火の時代が終わったのに未だに生きてるんだが?   作:安息を世界に

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今回は(掲示板じゃ)ないです。
三人称視点………だと思います。
サブタイはテキトウです。


不思議な人達

多くの木々が生い茂り、多くの生物が存在している中に巨大な防壁がある。

それは神によって創造されたヒトと呼ばれる存在によって建造された。そして、その中でヒトは防壁の外のある存在に対抗するために知恵を付け、そして神を崇めている。

彼らは強かった。教えればある程度繰り返せば覚え、それを行える、それは他の生物にも出来るが、彼らはそれを他と比べ、短時間で覚え、そしてそれを行うだけでなく、応用することが出来た。彼らは圧倒的なアドバンテージを手に入れた。だが生きるもの、必ずしも弱点というものがある。それが穢れだ。そして穢れは生きるもの全てに宿っている。しかし、彼らは神によって創造された存在、穢れというものが無いに等しいほど少なかった。そのため長寿の範疇をこえ一種の不老ともいえる存在であった。

だが、彼らの穢れが無いのと同様に殆どが穢れで出来ている存在もいた。それが妖怪というモノであった。彼らにとってヤツラ妖怪達は天敵といえる存在であった。彼らヒトにはない強大な力に加え、その力が強いほど彼らヒトと同等の知能を身に付けているモノもいた。

ヒトの知恵だけでは彼らには敵わないと危険視した神はヒトに特別な力をもたらした。それが、霊力と呼ばれる力である。ヤツラの持っている妖力とは対なるヤツラに特攻のある力である。

これにより、ヒトと妖怪は拮抗し、そして安定しているのであった。まぁ、それは何千年も前のことなのだが。

 

 

 

時を戻して現在、都市の中にある研究所、その所有者ある少女……?少女でいいのか分からないが少女でいいだろう、その少女八意××又を、八意永琳は現在研究所にいる6人組について考えていた。

 

(彼らは一体何者?装備の殆どが一昔二昔のものばかり。飛び道具に関しては霊力も何もない弓矢ばかり。でも、一部の武器は特別な力を持ってる。部屋に剣を刺そうとしたときは、どうかと思ったわ。根気強く頼んできたから、取り敢えず庭に刺してもいいことにしたのだけれど、刺して周りに白い欠片を撒き始めて……あれは遺骨でしょうね。それも人の。あれを見て彼らは私達の敵なんじゃないかと思ってしまった。撒いた後に手をかざしたと思ったら、遺骨から火が出てきたから、何をしたのかと聴いたら、篝火を作ったと言っていた。何故かざしたら火が出るのかとか、なんで遺骨が火をだしたのかとか、なんで遺骨を使っているのかとか、色々と聴いてみたのだけど、原理は彼らも分からないと。そして何故篝火を付けたのかと聴いてみたら、休憩するためだと言われた。篝火に何か特別な力があるのか聴いたら、灰にとって篝火がなければ死んだも同然だ、と言った。『灰ってなんなの』とちょっと我が儘口調で言ってしまったときは、内心子供っぽくなってたと思ってちょっと恥ずかしかったけど、彼らは淡々と答えてくれた。)

 

『火の無い灰、かつて昔、始まりの火というものがあった。しかし、その始まりの火はいつか消えるものであり、それを恐れた古き神の王は自らを薪として、その火を継ぎ、火の時代を延命させた。そして、王は薪になる前に、自分が火を継いだとしてもまた火が消えてしまうだろうと。そうならんために火が消える前に新たな薪をくべ、火を存命させろと。そして、火が消える前に誰かが火を継ぎ、火の時代は長く続いた。気付けば長い時が経ち、世界は崩れてゆき、遂には薪の王とされた者は火を継ぐのを拒んだ。そのため、かつての薪の王を蘇らせ、それを薪にしようとするも、彼らもそれを拒否し、それぞれの故郷へ帰って行った。それを連れ帰り、その薪を使って火を継ぐために不死となり蘇った存在だ。』

 

「火の無い灰。そして、火の時代……私達よりも前に文明が栄えていたなんて。月読命に報告しなきゃね。」

 

え?永琳のシーンがこれで終わりなのかって?灰達のシーンでも出ますよ。……多分

 

 

 

 

 

ということで、視点は変わって灰達。各自篝火を使って準備をしながら、久しぶりに人間としての生活を謳歌していた。

 

「篝火も安心するが、久々のベッドは格別だな!」

 

そう言い、ベッドに沈む竜狩り鎧。当然防具は脱いでいる。

 

