というわけでレジスタンスとして活動するにあたって装備の紹介だ!
火炎放射!
以上だ!
「……ブッパッコー」
「ははは、なんだい戦友!」
「お前ナイトメアフレームに乗らないのか?」
「必要ないからな!」
潜入作戦では不要。
戦闘でも火炎放射で一発である。
ナイトメアフレームなぞ恐るるに足らず。
指先ひとつで撃墜だ。
火炎放射だけど。
『何言ってもこれよ……』
「はははは!」
脳内姉はため息をついているようだった。
ちなみにブッパッコーとは私が考えた偽名である。
みんな偽名だと分かっているだろうが、私はそれ以上話さないのでこの名前を使っている。
ちなみに本名は、リヴァーサ・アイベシ・ブリタニアである。
「まあ、お前が乗るよりも他の連中が乗った方が戦力上がるからな……」
戦友もそう言っているので、私は好きに火炎放射を使っているのだった。
『けれど、それにも限界があるでしょう?』
「……」
限界を決めるのは自分じゃない、とはよく言うが。
まさか脳内姉に言われることになるとは思わなかった。
しかし。
確かにそうだ。
火炎放射だけではインパクトに欠ける。
流石に新しい流行を取り入れる必要があるだろう。
『いや、そうじゃなくて……』
「そうだ! ロケットランチャーを仕入れよう!」
「ナイトメアフレームに通用しないからな!?」
悲しい話である。
とはいえこちらにも切り札はあるのだが。
『使っちゃだめだからね』
「はいはい」
禁止令が出た。
というか出ていたのだった。
仕方ないのだが。
「……?」
急に辺りが騒がしくなってきた。
銃声だ。
誰かが攻めてきたようだ。
「外に出るなよ」
「あ、おいブッパッコー!」
危険な香りがする。
戦友をその場に置き去りにして、外に出る。
「……」
虐殺だった。
周囲にいた日本人は殺されていた。
「ここにはいないようだ」
「次を探せ」
ここはシンジュクゲットー。
何か悪いことをしたという情報はない。
だがしかし、何かがあったようだ。
兵士が2人。
2対1では流石に情報を聞き出すことすらできないだろう。
「やあ」
「!?」
というわけで奇襲だ。
片方の兵士の頭を掴んで地面に叩きつけて倒す。
合気道の応用だ。
『いや、そんな合気道はない』
「気のせいだ」
そして、残ったもう1人に向けて火炎放射器をつきつける。
相手が両手を上げるのを待つ。
少ししたところで両手を上げたので、そのまま話を聞くことにした。
「YOUは何しにここに?」
「ゆ……え?」
「ファイアー?」
「ヒッ!?」
「答えて」
「て、テロリストが潜伏しているという情報を受けて探しに来ました!」
なるほど。
しかし、少なくとも私たちのことではない。
今日はまだ活動していないからだ。
「OK!」
ズドン。
兵士は私の放ったボディーブローを受けて倒れた。
とりあえず逃げた方が良さそうだ。
「戦友! 逃げるぞ!」
「ああ!」
戦友はこちらの意図が分かるようだ。
話が早くて助かる。
「ヒャッハー!」
火炎放射をぶん回しながら、立ち回る私。
周囲を探索していたであろう兵士が火炎に焼かれて逃げていく。
「くっ……モヒカン同盟か!?」
「ええい、面倒臭い時に!」
火炎放射は牽制だ。
とりあえず燃えるのでみんな逃げる。
怪我もほぼやけどで済むだろう。
装備によっては無傷だ。
だが、視覚による影響力は馬鹿にならないのだった。
ちなみに私たちモヒカン同盟は結構な知名度である。
私は顔を隠しているが、モヒカンのかつらをかぶっていて分かりやすい。
そして戦友は日本人だ。
大体分かってもらえるだろう。
「モヒカン同盟……」
「どうした戦友! さっさと逃げるぞ!」
「もっとまともな名前が良かったなぁ……!」
さもありなん。
戦闘区域を突破すると、何故か停戦命令が聞こえた。
「おかえりなさいませ、ご主人様☆」
家に帰ると、私のメイドが出迎えに来てくれた。
男である。
そこらの女よりも可愛らしいが。
そして何故かメイド服である。
男なのだが。
まあ可愛らしい。
明石ろくろがこの子の名前らしい。
あかしろくろ……多分間違いなく偽名だが、まあ私も似たようなものだ。
特に問題はない。
灰色っぽい髪をツインテールにしている。
可愛らしい顔立ちで、いつもにこにこ笑っている。
「あ☆ ツッキーも御一緒だったんですね☆」
「月宮って呼んで」
「はーいツッキー☆」
「……」
こいつは話を聞かないからな……。
月宮ナキが私の戦友の名前。
右目をいつも隠しているが、ただちょっとした傷を隠しているだけのようだ。
黒髪長髪きりっとした顔立ち。
ヤマトナデシコとでも言うべきだろうか。
ちょっと表情は硬いが。
「ご主人様、今日も朝帰りですね☆ きゃっ大胆☆」
「今日は2人きりでランデブーだったんだ」
「きゃー☆」
軽いノリで付き合ってくれるろくろ。
これこれ、こういうのでいいんだよ。
横のナキの顔が鬼神に見えるが、まあ些細なことである。
「ところで聞きたいことがあるんだけど」
「はい☆ ツッキーのスリーサイズから隣の家の暗証番号まで何でもお聞きください☆」
「……こいつは消した方がいいのでは?」
「きゃーこわーい☆」
実際怖い。
だがろくろの情報収集能力は一流だ。
いや、なんというか異常。
とある人物の行方を調べてもらうと何と1日で所在地まで分かってしまったのである。
ちょっと怖いね。
「ブッパッコー……」
「ご主人様のことはご主人様って呼ぶべきですよ☆」
「……聞き流すとして。何を聞くつもり?」
まあ焦らないでほしい。
とりあえず、今聞きたいことはひとつだった。
「ルルーシュ・ランペルージの素性だ」
「はーい☆」
何かをしようとしているらしい、我が弟のそっくりさんのことである。