見ろ」
古典の教科書の見開きを見せつける。
だいたい古典なんて暗記モノである。特に考えることもないと思うが、覚えるのが大変なのであろう。今はこの頭脳だがら言えることだが、昔は助動詞一つ覚えるのにも一苦労だった。アヤノの気持ちはわかる。
「とりあえずがんばれ」
俺は立ち上がる。
「ど、どこに行くの!?まさか帰っちゃうの!?」
「違う、お手洗い借りるぞ」
「そ、そういう事かぁ~」
アヤノの部屋を出る、出るときに部屋から出て左のつきあたりのドアだと教えられた。
さすがに勉強を教えるのには時間が足りない。テストは明日、助動詞の意味を覚えて活用形も覚えて感じと読みも覚える、それぐらいだろう。
「おう少年、勉強はどうだい?」
「えぇ、なんとも難しい状況です」
俺の感想を聞いてアヤカさんは豪快に笑った。
「あの子は昔から勉強だけはダメダメだったからねぇ~」
ならばなんとかしてください。
彼女、このままだと補習コースまっしぐらですよ。
「まぁ頼むわ。アヤノは昔っからあんなのだし」
「はぁ~……」
俺はいまいちよくわからず返事をした。
アヤカさん登場。
アニメでは鬱回でしたね・・・
個人的に死因など詳細がわかってよかったと思っています。