ミイラ取りがミイラになると思ったらミイラがミイラ取りになった話   作:yrtohoyr

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どうも皆さんこんにちは、作者です。
あああああああ暑い!!!!!
暑すぎるっ!!
もう電気料金無料にしてくれ!!
そう嘆きたくなるほどの暑さを迎えています。
この暑さ、迎撃は難しいようです...
すでに前書きがこれですから本編はもっと酷いですよ。
そんなこと気にしない方は本編をお楽しみください。


第十話 ミイラは店番を開始する

マリーとユリーは店の裏にある射撃場に居た。

マリーは何やらたいそうなショットガンを構えている様子。

 

ユリー「そう、構える時は少し腰を低くして反動で体がぶれないように。」

 

マリー「こう?」

 

ユリー「そう、いい姿勢だ。この構えた時に同時にかつ瞬時に安全装置の確認だ。もし安全装置がかかっていたらこの時に素早く解除する。目線は敵にずっと向ける。ちょっとでもよそ見をしたら敵が攻撃してきた時に咄嗟に行動できないからな。」

 

マリー「分かった...安全装置はかかっていないことを確認したわ。」

 

ユリー「オッケー、そうしたら後は敵に照準を合わせて撃つだけだ。」

 

マリー「...」

ドパァン!!

 

マリー「キャッ!?」

反動で体が後ろに持っていかれる。

 

ユリー「っと」

それを見事に支えるユリー。さすがの動体視力だ。

 

マリー「ごめんなさい、まだ完全には受け流せないわ...」

 

ユリー「大丈夫だ、むしろ初日でここまで形になる奴はそうは居ないぜ?」

 

ボォンボォンボォン...

射撃場の入り口に設置された振り子時計が正時を知らせる。

ユリー「っと、始業時間だ。一般客がここに来るかもしれないが、集中は切らすなよ。」

 

マリー「ええ、分かってるわ。」

シャコッチャキン...

ショットガンの薬室に次弾を装填し、的の方に構える。

 

ガチャッギィッ...

???「あれぇ、珍しいメンツだねぇユリーちゃん。もしかしてアルバイトでも雇ったんかい?」

マリーがショットガンを構えたちょうどその時、射撃場に一般客が入ってきた。

ユリーの事をちゃん付で呼ぶほどの常連だ。

 

ユリー「あぁ、そんな所だな。」

 

マリー「彼は?」

 

ユリー「あの人は通称マックのS、本名シェーン・スミスさんだ。」

シェーンと呼ばれた妙齢の男性。

だが老いぼれと自称する割に足腰はしっかりとしており、美しいほどに澄んだ目を持つ。

 

シェーン「なぁに、ユリーちゃんには叶わんよ。ただの老いぼれじゃ。」

 

マリー「Sの由来はともかくとしてマックの由来がいまいち掴めないのだけど...」

 

ユリー「見ていればわかる。」

 

マリー「?」

 

シェーン「さてっと、ユリーちゃん、今日も的をボロボロにしちゃうけど良いかい?」

 

ユリー「ああ、好きに使ってくれ。あとマリー、これを着けておくんだ。」

そういうと今使っているモノよりさらに防音性能の高い耳栓をマリーに渡す。

 

マリー「え、えぇ...?」

そう言うと耳栓をつける。

 

シェーン「それじゃあ、いくぞっ!!」

ズバァァァァァァァァァァッ!!!カランカランカラン...

連射のレートが速すぎるため音が連なって射撃場に響く。

 

マリー「!?」

 

シェーン「ヒャッホー!!最高じゃっ!!」

マックのSと呼ばれる所以。

それは、サブマシンガンであるMac10を2丁持ちで連射することから呼ばれるようになったのだ。

 

ユリー「毎度毎度飽きないですね...まあお気持ちわからないでもないですが。」

 

シェーン「ふぇ?なんじゃって?」

 

ユリー「...いえ、なにも。」

 

マリー「い、今のは一体...」

 

ユリー「あれはMAC10、小型のマシンガンだ。マシンガンっていうのは今マリーが持っているショットガンとは違って引き金を引くだけで弾が何発も自動で発射されるものだ。」

 

マリー「そんな恐ろしい物を実戦で使ったら制圧なんて簡単なのでは...」

 

ユリー「と思うだろ?的を見てみな。」

シェーンが撃ち終わった的を見てみるとズタボロになっているが、弾のバラツキが大きく壁にも弾が当たった跡が残されている。

 

ユリー「もちろん狙って打てばああはならないが、銃身が短い分反動を抑えるのが難しいんだ。シェーンさんはそれを片手であのレベルまで制御している。」

 

シェーン「マリーさんといったかの、ユリーちゃんはワシ以上に反動を抑えられておる。ユリーちゃん、見せてあげなされ。」

そう言うとシェーンは自身のMAC10をユリーに渡す。

 

ユリー「えぇ...まあいいが、マリーは耳栓をしっかりしておけ。」

カチャチャキッ...

爆速でマガジンを挿入しボルトハンドルを後退させ射撃準備を整える。

 

ユリー「それじゃあ撃つぞ。」

ズバァァァァァッ!!カラカラカラン...

