解説の宮永さん   作:融合好き

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関西弁はいまいち分かっていないので、地の文はほぼ標準語です。台詞も多分似非関西弁です。違和感があったら申し訳ありません。


きっと何かを学んだあの日

ぺらり、とコピー用紙を捲る。飽きるほど繰り返した動作。いや、実際にもう既にウチはこの動作に飽きてしまっている。しかし習慣というものは恐ろしいもので、眠気や疲労感といった身体の反応とは裏腹に、頭は貪欲に知識を蓄え続けている。

 

とはいえ、データに関して麻雀はまだマシな部類ではある。何せ個人のデータであれば大会全体を通してもA4用紙1〜2枚程度で済む。これが囲碁や将棋であれば一試合ごとに目が痛くなるほどの事細かな数字がズラッと並び、脳内での変換に慣れている人でも雰囲気を掴むため実際に駒を並べるなどして検討することもあるほどだ。

 

そう考えると大抵は画像で表示される牌譜は視覚的にも直感的にも理解しやすく、一目で得られる情報量も多い。されどそれ故に自分だけでは区切るタイミングを見失うこともある。

 

「ほー……」

 

だから、と言ってはあれなのだが、つい時間を忘れて熱中していたというべきか。ウチが気づいたときには既に集合予定時刻にだいぶ近づいていて、いつの間にやらウチが座っていたソファの周りで先輩方がしげしげとウチを見ていて、しかもなまじ集中して研究しとった分気を遣われて放置されてたってなんやねんこれうわ恥ずッ!?

 

「いや、なんで声掛けんねん!?」

「そらお前、そんだけ不気味な顔しとったら声掛け辛いやん」

 

ほれ、と近くにいた園城寺先輩が手鏡を渡してくる。そこに映るのは怒り顔の自分の姿。……いや、仮にウチがさっきまでニヤついてたからって、今んなって手鏡なんか渡されても分からへんやん。

 

「しっかしまあ、朝からホンマよーやるわ。これ全部集めたん自分やろ?」

「資料自体はカントクから貰ったもんです。あの人、ウチらに見せとらんだけでこう言った雑務はきっちりやっとるんで」

「それは意外……いや、そうでもないな。こう言った(コマ)いのはフナQのが向いてそうやけど、カントクって色々と抜け目なさそうやし」

 

一体いつからそうしていたのか。いつの間にやら対面にあるソファの上で清水谷先輩に膝枕までして貰っている園城寺先輩が、膝枕をされた状態のまま器用に資料の一つを手に取って読み始める。

 

「んー、臨海、永水、新道寺…一回戦の結果やな。だいぶ欠けとるけど…」

「欠けとるんやなくて、偏ってるですね。今園城寺先輩が持ってるのはウチなりに選別した後の資料で、隣の分厚いのと合わせて今大会一回戦のデータ全部になります」

「へぇー。どういう基準なん? 姫松がこっちやし、強いのを分けてるわけやなさそうやけど」

 

ぺらぺらと分厚い方の資料を捲りながら清水谷先輩が口を挟む。しれっと姫松について言及した彼女だが、姫松は確か最初の方に区分けしたはずなので地味に情報処理能力が高い。やはり一年の頃からレギュラー張ってるような人は違うなと僅かに嫉妬しつつも、別に隠す理由もないので素直に回答する。

 

「研究せないかんような変な麻雀打つ奴がいるかどうかの差……ですかね。三箇牧の荒川、永水の神代、ウチが今持っとる龍門渕の天江……そういったオカルトな面子は、資料があるかないかで大違いですからね」

 

そう言いながら、読み終えた資料を机の中央に置く。彼女らが既にここにいるということは、他の面子もそろそろ集合する頃合いだろう。まだまだ整理にはそれなりの時間を要しそうだが、悲しきかな、レギュラーでないウチは大会中にも時間の余裕はある。

 

「ん? それは怜んトコに混ぜんでええの?」

「こっちは更に別ですね。流石に次回当たる予定の高校は例外です。多分今日カントクからも別途に資料として渡されると思います」

「龍門渕やっけ……知らん学校やけど、とりあえず名前は強そうやな」

「ウチは聞いたことあるなぁ。麻雀とは無関係にやけど。ウチの好きなお笑い芸人がそんな名前の名門校から東大上がったとかで……いやそんな名門校出てお笑いやっとんのかーい!ってテレビの前でツッコんだ覚えあるわ」

 

首を傾げる園城寺先輩。とはいえ清水谷先輩が割と例外なだけで、普通はそんな反応だろう。ウチも軽く調べた感じ長野ではそれなりに有名な学校らしいのだが、その知名度は麻雀によって稼いだものではなく、これまでの全国出場経験はゼロ。しかし、そんな学校がほぼ一強状態であった長野の風越を打ち破って全国まで躍り出た。警戒するには余りある。

