ドラの大冒険〜魔法特化の竜の騎士〜   作:紅玉林檎

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本日2つ目の投稿です。
本編ではなく小ネタ集(落書き含む)です。あしからず。


 小ネタ集2(挿絵あり)

武器トーークの妄想が止まらなくて雑トレスで仕上げました。

ギャグです、生温い目で見てください。

原作武器と作中のオリジナル武器混在注意。

 

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連載終了から26年…いつか再会出来る日を待ち続けています…!

公式から1カットだけでもいいからみんなと再会したダイ君が見たい(泣)

 

 

 

竜騎士バランとソアラ姫

 

「おい、ドラ」

「ん? なにザムザ」

「この本の続きの巻はどこにある」

「何の本? …あ~、『竜騎士バランとソアラ姫』?」

 

ザムザが手に持っている本には騎士と姫君が花畑の中で見つめ合う姿が描かれており、表紙には3巻と記してある。

表紙だけを見ると定番のロマンス小説のようだが、知的なザムザが先を催促する程度には楽しめる内容だったらしい。

ザムザが手にしていた本を受け取ったドラは内心で

 

(意外…ザムザってこういう恋愛小説読むんだ。実用書的なのばっかり読むタイプかと思ってた)

 

と感心しながらも無慈悲な現実を彼に告げた。

 

「無いよ」

「何だとッ!? 無いとはどういう事だ!!?

今すぐ手に入れて来い!!」

「いや、だってこれ…書いたの私だもん」

「なん…だと…!?」

 

そう、これは新しい魔法の開発に行き詰まりスランプに陥ったドラが気分転換に書いた小説だった。

その時は筆が乗り一気に3巻まで書き上げたが、そこで気が済んで執筆作業をやめてしまったのだ。

当時の新魔法開発の苦労を思い出しながらドラはパラパラとページを捲る。

 

「懐かしいなぁ…どこまで書いたんだっけ?

…ああ~、そうそう!

ソアラ姫にずっと恋焦がれてた公爵子息が権力を傘に婚約者候補として名乗りを上げて、それを知った公爵子息の許嫁も同然に育てられた伯爵令嬢が「この…泥棒猫ッ!!」って言いながらソアラ姫の頬を引っぱたいたシーンで止まってたんだった!」

「おい! 続きは!? 続きはどうなるッ!??」

「え~っとねぇ…ソアラ姫と出会って一瞬で燃えるような恋に落ちた竜騎士バランがそこに駆けつけるんだけど、その時裏では無位でしかも放浪の旅を続けるバランを良く思わない国王が公爵子息との婚約を無理やり押し進めようと画策していて…」

「説明はいい! 小説の続きを書け!!」

「ええ~!? 無理だよ、今忙しいもん」

 

ロマンス小説など読む機会が無かったであろうザムザに興味を持ってもらえたのは嬉しいが、魔王軍との戦いに身を投じている今趣味に割く時間など無いのが現実である。

いつかまた、時間に余裕が出来たら続きを書き始めようかな…?と思うドラ。

そんな小説が書かれているとは露知らず…。遠い空の下、愛娘に小説の題材にされたバランがくしゃみを一つして「誰かが噂を…? ふ、まさかな」と呟いた事など、ドラは想像もしていないのであった…

 

 

小説の内容はよくあるタイプのベッタベタな恋愛小説に悪役令嬢的なテイストを加えた感じのやつ。

小説文化が未発達であろうダイ大の世界では多分斬新な内容。

 

 

 

マァムの異性のタイプの話

 

パプニカに滞在していた頃、ある日の夕食前の出来事。

アバンの使徒が食堂に集まり出す時刻。早々にテーブルについていたマァムの目の前に着席したドラが唐突に質問を投げかけた。

 

「ねぇ、マァム」

「ん? なあにドラ?」

「マァムが好きだなって思う異性のタイプって、どんなタイプ?」

「い、異性のタイプ???」

 

質問をされたマァムは首を傾げながら頭の上にクエスチョンマークを浮かべて困惑する。

マァムの後ろ側、ちょうど食堂に到着したポップはドラの質問を耳にして何食わぬ顔でマァムの隣の席に着いた。

興味がないフリをして明後日の方向を見ながら口笛など吹いているが、耳は二人の会話を聞き逃すまいとまるでダンボのように大きくなっている。ようにドラには見えた。

そんなポップの様子に気づきもしないマァムは首を傾げたままうんうんと唸って考え続けている。

 

「タイプ…? 異性のタイプねぇ…

考えた事がないからよくわからないわ…」

「あ、そんなに深く考えなくてもいいよ! ふわっとした感じでいいから!

