最凶の魔法科高校生   作:わすぽん

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お久しぶりです。なにやってたんだよ!ってね。



ごめんなさい。いろいろあったんです。


第5話

いやぁ、新歓が終われば問題事は無くなると思ってたんだがなぁ・・・

世の中そうは上手くいかないってか・・・HAHAHA(・∀・)(棒)

 

事の発端は、昨日のこと。

 

今日も今日とて1人飯。まあ理由は簡単である。俺が魔法技能至上主義の一科生と考え方が相容れない考えなのだから。

 

しかし、この日は1人飯にはならなかった。もっと正確に言うと飯を食い逃した。

 

スピーカーからキーンと音が響く。大方、マイクのゲインの調整でもミスったのだろうか。しかし、1つ疑問が残る。今日この時間に放送の申請なんかあったっけ?

というのも、この学校は生徒会に自治権の多くが委ねられている。もちろんその中には放送に関する部分もあり、何か放送でもしたいことがあれば生徒会に届出をして鍵を借りる必要がある。しかし、この時間にはなかったはずだが・・・

 

 

と思っていた矢先

 

「私たちは校内の一科生と二科生の差別撤廃を求める有志です!」

 

おう・・・めんどくさいことになったなあ。もちろん、正式に許可を取って放送しているわけではないので生徒会と風紀委員の厄介になるのは間違いなし。そしてその仕事はこちらに回ってくるのだ。

 

「四十七君。これは・・・」

 

「多分そのうち連絡でも・・・来たな。では行きますか」

 

「はい」

 

「行きたくないけど。面倒ごと増やしてくれやがって」

 

さすがに無視するわけにもいかず放送室に向かうことになった。

 

着いた時には、既にそうそうたる面々が集まっていた。

 

「何事ですか?」

 

「一部の生徒が放送室の鍵を奪って、放送室に立てこもった」

 

「立派な窃盗罪ですね」

 

「そうだな。だが、学校としてはことを大きくはしたくないらしい」

 

「なら、内内で処理するということになりますか」

「と、なると強行突破ですか?」

 

「いや、学校設備を破壊してまで取り押さえるほどの事案ではない」

 

ここで、部活連会頭の十文字会頭が口を開く。

 

「ではどのようにいたしますか?」

 

と話していると達也が到着する。達也に同じ説明をすると、いきなり電話をかけ出した。どうやら中にいる人物に心当たりがあるらしい。そしてそれは心当たりから、確証に変わったようだ。

 

そしてそのまま交渉を始めたようだ。ひと段落着いたらあとは突入するだけである。

 

「一番最初は私が行きましょう」

 

「あら、レン君。無理しなくてもいいのよ」

 

「いえ、新歓以降アンティナイトを携帯するようにしてるので、魔法の無効化ならば私が最適ですからね」

 

「よくそんなものを持っていたな」

 

「アンティナイトの国内流通量の9割にうちの家がかかわっていますからね。手に入れるのも他と比べると容易ですよ」

「まあ、またこの話はそのうちに」

 

「そうだな」

 

 

 

というわけで立てこもり犯たちはおとなしく・・・ではないけども捕まったので一件落着・・・かと思いきや、犯人たちは二科生で、学内差別撤廃のために行動を起こしたとかなんとか。お互いの疑問や、意見をぶつけ合うための場として、公開討論会をやることになりましたとさ。

 

・・・めんどうごとがふえた。

 

警備の配置から有事の際の行動まで事前に計画をし、生徒会では七草会長が討論の準備をしていた。

 

「本当に一人でやるつもりで?」

 

「ええ、もちろん。それに何かあったらレン君にも出てもらうから。舌戦なら私よりも強いしね」

 

「俺も出るの?」

 

そういうことでさらに面倒事が増えた。

 

翌日

「結構集まったな」

と蓮夜。

 

「暇なんだろうか」

と達也。

 