 

「強いん?」

「……強いですね。特に大将である天江は、根刮ぎと言っていいレベルで地区・全国ともに点棒を荒稼ぎしてます。彼女が誰に対してもカタログスペック通りの実力を発揮できるのであれば、何万点差があろうと彼女一人に捲られる可能性は十分にあるかと」

「へぇ……」

 

そこまで言われては流石に気になったのか、清水谷先輩が机の資料を手に取る。そしてペラペラと軽く捲って数十秒ほど。おそらくは天江の資料だけを流し見た彼女は正直な感想を漏らす。

 

「……酷い麻雀やな。こんなんやられたらトラウマになりそうやわ」

「仮聴が取れそうな場面でも無視してじっくり高目に手作りしてるので、確率的にもそれが天江の仕業で間違いないでしょう。ただ、問題なのが……」

「何をどうすれば対策できるんや、これ……?」

 

そう、その通り。事象としては明らかでも、聴牌すら出来んようでは対策もクソも無い。まさしく理不尽の化身。これほどのオカルトを有するのであれば、天江と同卓した連中が揃いも揃って惨敗するのも無理はないだろう。

 

「あ、でもセーラなら案外あっさりと和了れるんとちゃう?」

「……かもしれません。実際、聴牌までは行かずとも、個人戦の成績が良かった面子は早い巡目で手牌が整っていますし、同校同士でカチ合った時には普通に和了られています」

 

確かに、天江衣の麻雀は無敵に等しいものなのだろう。しかしながら、そもそも無敵が成立するようであればそれはもはや麻雀ではない。事実それを示すように、個人戦で天江と対戦した龍門渕の先鋒と中堅は、彼女を前にして和了るどころか先鋒に至っては一方的に打ち負かしている。

 

だからこそ、少なくとも、同校同士であれば分かる程度には天江衣にも弱点があるはず。そしてその鍵を握っているのはおそらく、そんな天江を抑えてエース枠である先鋒に座っている宮永の存在──

 

(データを見る限り基本は普通のデジタルやけど──あの天江を完封ってのは流石に何かしらのカラクリがある。それを洗えば……)

 

理屈ではその通り。しかし、それ以上に──普通の打ち手(ウチとおなじ)にしか見えない宮永が、あの天江衣を凌駕している事実に心惹かれている己を自覚する。このように打てばいい──まるでそう道を示されているように。彼女の闘牌は、普通の人間にはあまりに眩しく見えるのだ。

 

「……。……大変そーやな。ま、りゅーかやセーラならともかく、ウチみたいな万年補欠には程遠い──」

「いーや。生憎とそうもいかないんや」

「お、おばちゃん……!?」

 

遠い目をして何かを言い掛けた園城寺先輩を遮るように、これまた唐突に現れた伯母ちゃん……監督の愛宕雅枝が、ぐいっと顔を乗り出して告げる。

 

「知っての通り、千里山の目標は常にトップを目指すこと。如何に理不尽な打ち手が相手でも、『どうしようもない』で済ませて貰ったら困る。……宮永の牌譜、見ていたんやろ?」

 

全てお見通しだ、という態度で、伯母ちゃんがウチらを眺む。しかし流石に年の功と言うべきなのか、事実としてウチらの浅い考えなど、この人には透けて見えるのだろう。

 

そんな伯母ちゃんは、しかし宮永の牌譜を机から手に取ると、

 

「ホント、面白い打ち手やんな? 選手としてより、ウチの立場にこそ欲しい逸材やわ。ウチがプロだった頃にこういう打ち手が一人でもいれば、それだけでチーム全体の勝率を10パーは上げられるやろ」

 

心底感心したように言う。やけに評価が高いのは、己がコーチという立場に就いているが故だろうか。それでも流石に一人で10%は過剰にも思えるが。

 

そんな思考が漏れていたのか、伯母ちゃんは軽く首を振ると、

 

「方法が有るか無いかの差はダンチやで? 最悪参考くらいにはなるしな。しかもこの宮永、去年からの牌譜も見る限り、初見の相手だろうと何だろうと弱点を全部暴いとる。特にこの年頃となると派手な和了りなんかに目が行きがちなのに、ここまで『見』に振り切った打ち手は初めて見たわ」

「……まあ、セーラなんかまさにそれやしな」

 

流石にここまで話題に出されては気になったのか、いつの間にやら牌譜を片手に園城寺先輩が言う。その言葉に伯母ちゃんが『そうそう、江口は生理で今日は欠席や』などと言うが、その情報は要らんかったです。

 

一通りの話を聞いた清水谷先輩は、大きな瞳をぱちくりとさせて、

 

