統一暦1724年6月17日ドーラント平原エメリアル王国軍左翼陣地
中津「ここが左翼軍司令部か」
ジャクソン「だね」
リーナ「そうみたいね、誰か来るわよ」
参謀「失礼、貴公らが援軍か?」
中津「そうなる」
参謀「お急ぎこちらへエーリメリア少将がお待ちである」
中津「そうですか、行くぞご両人」
陣地司令部
参謀「少将、増援の指揮官方がお越しになられました」
エーリメリア「そうですか、ごくろう、代表者は誰か?」
中津「私が指揮を務めるマルベリット男爵5男ベルベック・ド・N・フルドランド・マルベリットであります、我が部隊及よびガレア、ホドモ騎士爵3軍合わせ200名合流します。」
エーリメリア「装備は足りているか?」
中津「すでに充足済みです」
エーリメリア「であるか、汝の隊は最左翼のサダ中佐の部隊を援護せよ、それと敵は明日の昼前には攻撃に出ることが予想されるそのことに留意せよ」
中津「了解しました」
エーリメリア「行ってよいぞ」
中津「失礼します」
陣営外
中津「最左翼か戦功は立てれるかな?」
ジャクソン「なんともいえんな」
リーナ「建てなきゃいけないのよ無理言って軍を出したんだからそれに装備まで借りてるんだから、戦功立てて新しいの用意しないと、この会戦の後返さないといけないし」
中津「装備は持ってていいぞ、どうせ私のとこで作ったやつだし返されても困るからな」
リーナ「え!?いいの」
中津「いいぞ」
リーナ「ありがとう、これでもう少しマシな部隊になるわ」
ジャクソン「感謝するぜベルベックこれで貧相な軍隊と言われないで済む」
中津「その代わり定期的に私の方からまとめて買いな安くしとくから」
リーナ「わかったわ、お父様に頼んでみる」
ジャクソン「おれも親父に頼み込むわ、安く手に入るならそのほうがいいしな」
中津「さて移動しようサダ中佐がどんな人がわからんからな」
バルバロッソ「サダ中佐ですか?」
中津「知ってるのか?バルバロッソ」
バルバロッソ「無論です、攻守どちらも出来る指揮官ですが、どちらかに特化した指揮官相手だと厳しいかと」
中津「最左翼を任せられる人材ではないな」
バルバロッソ「ですな、特に最両翼の部隊は守りに厚く攻めるに苛烈な部隊が必要ですので」
中津「まるで私の部隊だな」
バルバロッソ「確かに、それと最左翼の指揮所に着きましたな」
サダ「やっと来たか、君等が援軍だな」
中津「そうなります、マルベリット男爵軍及びガレア、ホドモ騎士爵軍合わせ200名参集しました」
サダ「ふう、やっと安心できるここは崩されたらまずい場所なのにあの、おっといかん上官批判はまずいともかく歓迎しよう敵は夜襲してくる可能性もある、防備を固めるためバリスタを2台貸し出そうこれで勝てば私はやっと本来の仕事が出来る」
中津「本来の?」
サダ「私は兵站専門なのだよそれをあのバ、すまん聞かなかったことにしてくれ、ともかく兵数が少ないからこんな面倒な位置に派遣されたのだ、頼むぞ君と君の兵士達にかかっておるからな」
中津「では陣地構築に移りますので失礼します」
サダ「そうか、大尉」
大尉「はい」
サダ「君の部隊も彼らに手を貸してやれ」
大尉「了解しました」
中津「ありがとうございます」
サダ「構わんよ」
そして陣地構築を終え夜になると
中津「来たな、バルバロッソ総員戦闘用意、サダ中佐にも知らせてくれ」
バルバロッソ「了解しました司令官」
ジャクソン「敵か!?」
中津「そうだ、ホドモ卿は?」
リーナ「来てるわよ、後リーナでいいわ」
伝令「伝令、サダ中佐からです」
中津「読め」
伝令「敵部隊への第一矢はマルベリット卿の魔法により開始されたし」
中津「承知、さて諸君ついに実戦だ残敵掃討戦とは違う本物の戦闘だ、楽しみだな」
ジャクソン「俺は3度目だな」
リーナ「正規軍との戦いは初めてよ」