あっという間に1マガジン撃ち終え、的を回収する。

 

マリー「まぁっ!?」

 

シェーン「ふむ、やはりユリーちゃんは流石じゃの。」

的は確かにズタボロになっているが、シェーンの撃っていた的より明らかに弾痕がまとまっており、壁に当たった形跡も無かった。

 

シャコッパチン

ユリー「まあ、こんなものだ。実践で使えるかは正直微妙だが、威嚇射撃にはもってこいの逸品だ。」

 

シェーン「いや危ないよユリーちゃん」

 

ユリー「朝っぱらからサブマシンガンぶっ放す人に言われたかないですがね。」

 

シェーン「制圧にはこっち使うじゃろ?」

そう言うと持ってきていたバッグの中から軽機関銃を取り出す。

 

ユリー「制圧じゃなくて...てか毎回それ持ってきてるんです?」

 

シェーン「そうじゃよ?」

 

ユリー「...まあいいか。とりあえず今日のところはこれくらいにしておこう。店に戻るぞ。」

 

マリー「ええ、それじゃあシェーンさんもごゆっくり。」

 

シェーン「おーう」

こうして二人は射撃場を後にし、店に戻ってくる。

店の中はオープンして間もないにも関わらず数人が訪れていた。

 

ゴゴ「でさー...あっ、ユリーさん戻ってたんですね」

 

ジャック「ユリーさん!!マリーさん!!」

 

ユリー「おお、ついに退院したか!!」

 

ジャック「いやはやユリーさんたちのおかげで本当に助かりました!やつの瘴気は本当にすさまじい力だったらしくて、ユリーさんが飲ませてくれたあの酒がなければもしかしたら今僕は人間じゃなくなっていたかもしれないと聖職者の方も仰ってましたよ。」

 

ユリー「あれは本当にまじないが掛かってるものだ。まあライアーはそうと知らず悪魔であるサキュバスに飲ませていたがな...」

 

ジャック「それにしてもユリーさんたちはあの瘴気の中をよく平気で進んでいきましたね。なにか装備の違いとかあるんですか?」

 

ユリー「装備というより種族の違いだろうな。ゴゴみたいなゴリラおn」

 

ゴゴ「...」

ユリーに向かいギロリと睨みを利かせるゴゴ。

 

ユリー「もとい、瘴気慣れした人間や聖職者なんかはこの瘴気に何かしらの耐性を持っていて効かないが、そうでない人間は瘴気に触れると体だけでなく心をも蝕んでしまうんだ。」

 

ジャック「というとユリーさんは聖職者関係なのですか?」

 

ユリー「いや、全く。俺はそもそも純粋な人間じゃない、ヴァンパイアと人間の混血だ。そのおかげで瘴気は一切効かない。ライアーもエルフだからな。その類はほぼ効かない。」

 

ジャック「ゆゆゆゆりっりりりーさんがががヴァンパイアの混血!?」

ユリーが人間でないことを初めて知ったジャックはあまりにも衝撃的なことを聞き唖然と、そして少しおびえたような表情になる。

 

ユリー「別に俺は純血と違って人間の血を求めもしないしニンニクとか銀とか聖水も素手でいける。あー、だが日光はだめだな。」

 

ゴゴ「あれ、日光ダメでしたっけ?」

 

ユリー「いやほら、日に当たると皮めくれるタイプで」

 

ゴゴ「それは日焼けです」

ユリーだって意外と人間味があるのだ。

 

ジャック「ほ、本当に血吸わない?」

 

ユリー「血よりハンバーガーとかラーメンの方が百倍美味い。ニンニクマシマシ!!」

 

ジャック「血よりってことは飲んだことはあるんですか?」

 

ユリー「本当にガキの頃一回だけな。親父が純血だから普通にヴァンパイア用の汎用血液飲んでたが、鉄臭いし舌ざわり最悪だし変な味するし、あんなの何が美味いんだ?」

 

ジャック「そこまでの酷評ですか...」

 

ユリー「ある日たまたまニンニクマシマシのラーメン食って帰ったら親父が具合悪くなってな。その日から実家に戻るときはニンニク飲食禁止令を出されてしまった。」

 

ジャック「いや普通に幸せな親子生活してますね...」

そう言うとユリーの表情が急に変わる。

 

ユリー「いいや、幸せじゃないさ。実家のあるヴァンパイアの町に行くとな...」

 

ジャック「ま、まさか混血だからって白い目でみられるとか...」

 

ユリー「混血は珍しいからってんで他のヴァンパイアどもが寄って集って挙句うちの大広間で宴会開く騒ぎなんだよ...」

 

ジャック「いや迫害されとらんのかーい!?」

 

ユリー「別にヴァンパイアは混血だからって迫害しねーよ。むしろ他種族大歓迎だ。うちの集落では混血はまだ珍しい部類だからなぜかもてはやされるんだよ...」

 

ジャック「なるほど...マリーさんもその事実知ってました?」

 

マリー「ええ、最初に会ったときに教えていただきました。」

 

ジャック「ふーん...あえっ!?そういえばなんか話すのうまくなってないすか!?」

 

マリー「努力の結果です♪」ウインク

 

ジャック「...///」

あまりの可愛さにその場で悶絶してしまうジャック。

 

ゴゴ「...ふんっ!!」

そして焼きもちを焼き始めるゴゴ。

 

マリー「ど、どうされたのですか!?」

そして何も理解していないマリー。

こんな状況での店番、果たしてうまくいくのだろうか。

続く...




いかがでしたでしょうか。
実は実家のリビングにあるエアコンが10年近く前に故障しまして、そこから一切修理など出さずに今までズルズルと過ごしてきました。
私が実家に戻りたくないのは正直これが原因の一つです。
冬は全館暖房で暖かいのですが夏はこの暖房特化の家(高気密住宅)のせいで風か全く流れず激熱になります。
さらに屋根には融雪装置も搭載しておりコンクリートを詰めてありますから日中に受けた熱がなかなか冷えていきません。
もうね、オーブンレンジなんです。
なので私は一人暮らしのアパートでガンガン冷房を利かせた部屋で過ごして実家にはお盆と正月くらいしか返りません。
夏は帰りたくありません。だれかエアコン直してください。
それではまた次回。
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