「つまり……宮永を参考に天江に打ち勝てと?」

「他に方法があるんならええで? あんな非常識な場に対して、こんだけ丁寧に『こうすりゃ和了れます』ってわざわざこの大舞台で実践してくれとるんや。知っとるか? 一回戦で龍門渕が当たった白糸台の先鋒──随分と狙い打ちが得意やったみたいやけど、半荘一回で一度も和了れてへん。全部直撃で返されてるわ」

「……ホンマですね」

「別に、本当にどうしようもなければ考慮に入れる程度の考えでええ。正直メチャクチャな打牌やから必要ないと判断したら即座に忘れてしまっても全然構わん。実際に打つのはお前や。変にスタイルを崩して読みが鈍る方が困る」

「………」

 

その言葉を受けて、しばらく悩んだのちに清水谷先輩は牌譜を受け取る。妥当な選択だろう。実際にどうするかはさておき、選択肢が多いに越したことはない。

 

意外なことに、清水谷先輩に紛れて園城寺先輩までもが牌譜を懐に忍ばせたのが視界の端に映る。普段の様子からはあまりそういう姿は見せないが、やはり彼女も思うところがあるのだろうか。

 

(とはいえ、所詮は付け焼き刃。監督も言うように、あんな無茶苦茶な麻雀を確信を持って行えるのは宮永当人だけ。仮にその打ち方が正しかったとしても、ウチらはそれに半信半疑で挑まねばならん)

 

きっと、清水谷先輩は己の打ち方以外は行わないだろう。そも初見の相手に対して、最初から裏技で挑もうという考えそのものが単純に気が引けるのもある。それが幸となるか否かはさておき、ウチはその意志を尊重したく思う。

 

そんなことを考えていると、不意に扉が開く音が鳴り、キャプテンや他部員全員が纏まって部屋に入ってくる。

 

「さて、これで揃ったな。それじゃあ明日の試合に向けて、一先ず牌譜検討と行こか」

 

そして、確かな経験に裏打ちされた堂々とする提案に、ウチらは一様に頷くのだった。

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい。では今日は、明日の対戦相手について昨日ちょっと『見』てきたので、軽く方針なんかを話し合いたいと思います」

 

無事に全国大会一回戦突破を成し遂げた翌日のこと。我が龍門渕高校の宿泊場所であるホテルの休憩室にて。ミーティングをやるからとレギュラー全員を集めた宮永さんが、軽い調子でそんなことを告げる。

 

「とりあえず強そうな人は千里山の先鋒、中堅、副将、大将に、真嘉比の副将、射水総合の先鋒だね。先鋒に関しては私が担当するからいいとして、まずは千里山の中堅の人からざっくり解説していこうか。では井上さん」

「おう、了解」

 

既にそこに置かれていた卓へ、宮永さんに促された純くんが素直に向かう。あまり接点の無さそうに見える組み合わせだが、この二人は意外にも仲が良い。何なら宮永さんと透華よりも親しそうである。どこかプレイスタイルが似通っていて指導を受けることが多いからだろうか。それとああ見えて純くんは舎弟気質なので、明確に尊敬できる先輩相手には素直というのもあると思う。

 

「というか千里山の中堅の3年、キャプテンなんだってね。普通に一番強そうなのに、なんで中堅でエントリーしてるんだろう。どんなオーダーでも中堅ってだいたい三番手だよね?」

「ああ……それは大阪の慣例みたいなものですわね。南大阪代表の姫松高校は、エースを中堅に据える伝統があります。おそらくはその対策かと」

「節目を締めるってわけか。中々面白い伝統だね。『衣ちゃんを大将にすれば後は別に適当でいいか……』なんて考えてた私とは大違い」

「大将が衣というのは異論ありませんが、そんな理由で先鋒に成りかけたハジメを慮ってくださいます?」

「透華…」

 

ちょっと感動する。そういえば与太話で話したこともあったけど、まさか言及してくれるなんて。

 

それはそうと、中堅がエースとは確かに珍しい。そして宮永さんの見立ては間違っているとは思えない。そうなると純くんが心配になるんだけど、流石に彼女もそう簡単に大敗はしないだろう。

 

(何せ、『流す』ことは純くんの専売特許。特に最近だと、衣相手に半荘を生き残ることさえ安定してきている)

 

いわゆる能力ではないようなのだが、あれだけ安定して見極められるのであればもはや能力と呼んで差し支えない。それでも強豪校のエース相手というのはやっぱり心配ではあるが、ボクはボクで県大会のレベルを超えていない自覚があるので、むしろ心配するべきは自身のことだろう。

 

(とはいえ、宮永さんが言うには、次鋒にはそこまでの打ち手はいないらしいけど……)