中津「さて、射程に入ったな、火よ我が魔力を糧として今現世に現れよ、火球となり爆ぜて我が眼前の敵を滅せよ、バーニングスマッシュ」
その一言が開戦の号砲となった、直径1mの火球は前進するシャンプーレ少将率いる3000に襲いかかった
ドカーーーーン
その一撃は天を割り地の怒りとなりて敵を蹂躙した、一瞬にして500近い兵士を焼き殺され爆風により数倍の兵を吹き飛ばされ戦列はズタズタに寸断されたそこにサダ中佐率いる騎兵50騎と中津が率いる貴族騎兵隊99騎が猛禽の群れのごとく襲いかかった
その中でも中津は敵将を探していた
中津「アレか、見つけたぞ敵将」
ザンパルス騎兵「てや!!」
中津「当たるものか、お返しだフレイムバレット」
シャンプーレ「貴様か先程の対軍魔法の使い手は」
中津「そうなるな、そちらもさぞ高名な将とお見え受けする」
シャンプーレ「ザンパルス王国軍少将、トーマス・ラ・ドレイゼス・シャンプーレである汝名は?」
中津「マルベリット男爵5男ベルベック・ド・N・フルドランド・マルベリットだ短い間だが覚えておいてもらおう」
シャンプーレ「ぬおーーー」
中津「きえええい!!」
カキンカキン
シャンプーレ「やるな、若いくせに腕は一流か」
副官「将軍!」
バルバロッソ「おっと行かせねえぜ」
副官「え、炎剣のバルバロッソ、く、くらえ」
バシュ
バルバロッソ「当たるかよそんな狼狽え矢等にそらよ」
ザシュ
副官「む、無念」
バルバロッソ「敵副官討ち取ったり、てな」
シャンプーレ「く、やるな仕切り直しだ引け、引けええ」
中津「逃さんぞええい」
ザシュ
シャンプーレ「く、ぐは」
中津「敵将シャンプーレ、マルベリット男爵5男ベルベック・ド・N・フルドランド・マルベリットが捕らえたり」
「しょ、将軍が殺られたぞ」
「に、逃げろ」
サダ「この気をのがすな追撃せよ」
バルバロッソ「お見事です司令官」
中津「そっちも敵の副官をやったのか」
バルバロッソ「そうです、アレは中央本隊と左翼主力ですな」
中津「さて中央本隊に捕虜を引き渡すか」
バルバロッソ「引き渡すので?」
中津「我々のところに置いておいて逃げられましたじゃ不味いからな」
バルバロッソ「ですな」
伝令「伝令バルサー中将からです」
中津「読め」
伝令「捕虜にした敵将を本隊に輸送せよ、だそうです」
中津「じゃあ運びますか、バルバロッソ腕利き数人護衛につけてくれ残りは、残敵掃討だ」
バルバロッソ「了解しました」
中津が捕虜を輸送するとバルサーは感状書くと同時に叙勲についても書面と魔法印で確約した、そして翌日からは中央本隊に合流するように指令書を渡された
指令書を渡された中津はとりあえず左翼軍指揮官たる少将エーリメリアに挨拶に出向いた、エーリメリアから激励を受けた中津は同じく中央本隊に移動するサダ中佐の部隊200と合流し本隊右翼寄りに配備された
部隊を引き抜かれた左翼には新たに現着したファッド子爵等で構成された貴族軍に500が展開することになった
中津「ふむ、さてどうしたものか」
バルバロッソ「どうしたので?」
中津「司令部は明日以降敵が小部隊を波状的に送り込んでくると想定しているらしい」
バルバロッソ「なるほど、では傭兵部隊事に漸減ですか?」
中津「だな、司令部からは適度に出撃していいと言われている」
バルバロッソ「まあ敵情を確認してからですかな」
中津「だな、ガレア、ホドモ両騎士爵軍指揮官及び各傭兵隊長にこの事を知らせてくれ、と言いたいがアートハングとホドモ騎士爵軍には酷な話だな、バルバロッソ精兵10名を選出してくれホドモ騎士爵軍に貸し出す、アートハングは私が直接指揮を取ろうそのほうがよい」
バルバロッソ「せめてアートハングだけではなく10人ばかし連れてってください」
中津「ではそうしよう」
夜襲部隊を殲滅されついに正面衝突する両軍その中で中津はなにをなすのか、次回ドーラント平原会戦2