そうだなぁ…わかりやすく言うと『アバン先生みたいに優しい人が好き』とか、反対に『マトリフさんみたいにスケべな人は嫌い』とか…

パッと思いついた感じを言ってみて!」

「ああ、確かにアバン先生みたいに優しい人は好きだし、マトリフおじさんみたいにいやらしい男の人は嫌かもしれないわね!」

 

なるほどと納得したマァムは朗らかに笑っているが、対して隣の席にいるポップはダラダラと冷や汗を流している。

ポップにアバンほどの包容力はまだ備わっていないし、しかしあけすけな性格から常日頃わりとオープンに自身の欲望を曝け出しているという自覚があるからだろう。

過去のあれやこれや、思い当たる節を数えてマァムの『嫌いなタイプ』に自分が当てはまるのではないかと気が気ではないらしい。

 

「他には? こんな男の人は好感が持てるなって思うポイントって何か無い?」

「そうねぇ…」

 

腕組みをしたマァムはしばし考えた後、何か思い当たったのかパッと笑顔を浮かべながら口を開いた。

 

「あ! 弱いよりかは強い人のほうが好きかもしれないわね!

それに強さは別としても、武闘家の自分から見て日々鍛錬を欠かさない人はそれだけで尊敬に値するわ!」

 

異性というよりは武闘家として好感が持てる、と結論着くところがマァムらしい。

「なるほどぉ~…」と何度も頷きながらドラはマァムの返答を頭の中で反芻した。

その時ちょうど厨房から「夕食が出来ましたよ~!」と、忙しなく働く料理人の声が響いてきた。

 

「あ、出来たみたい。お腹ペコペコだわ!」

 

そう言うとマァムはいそいそと席を立って会話が終了した。

 

「…だってさ、ポップ」

 

声をかけられたポップは深く項垂れてブツブツと何事かを呟いている。

 

「鍛錬は欠かしてねぇけど強さ…強さか…。弱いつもりはねぇけど腕力じゃあいつにかなわねぇし…!! うぅ~~ん…」

 

ドラはそんなポップを頬杖をついてニコニコと眺める。

しかししばらくすると項垂れていたポップは顔をガバリと上げて勢いよく席を立った。

 

「えぇい! やめだやめだ!!

考えたって始まらねぇよッ!!

めいっぱい食べてでっかくなって強い男になってやるぜッ!!!」

 

突然の大声に驚き少し身を引いたドラを他所に、そう叫んだポップは料理を受け取りに行ってしまった。

カウンター越しの厨房に向けて「大盛りで頼むぜ!!!」と気合いの入った声が聞こえてくる。

「はいよ!」と料理人の小気味良い返事が聞こえてくる中、まだ席に座ったままのドラはマァムの異性の好みについて熟考を始めた。

 

(マァムの好きな異性のタイプは『強い人』かぁ~…

単純に逞しい男性を指してるのか、それとも精神的に頑強な人を言っているのか、あるいはその両方か…

 

この先の戦いに響いてきちゃいそうだから出来れば恋愛問題には早めに決着つけたいんだけど…

肝心のマァムの気持ちがハッキリしないとどうにもならないしなぁ~。

せめて異性の好みくらいは自覚させたいところだったんだけど…

 

でもマァムってすっごくお父さん似だってマトリフさんが言ってたからもしかしたら異性の好みも父親ゆずりかもしれない。

マトリフさんから聞いた当時のレイラさんって…

 

・美人

・スタイル抜群(特にバストが豊満)

・純粋で優しい

・けど気が強くてツンツンしてるところもある

・装備はカッチリ着込んでる

・でも脱ぐ時は大胆に肌を露出する

・色気がある

・腕っ節が強い

 

………んん!?)

 

指折り数えていたドラの手がピタリと止まり、はたと何かに気づく。

 

(美人でスタイル抜群(特にバストが豊満)で純粋で優しいけど気が強くてツンツンしてるところもあって、装備はカッチリ着込んでるけど脱ぐ時は大胆に肌を露出して色気があって腕っ節が強い人って…)

 

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「あ、ねぇドラちゃ…

 

ちょっと! どうしたのドラちゃんその目つき!? 怖っ!!?」

 

ドラに用があったレオナの叫び声が食堂に響いたが、ドラはそれどころではなかった。

とてつもない事実に気づいたドラはその日の夕飯の味をまるで覚えていなかったという。

 

 

 

今作のハドラーのカラーリング

 

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急激に気温が下がりましたね。
作者この一週間連日の残業と気温低下で風邪気味になって作文能力が著しく落ちておりました。

全然本編の文章が考えられない。
疲労で小ネタと落書きしか浮かんでこない!
ちまちま書いてたらなんか4つか5つくらいネタ出来てた!

という状況だった作者です。
皆様もお体に気をつけてお過ごしください。
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