「久々の風呂は気持ちがよかったな。」

 

風呂上がりで若干髪に湿気が残っている玉葱こと、カタリナ騎士。

 

「鍛治屋が無いのが少し痛いな。」

 

「そういや、強化したいのがあったんだっけ?」

 

「あぁ、まぁ、期待はしていなかったがな。」

 

と、竜狩り鎧と軽く話しながら部屋の隅で武器に修理の光粉をかけている上級騎士。

 

ガラ「つら。ヘイベッドォー。」

 

「鎧とれ。風呂入れ。」

 

「えぇ……めんどくさ。」

 

「お前の鎧は特に汚いんだよ。」

 

部屋に入ってそのままベッドインしようとした狼騎士をカタリナ騎士と竜狩り鎧が止める。流石にその鎧でインしてしまえば汚れるだろう。アルトリウスには悪いが。

 

「竜人と逃亡騎士は?」

 

「篝火移動してタイマンしてる。」

 

「はぁ、少しは休めば良いものを。」

 

 

 

 

 

 

森奥、うっすらと森のなかを照らす篝火と2つの影。逃亡騎士と竜人である。

 

竜人は竜化しており、光る竜体石を使い周りの木々を吹き飛ばしていた。逃亡騎士それをタイミングよくローリングし、クレイモアを突き出した。流石に予測していた竜人はパリィではなく、クレイモアを受け流した。これはゲームではない。ゲームのモーション通りの行動以外のことも出来る。だからこそ受け流したのだ。パリィが決まったとしてもゲーム通りに怯むことなどそうそう無い。それに次の攻撃が待っている。逃亡騎士は両手にそれぞれクレイモアを持っている。その内の片方を突き出している状態である。下手にパリィしたとしてももう片方のクレイモアを喰らいかねない。それに、パリィで弾いた反動を使って回し斬りをしてくる可能性がある。受け流しが一番の安全策だったのだ。そして案の定、逃亡騎士はもう片方のクレイモアで竜人に斬り付けた。竜人は使っていない左手のセスタスで受け流し、空いた腹を蹴り付ける。

 

「ぐっ…」

 

「おらぉ!まだまだぁ!」

 

蹴りを食らった逃亡騎士はバックステップし、体制を整えようとするが、クレイモアよりも軽く、取り回しが効くセスタスを持っている竜人は逃亡騎士よりリーチは短いが、動きが速い。

 

「が、ぐ、く…づっ…!」

 

セスタスの猛攻を受ける逃亡騎士。

彼は普段から大剣等の威力があり、かつ、リーチが長いものを使っているため、武器は殆どが重く、そして大振りの物が多い。そのため、動きが速い敵などにめっぽう弱い。しかし、その分、耐久を上げているため、攻撃力が高くないものはそう問題ない。だが、竜人のセスタスは最大強化しており、その上、先程咆哮を使っているため、低くないダメージを殴られるたびに喰らっている。逃亡騎士もただ殴られている訳ではなく、隙を伺っている。一瞬竜人の猛攻がやんだその瞬間、逃亡騎士は竜人に蹴りをかました。

 

「ぐぉ!?」

 

「ふっ!」

 

蹴りを喰らって怯む竜人。それを見計らって逃亡騎士はクレイモアを一つ竜人に投げつけた。

 

「がっ!?」

 

当たったのは刃ではなく握り手の先であった。しかも、当たった場所は頭である。絶対に痛い。そして、逃亡騎士は残ったクレイモアで構えをとり、踏み込み、からのかち上げ突き、クレイモアの戦技(強)を繰り出した。

 

「がぁぁ!!?ぐ…あぁ……」

 

竜人の竜化が解け、体は光となって消えていった。決着が着いた証拠である。しばらくして、篝火から竜人が現れた。

 

「はぁぁ!負けたぁ!」

 

「セスタスは…強いのかあまりわからないな……」

 

「いや、お前が打たれ強いだけだろ。てか、クレイモア投げてきたし、あれ十キロくらいなかったか?」

 

「どんなときも……状況を打破するためには…色々な手段を使うべきだ…」

 

「えぇ……てか、俺セスタスだけなんだけど」

 

「竜体石とか…竜頭石とか…応用すれば強いだろ…なんでゲームのモーションだけにしているんだ…それに…鎧が無いんだから…他の武器も使えばいいだろう?………縛る意味がわからん。」

 

「なんかいいじゃん。」

 

「…はぁ…取り敢えず……向こうに戻るぞ。」

 