「いや、二科生と一科生の割合は半々ぐらい。差別についてなにか思うところのある二科生とふざけんなって感じの一科生か?」

 

「否定できんな」

 

「「面倒事が起きなければいいが」」

 

息ピッタリ。

 

そういうわけで、討論会のはじまりはじまり。

 

まずは有志連合から

 

「我々は学校より様々な差別を受けています。例えば、部活の活動費など魔法競技系の部に比べ非魔法競技の部は予算が少なくなっています」

 

「それについては誤解です。そもそも部活動の予算は活動実績などに基づいて分配されています。ですので全国大会への出場経験のあるレッグボール部などには多くの予算が割り振られています。」

 

などなど、時折、一科生からも質問が投げかけられるなどし、一科生、二科生制度の撤廃を目標とすることとして締められた。

 

「この件について、四十七君はどう考えていますか?」

 

なぜ、そんなキラーパスを!?俺関係ないよね!?

 

警備の都合上壇上にいた俺に視線が集まる。

「えーっと。一科生、二科生制度の撤廃については否定的ですね」

 

「どうしてですか!?」

 

二科生と思わしき人物から声が上がる。

 

「確かに、この状況を生み出したのは一科生、二科生制度が原因ではありますが、制度そのものがダメなのではなくそれによって発生した副作用のようなものです」

「そもそも二科生とは魔法教育を受ける学生を増やすため年度の途中から補欠合格として100名を足したのが始まりです。しかし学生は増やせても教員はすぐに増やせなかった為、1年のうちは理論を進め次年度から実技をする。というのが本来の二科生制度です」

「しかし、次年度になっても教員が確保出来なかったため、方針を変更し、2年次からの実技も教員無しで行われるようになり、今のような制度へとなりました。これは全員に不十分な教育を施すか、一部の将来有望な生徒に十分な教育を施すか。つまり質を取るか量を取るかで質をとったわけです」

「なので、本来の一科生、二科生制度は差別ではなく区別です。しかし、現在は差別となっています。これは意識の問題です。一部の一科生は魔法技能至上主義とも呼べる考えが浸透しています。これにより二科生を蔑み、差別する。と、いった特権を持っていると勘違いした行為が行われていますが、これが諸悪の根源なわけです」

「なので一科生、二科生制度を撤廃する前に、徹底的に二科生に対する差別的な発言や行動を規制することが必要でしょう。それに加え仮に今、一科生、二科生制度を廃止しても教員の数が足りていません。一科と二科の違いは指導教員の有無であり、現在でも指導教員が不足している今では一科にも二科にも不十分な教育しか行えない可能性すらあります」

「ですので、まずは学生同士で教え合う仕組みを作るのはどうでしょう?成績優秀者。つまりテストの成績の上位20名は公開されるのでそれらの人にやって頂く。その代わりと言ってはなんですがその人たちの成績に加点をする。というのはどうでしょうか」

 

「・・・そこまで考えてたのね」

 

いえ、気がついたら口から出てました。

 

「あと、気になったのは二科生も二科生で差別を受け入れていることも問題だとは思いますけどね」

 

「受け入れてはいないんじゃないの?今回のこともあるし」

 

「いや、そうではなくて、大多数の二科生は差別に対して不満を持っていながらもそれを受け入れてしまっているんですよ。二科生とはこういうものだって。今回はあまり良くない形ですが差別に反抗するキッカケとしては良かったとは思いますよ」

「まあ、鍵持ち出して放送室を占拠されると取り押さえるのが面倒臭いので二度と御免こうむりますけどね」

 

なんで話をしていると、講堂の窓ガラスを突き破って何かが飛んできたのと同時に、校内から爆発音が響いてくる。と同時に講堂から悲鳴があがる。

 