 

宮永さんの「強い」の基準は衣なので、彼女が言う「強そうな人」に該当していないなら大丈夫だと信じたい。中にはあの妹さんみたいに異様に擬態が上手いヒトもいるらしいけど、宮永さんが見破れないという時点でボクにはもはやどうしようもないのでそこは考えないことにする。

 

「えーと、次は副将の銘苅さんだね。……一応、例のオカルトを使えば多分完封できるけど」

「いつも通り、ナシの方向でお願いしますわ」

「ん……了解。なら、彼女のオカルトからだね。一回戦では使ってなかったけど、彼女には──」

(なんで使ってないオカルトの対策法とか解るんだろう……)

 

つくづく思う。やはり宮永先輩の情報収集能力は破格であると。

 

無論、ボクらだって個人的に対戦相手の研究くらいは行っている。ハギヨシさんが集めた資料を元に有力な選手を見繕って打ち方の傾向を調べるなど、それなりに勤勉な打ち手なら誰だってやって見せるだろう。

 

しかし、宮永先輩から齎される情報の濃さは反則の一言で、例えばゲームなんかで確率によって麻痺を付与する攻撃がいくつかあったとして、ボクらがゲーム機とメモを片手に実際にプレイするのなら、宮永先輩は攻略本をズドンと持ち込んでくる。無論、麻痺のみならず火傷や凍結なんかの全ての確率が事細かに記されたそれをだ。

 

彼女が齎す情報には、およそ不確定要素と呼ばれるモノが存在しない。何なら『最初の手牌を見て混一色メインかタンヤオ中心か考える』みたいな曖昧すぎる情報すら当然のように持ち出してくる。まさしくオカルト的だ──衣とは方向性がまるで違うが、これはある意味で衣を遥かに凌駕しているとも言える。

 

「それと千里山の副将なんだけど──うーん」

「どうかしまして?」

「いや……あの人、『自風牌を捨てずに一色の牌だけを残すことで、手牌が清一色方向に伸びやすくなる』って能力を持ってるんだけど、その割には意識してる感じがしないなぁって」

 

むしろ一目でその条件を見抜くお前は何者だよ。……危ない危ない。ついつい思考が乱暴になってしまった。今のボクは透華の高貴なるシモベ。かつての手癖の悪いボクはもういないんだから。

 

「大将は……衣ちゃんだし、初見は大丈夫でしょ。むしろどう抵抗するのか本人が知った方が良さそうだし、今日はこんなところかな。これで解散するけど……せっかく雀卓も用意したことだし、ちょっと打ってく?」

「衣はやりたいぞ!」

「あら。ならばわたくしも参加しますか」

「俺も頼んでいいか? 今日はまだ打ってないし、肩慣らしには打って付けだ」

 

その発言を皮切りに、嬉しそうに空いてる席まで駆け出す衣と、それに追従してゆっくりと着席する透華。余った席に座って何故か腕捲りをする純くんの3人とで、宮永さんは賑やかに卓を囲む。

 

そんな姿を──こんな大舞台に来たというのに、いつも部活で繰り広げられるそれと何一つ変わらない光景をボクは穏やかな心で見つめ続ける。この人たちにとって、そこが全国大会であろうと変わらない。それはある意味では非常に正しく、彼女らはまさに麻雀大会を『遊び場』であると認識している。

 

それが良いことなのか悪いことなのか、捻くれたボクには分からないけど。ただ目の前の光景は壊したくないな、と。明日への展望に胸を躍らせるのだった。






大会は割とざくざく行きます。全部書いてたらキリがないので……。

あと、原作ではおそらく龍門渕と千里山は対戦していませんが、本作では抽選会に参加するのは照か名も無き部長のいずれかになりそうなので当然結果も原作とは異なります。ご了承下さい。

原作との相違点→衣が個人戦参加。長野1位。照は3位。


登場人物紹介

船久保 浩子

作中で「フナQ」と呼ばれていた前半のモノローグ担当。解説に便利なので本編でよく取り上げられる。二次創作でもよく使われる。作者も使う。当たり前だよなぁ? 麻雀はそこそこ。まだレギュラーではない時期。出番はある。

清水谷 竜華

膝枕の人。多分単体では天然ボケだけど、怜の存在でオカン属性のが目立つ。ふとももがむちむちらしいが描写されない。麻雀は強い。出番はある。

ハギヨシさん。

ちょっとだけ名前が登場。存在はするが表に出ない執事の鑑みたいな人。今後も多分出番はない。ただとりあえずハギヨシさんのおかげにしておけば何でも解決しそうなので名前は出るかも。きっと休憩室に雀卓を用意したのはこの人。麻雀はそこそこ強い。作中では打たない。台詞も多分ない。

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