「りょ。」

 

相変わらずの価値観に呆れながらも、竜人(竜化はしていない)と一緒に篝火を使い、研究所に戻る。

 

「へぇ…あのときのやつは人間だったのか…あんな人間がいるなんてねぇ。これは楽しめそうだ。ふふふ…」

 

そして、その場に残ったのは辺りを照らす篝火と、頭に一対の大きな角を持つ人型の妖怪であった……

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまぁー。」

 

「戻った…」

 

「お疲れさん。さっさと風呂入ってこい。」

 

「あぁ…」

 

「久しぶりの風呂だぁい!テンション上がるな!」

 

「……そうなのか。まぁ…行くか。」

 

あのあと篝火を使って戻ってきた逃亡騎士と竜人は4人と顔を会わせたあと、風呂に入りに向かった。

 

「…あ…永琳にも…言っておかないとな…」

 

「そうだな。」

 

二人は永琳のいる研究室を訪ねることにした。

 

コンコン

 

「いるかー、永琳ー。」

 

…………

 

「いないみたいだな…」

 

「風呂なのか?」

 

「かもな……永琳が戻ってきたら入るか…」

 

「そうだな。それまでそこのソファーにでも座っておくか。」

 

「俺は…立っておく。……鎧はあまり外したくない…からな…」

 

 

それからしばらく……カッコーカッコー

 

 

風呂からあがった永琳は髪を乾かしたあと研究室に向かっていた。

 

「あら?二人とも私に何かあったのかしら。」

 

「んあ?あぁ、風呂入ろうと思ったんだが、もしかしたらと思ってな。流石にここに戻ってくるのが遅かったから、全員入ったと思って永琳が入ってるかもってコイツが言ってな。返事がなかったから戻ってくるか、部屋から出るのを待ってただけだ。」

 

「そういうことね。私はあなた達が言っていた通り、お風呂に入ってきたところだから、入ってきていいわよ。」

 

「…ん…わかった。行こうか…」

 

「おう!」

 

「あ、そうそう。私はこれから少し出ていくから、それを伝えて置いておいてくれないかしら。」

 

「了解。いってら。」

 

「ええ。」

 

そうして、永琳は研究所を出ていき、二人は四人にこの事を伝えた後、風呂に入るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「━━ということよ。」

 

「私達よりも先に神を名乗る者がおり、そしてその時代に生きていた人間がここにいるというのですか……。」

 

「言動や感情は私達と変わらない感じだったわ。不死かどうかは実際には見ていないけれど、彼らが嘘をつく必要性が無いわ。」

 

「妖怪が化けている、という訳でも無さそうですしね。知識を持っている妖怪はどれも強いですからね。いつでも殺せたはずですし。永琳が幾ら強くたって、不意を突かれれば、中級にも殺られかねませんから。潜入にしては、設定が凝られていますから…しばらくは様子見でしょうか。」

 

「私はそこまで強くは無いわよ。実際、彼らが助けてくれなければここにいなかったかもしれないのに。」

 

「まぁ、永琳は弓主体ですからね。武術は多少嗜んでるとはいえ、付け焼き刃で戦える訳がないですし。……あ、どうでしょう。軍に入れてみるのは?」

 

「………まぁ、良いんじゃないかしら。居候なんだし、何かやってもらおうとは思っていたから。……………不死なのなら実験にでも付き合ってもらおうかと思っていたのだけれどね。」

 

「居候のことを言ったら良いじゃないですか。今のところ彼らを知っているのは永琳や私達神だけなのですから。」

 

「……貴女ってかなり酷いこと言うわね。」

 

「そうでしょうか?」

 

「…もういいわ。報告は以上よ。」

 

「はい。手続きは私がしておきますね。」

 

「お願いするわね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




独自設定特盛です。ダクソのあらすじが曖昧なんじゃ(調べてはいるんですがちょっと多過ぎてなにが正しいのか)。鵜呑みにしたら痛い目見るので、この設定はこの小説のみでお願いします(しないとは思いますが)。と、言ってますが、思い付きの設定なので多分ガバガバのガバメントなのでこういう設定あったなぁくらいでお願いします。それと初の戦闘描写でした。上手くは無いでしょうが、読者の皆さん許して、許して。武器も調べて確認してます。一応。竜人が柔らかすぎと思った人。ご都合主義って言葉、知ってます?それです。え?知らない?ggrks(口が悪く誠に申し訳ないです)

Othuyeさん、太陽のガリ茶さん、オロトンさん誤字報告ありがとうございます。
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