「『…は?』」
いや、え?
胃袋?
食うの???
(えっと、だからなー?)
そこから悟さんは説明を始めた。
なるほど、捕食者の胃袋の中で、無限牢獄の解析をして、ヴェルドラは中から脱出を試みる…という感じか。
無限牢獄だけ食べるのは無理だけど、無限牢獄ごとヴェルドラを食う、というのなら行けるかもね!
(よし、いいな?それじゃあ始めるz…)
『待て!その前に、我が貴様らに名前をつけてやろう!』
この世界では、名付けは特別な物らしい。つけてもらう代わりに、私達もヴェルドラの名字的なやつを考えろ、だってさ。
(うーん…嵐って英語でストームだよな?イマイチだな…。)
「あっ、あれは?て、テン……」
(あぁ、テンペスト!!いいじゃん、テンペスト!!!)
『おお、決まったようだな!では、先にこちらからつけてやろう。そっちのスライムには「リムル」の名を、猫には「ミシュア」の名を与える!我の名は…。』
「ヴェルドラには、テンペストの名前をあげるよ!」
(ヴェルドラ=テンペストを名乗ってくれ!)
『テンペスト…テンペスト…!!いいではないかああああああ!!!!』
「うっ、うるさいヴェルドラ!!」
『ん、ああ、すまんすまん。』
(リムル=テンペスト…!絵奈は、)
「ええ、ミシュア=テンペストを名乗るわ!(ニコッ」
(うっ、か、可愛い…。)
「おい、何考えてんだテメー。」
(いっ、いやーなんでもー。)
棒読みすぎるでしょーよ。
…さて、ミシュアか。ヴェルドラセンスあるじゃんっ!!ふふっ!
(よし、それじゃあ、今度こそ始めるぞ。)
『頼んだぞ!…そう長く待たせずに、また相まみえようぞ!!』
「さっさと脱出してきてよね!!」
(…捕食者!!)
「静かだね。さっきまで、私達と話してたって言うのに。」
(あぁ、そうだな。)
「…行こうか。この洞窟から出ましょ。それに、捕食者と悪食者でここに湧くモンスター達を食べて、スキル奪っといてもいいし。どうする?」
(うーん…外に出て速攻でやられるとか困るからな…。モンスター、見た目的にだいぶアレなんだが…。)
「生きるためには仕方ないよ。さ、行こ。」
(お、おお!)
そこから私達は、エビルムカデとかいうでっかいムカデを食べて「麻痺吐息」をゲットしたり、麻痺吐息でブラックスパイダーを倒して、見た目がやばくなりながらも捕食・悪食して粘糸・鋼糸を手に入れたり、あっ、何より、リムルが発声器官を手に入れたんだよ?!とあるモンスターのものをいただいてね♪
あとは、途中でリムルが湖?的なところに落ちちゃったから、色々やってたら「水圧推進」っていうスキルとか手に入れてたな。
試しに水を吐き出したら「水刃」って言うスキルとか。
…覚えきれてないや。いやまぁ、ノゾクモノさんに聞けばわかるんだけどね?
「あっ、門があるよ!」
(本当d……っ、ミシュア、こっちだ!)
「っ!分かった!」
そこから、冒険者らしき風貌の男2人、女1人が出てきた。
私は完全な人化ができるけど、リムルはまだ人間なんて捕食してないからね。ま、リムルが人間を食うことはあんまりない…というか、ほぼないと思うけど。
冒険者らしき3人がしばらくして過ぎ去ってから、私達は門の外に出た。
「わー!久しぶりの外の空気はサイッコーだねっ!!」
(だなっ!!)
「…こっちであってるんだよね…?」
(あぁ、うちの大賢者もそっちの智視者もそう言ってるんだろ?大丈夫だって!)
「いや、あの…。めっちゃ向こうの辺りから何かの集団が来てるんだけど…。多分ゴブリンかな…?」
(えっ?あっ、本当だ!!かすかに気配が…魔力感知にもギリギリ引っかからないくらいなのに、すごいねミシュア!)
「別に、こう言うの得意だからさ(笑)」
(…あ、あのさ。あんまり人前で笑わない方がいいと思うぞ?)
「なんで?」
(俺はんなこともっちろんしないし、あ、出来ないか…。…とにかくしないけど、誰かに見られてたら、何が襲ってくるか分かんないしな。ここの魔物の戦力も、洞窟内だけしか知らないし。)
あ、なるほどな。んで、出来ないっていうのは…。
(スライムには性別がないしな。というかあっても無理だ。)
「なるほどね。別に感情を抑え込むのは簡単だから、笑わないようにするのは行けるよ。口調は別にいいよね?」
(ああ。)
私は真顔に戻して、スタスタと歩いて行った。
(あのさ。)
「…何?」
(……追いつけないからさ、持って運んでくれないかな?)
「…はい…。」
まぁ、重くないからいいか。
あ、ゴブリン(仮)めっちゃ近づいてきた。
「リムル、ゴブリンが大分来てるよ。どうする?敵意はないらしいけど。」
(敵意がないならいいんじゃないか?)
「分かった。」
「グガッ、強き者よ!この先に何か用事がおありですか?」
…面白くなりそうだな。フフッ(ニコッ
私は心の中で微笑みながら、冷徹な眼差しをゴブリンに向けた。
次回からはもう、ゴブリン村へと入るわけですが、その前に説明回入れようかと思ってます。
一話の前に入れますが、色々名前とか出てきちゃうんで、この三話まで読んでからの方がおすすめだ、と説明回の前書きにも入れる予定ですw
それでは、また次回!
もしかしたら四話に行っちゃうかもです!!((オイ