俺の知っているカゲロウデイズと違う   作:シャラシャラン

4 / 9

今回は2パートに分割。


第四話

 

 

 

 

無事期末試験も終わり。

アヤノはなんとか補習だけは免れた。

俺は全教科満点という点数をたたき出した、やったね。講師からはおどろかれた、さすがに全教科満点となる人は今までいなかったらしい。クラスメイトからもおどろかれ、『天才のシンタロー君』というレッテルがつけられた。

 

今は七月。

夏休み中である。

宿題は最初に一週間ですべて終わらせた。自由課題では適当に歴史関係でレポートをつくった。

なので今は絶賛暇なのである。

まだまだ一ヶ月近く残っているのである。男友達から電話やメールで誘われ遊びに行ったりもした。主にゲーセンとカラオケだった。高校生だったらバイトを入れれば暇でなくなり、社会経験もできてお金も入るという素晴らしい事ができるのだが、俺は中学生である。

 

 

 

「なんかやってみるか」

 

俺はそのときに始めてゲームというものに手を出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっべぇッ!楽しすぎる!」

予想以上に盛り上がってきたシューティングゲーム、ブラスト・バレット・オンライン(略してBBO)。FPSというものに分類されるシューティングゲームである。機器はマイ・改造パソコン(暇つぶしで作った廃スペックPC)。この一週間基本的に家にこもりキーボードを叩いている。ゲームパッドなるPCゲームようのコントローラーもあるらしいがゲームによって変えてある。

今俺が遊んでいるのは日本で今一番有名なシューティングゲームである。年齢制限はないので大丈夫。最初はあまり気乗りせずダウンロードし遊んでいたが、今ではランキングに乗るほどやりこんでいる。

しかもこのゲーム大会もあるらしい。俺が始めたときにはもう終わった直後だったので次に開催されるときは出場しよう。

 

「ふぅ~……」

一戦終え、マイ冷蔵庫にある炭酸飲料を取り出しのどに流し込む。

戦績は28キル3デス15アシスト。

よし強くなっている。チャットで「おつでしたww」と書いて退室する。

 

結構神プレイに分類されると思うのだが。

一度動画を録画して、動画サイトに出してみるか。

 

~♪~♪♪

 

流れてきたのは電話の着信音。

「もしもし?」

『もしもし、シンタロー?』

「ああ、そうだが」

『明日暇かな?』

「暇だといえば暇になるな」

そう言ってパソコンの画面を見る。

別に一日ぐらいゲームなんてしなくてもいいだろう。しかも隣の席の女の子からのお誘いだ。一人の男として断るわけにはいかない。

『じゃぁ一緒に行こうよ、妹さんも連れてきてもいいよ?』

「え?どこに行くんだよ」

『夏だよもちろん――――――』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱ最高だね!!」

 

日に照らされながら言う。

 

夏だから行こう!

どこに?→海に!

っておかしくないか?暑すぎる。

 

「よーし到着!」

 

アヤカさんが車の扉を閉めて言う。

その前に、

「この子達紹介してもらっていいですかね?」

俺は後ろの席から出てきた子供たち三人を見る。なんでそんなに俺をにらむのか、なんか悪い事したか?

「近所の子供ですか?それともあれですか、犯罪ですか?」

「違うわよ、私たちの子供よ。ちょっと事情があるけどね」

アヤカさんはそう言ったあと軽くウィンクした。なにやら言いづらいことがあるらしい。

「ほら自己紹介しなさい」

「木戸つぼみです」

「瀬戸幸助」

「鹿野修哉です」

 一人ひとりていねいに自己紹介をしていく。

「俺は如月伸太郎だ、よろしく」

 一応俺も名乗っておく。

 

そしてもう一人を指さす。

「この人は?」

俺は車の助手席に座って眠っているメガネの男性を指す。

「ちょっと待ってね、ケンちゃん!」

 

そう言って思いっきり男性の頭を殴る。

バシンッ!そんな音だった。

え?あれ大丈夫なの?と思ったが男性は何事もなかったかのように起き上って車から出てきた。

「あ」

男性はそう言ってきた。俺は何もいわずに軽く会釈をしようと思ったが、

 

「よくも娘をたぶらかしよってぇぇぇええ!!」

 

つっこんできたので、本で読んだ武術で投げ返しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんねシンタローくん。うちのケンちゃんが迷惑かけたわね」

「いえ、お構いなく。あともうそろそろ離してあげたほうが……」

「いいの!これぐらいしないとね」

「アヤカ、もうおれ……」

 

目の前には首を絞めるアヤカさん、それ以上やると旦那さん帰ってこれなくなりますよ。

いや本当に、そんなニコニコした顔でやっても。

 

「シンタローくんは幸助と修哉を連れて先に更衣室に行っておいてね。後で私たちも行くわ」

 

 

 

 

 

 

 

と、言われて小さなボーイズを連れて更衣室に向かった。

 

「何かあったら言えよ、一応年上だからな」

「は、はい」

たしか幸助といったか、幸助くんはちょっとびびりながらも自分のかばんを持って先に入っていった。俺ってそんなに怖い人かな。

「いやぁ~すいません。セトはちょっと人間恐怖症というかコミュ症というかそんな感じのものを患っているんで、俺たち以外の人と話すのも久しぶりなんで気を悪くしたらごめんなさいね」

「そうか」

そしてなんだそのイライラするような顔は、殴りたくなるな。

「じゃ僕も行きますんで」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男子は全員着替え終わり、砂浜にシートをしき傘を刺す。

暇である、先ほどぼろぼろになったメガネの男性、楯山ケンジロウという、彼が来た。いわく女性陣は着替えに行ったらしい。女性は時間がかかるだろう。

『お前にアヤノはやらんからな!!』

俺は中学生です、ケンジロウさん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。