窓ガラスを突き破って入ってきた何かはガス弾のようだが、すぐに副会長によって元のケース内に戻され割れた窓ガラスから外に捨てられた。と、同時に講堂のドアをぶち破って黒ずくめの男たちが侵入し、さらにはエガリテのリストバンドをまいた生徒たちが立ち上がり、騒ぎを起こそうとするが、それはすぐに取り押さえられる。同様に講堂のドアから入ってきた侵入者たちもすぐに風紀委員によって取り押さえられた。

 

「さて、じゃあ予想外の事態ですが私は奴らを迎撃してきますね」

 

「生徒は殺しちゃだめよ」

 

「もちろんです。あ、でもそれ以外ならいいってことで?」

 

「多少は残しておいてね」

 

殺すこと前提で話を進める蓮夜だが、それに付き合う真由美も真由美である。

 

というわけで絶賛テロリストどもを抹殺中。使うのはフォノンメーザー。振動系の魔法で殺傷力が高くて便利。これでテロリストの頭をぶち抜けばいい。

 

「そういうわけで、皆さんには死んでもらいまーす」

 

ふざけんな!って感じの声が聞こえるけど知りません。とはいえ、全部殺すのもあれなので、抵抗できない程度に痛めつけて終わらせることにする。

 

手足の一本二本ならいいでしょうということでフォノンメーザーでちぎっていく。

 

ナイフで抵抗してくるがそんなものは効かない。硬化魔法で強化してあるので刃が肉に到達することはない。

 

「そんなに近づいてきちゃってー投げられたいの?」

 

というわけで、マーシャルアーツで地面に叩きつけるようにして投げ飛ばす。偶々、この場所がレンガで舗装されていてアスファルトやコンクリートよりかはいくらか割れやすかったのか地面にひびが入るほどである。

それゆえに投げられた相手はうめき声すら上げることができずにその場でピクリとも動かずに倒れている。それを見て警戒して様子をうかがうような体勢だが、忘れてはならないのだが蓮夜は魔法師である。何もしないと余計に魔法の餌食になってしまうだけである。

 

というわけで

「グワーッ」

 

「グハッ」

 

といった感じに処分されてしまいましたとさ。ちゃんちゃん。

 

 

 

しかし、彼らの目的は最初に爆発のあった実技棟などではなく、図書館にある魔法大学とその関係校からしかアクセスできない機密データを抜き取ることである。なので、それとなく連絡しておいたのでそっちは心配する必要が無い。

 

俺は、校内でのテロリストの殲滅活動に精を出すことにする。

 

残念ながら魔法科高校生と言えど全員が全員とっさに魔法を使えるほど優秀なわけではないし、そもそもこのような状態で精神状態が不安定なこともある。精神状態と深くかかわる魔法をこのような状態で使えるとも言えないのだ。

そのせいで、生徒の間にも負傷者が発生している。なので急いで始末したいところなのだが生徒が混じっている以上殺してしまうという選択肢はとれず、一人一人のしていくことにするしかない。

 

硬化魔法を展開したうえで加速魔法を使用し減速せずに相手にそのままタックルをかます。結論、相手は吹っ飛ぶ。

敵が落とした警棒を拾い上げナイフを持って襲い掛かって来るテロリストの手首をゴキッという鈍い音とともにへし折る。痛みで悶絶するテロリストの顔面に蹴りを入れ麻酔代わりにし、眠ってもらう。

 

先ほどと同様、警戒して仕掛けてこないのでこちらからしばきにかかる。いきなりとび膝蹴りをかまし、その反動でもう一人に警棒で顔面を突く。刺さるわけではないが普通に痛いし、ひるんだところに偏倚解放で吹き飛ばす。

 

戦闘魔法師相手にただの人間相手では相手にもならない。一瞬のうちに制圧してしまう。そうこうしているうちに達也が現れた。どうやら図書館は制圧されたようだ。

 

まだ混乱している、学校を抜けある場所に向かう。それは、とあるテロ組織が隠れ家に使っている廃工場だ。途中で従者に拾われ制服から着替えて目的地に向かう。

 

さあぜつぼうのはじまりだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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