ミイラ取りがミイラになると思ったらミイラがミイラ取りになった話   作:yrtohoyr

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どうも皆さんこんにちは、作者です。
夏休み期間の成果最近はUA数が若干ですが好調です。
この小説も元はといえば参加しているLINEグループでの会話が始まりだったのです。
といってもなぜこの小説を書いたのかは思い出せますがどんな話をしてこの言葉が生まれたのかはすでに記憶のどこかへ消え去ってしまっています。


第十二話 ミイラは初クエストを受ける

リッチを倒した数日後のことである。

まだ国民になって間もない者が国を救ったなどと大々的に報道されたこと、そして王から直々に感謝の言葉を伝えられたことでマリーは一躍時の人になっていた。

その美貌も相まってギルドだけでなくライアー銃砲店にもたくさんの客がマリーを一目見ようと押し寄せていた。

 

ライアー「み、皆さん落ち着いて!!今日はマリーはギルドで初クエストを受けに行ってるんですからここにはいませんよ!!」

 

ユリー「買い物していかねえやつぁ俺の相棒の赤錆になるだけだぜ。」

 

ライアー「そんなカッコつけてもどうせ赤錆になる前に手入れするでしょー」

 

ユリー「当たり前だ、武器は日ごろの手入れが重要だからな。錆になったらそいつの腕もさび付いている証拠だ。」

 

ギルドはギルドで一緒に行こうとするヤン共でごった返していた。

ゴゴ「おーさーなーいーでー!!」

 

ギルメンA「マリーさん!!今日はギルドのクエスト初挑戦ということで、ぜひご一緒させてください!」

 

マリー「い、いえ、本日はゴゴとジャックさん、それにデニスさんの4人で行く予定デシテ...」

 

ジャック「ほらほら散った散った!!今日は俺も退院して久々のクエストだからな、お前らがいちゃ逆に邪魔だっての!!」

 

デニス「ふむ...ところでこの短期間でここまでこの国の言語を覚えてくるとは、姉に何かスパルタ教育でもされたのでは...」

 

ゴゴ「そんなことしません!!」

 

受付嬢「では皆さん、そろそろ馬車が出ますので準備の方をお願いします。」

 

デニス「私はいつでもOKです。」

 

ジャック「ところで今回はどんなクエストだったっけ?正直ゴゴに声かけられただけでよく知らずに準備してきちまったんだよなぁ...」

 

ゴゴ「今回は最近黒の森の上級ダンジョンで大量発生してる魔物、ダークウルフの発生源を特定することです。」

 

ジャック「ああ、だから今日はデニスさんも一緒なんだな」

 

デニス「私がいると不都合ですか?」

 

ジャック「いやいや、むしろ心強いですよ!」

その時、ゴゴたちの目の前にシュバートが現れる。

今日も他者を圧倒する威圧感が彼からは醸し出されていた。

 

シュバート「ご機嫌よう、諸君。」

 

ギルメンA「しゅ、シュバートさんだ...」

 

ギルメンB「やっぱあのオーラは圧倒されるな...」

 

ギルメンC「あのメンツ育てたのも確かシュバートさんじゃなかったかな?」

 

ギルメンD「そりゃ規格外の化け物メンバーになるわけだよ...」

 

シュバート「まあまあ皆さん静粛に。まずはマリーさん、今回は初めてのギルドクエストです。以前の付き添いのようなものではなく、今回はあなたが主体となって動くことになります。途中には厳しい状況が待ち構えることもあるでしょう。ですが今回のメンバーはその苦労を乗り越えた猛者たちです。だから安心してクエストを受けてください。」

 

マリー「お心遣いいただきありがとうございます。」

 

シュバート「そしてゴゴ、妹は大切にすること。」

 

ゴゴ「だからスパルタなんてしてません!!」

 

シュバート「デニス、ジャック、あなた方二人は前衛としてお嬢様方を守り抜くこと。もし守れなかったら...ね?」

そう言うとシュバートは二人に向けて鋭い視線を向ける。

 

ジャック「は、はい!!全力でお守りします!!」

 

デニス「このデニス、必ずや全員守り抜いて見せましょう。」

 

シュバート「うむ、よろしい。最後にマリーさん、これを。」

シュバートはマリーの前に来ると首にネックレスをかける。

 

シュバート「これは本来私の指導を受けたものに渡すのですが...私の見立てでは先の事件もありました通り、どうやらその必要がないほど習熟した魔法技術を持っているとお見受けいたします。このネックレスはその習熟した魔法をさらに高見へと引き出してくれるお守りです。きっと役に立つ時が来るでしょう。」

 

マリー「美しく繊細にあしらわれたものですわね。」

 

シュバート「私の手作りです、そう言っていただけると本当にうれしい限りですよ。さて、あまり邪魔をしても悪いですから私はこれで失礼させていただきます。諸君、武運を祈る。」

そう言うと、シュバートの体は黒い煙に覆われ、その姿はあっという間に消えてしまった。

 

ゴゴ「さて、私たちの準備も整っていますし行きますか!」

 

マリー「ええ、足を引っ張らないように頑張りますわね。」

 

デニス「その意気です、我々も全力でサポート致します。」

 

ジャック「サポート系の魔法なら任せておけ!!」

こうして冒険家、魔導士、冒険家兼魔導士、戦士の4人のクエストが始まった。

ギルドの馬車に揺られて一行が向かった先はフレデリーク王国の南に位置する森の中。

その森は常に何らかの黒い霧に覆われ、多くの魔物が生息していることから近隣の国々から「黒の森」と呼ばれている。

フレデリーク王国とは別の国のギルドメンバーもこぞってここに来ることから、黒の森の入り口はギルド集落となっていた。

朝に出発した4人がこの集落に到着する頃には既に日が落ち始めていた。

 

馭者「さて皆さま、ギルドの集落に到着しました。お帰りの際もこちらに来ていただければ大丈夫です。」

 

ゴゴ「久々に来たな~ギルド集落」

 

デニス「私もここのギルド集落は久々です。何年ぶりでしょうか。」

 

ジャック「自分もっす。」

 

ゴゴ「え、皆さん久々なんですか!?」

 

デニス「私はほとんど北部にある高原のクエストにしか行きませんから。」

 

ジャック「自分はいろんなところ行きますけどここ数か月は東か西のどっちかで南は来なかったっすね。」

 

ゴゴ「私もジャックさんと似た感じの行動です。」

 

デニス「南は他国の領土境界線に近くギルド依頼が少ないというのもありますが、そもそも難易度自体もそんなに難しいものではないものが多いですからね。」

ギルド集落をよく見てみるとうら若い男女パーティーがほとんどを占めている。

それもそのはずで、実はこの黒の森は発見当時あまりにも高難易度だったため多くのギルドメンバーが投入されていたのであった。

その結果強い魔物は徐々に姿を消し、いつの間にか初心者向けダンジョンとなっていたのである。

当然完全にいなくなったわけではないため初心者エリアと上級者エリアは今も分けられている状態だ。

 

マリー「この先の森、なにか嫌な気配を感じます。」

 

デニス「無理もないでしょう。ただこの集落には防御用の魔法陣にライアー銃砲店特性の小型トラップが仕掛けられているので早々魔物や動物はこの辺を闊歩できません。」

ライアー銃砲店の特製トラップと聞き、マリーは例のトラップを思い出していたのであった。

 

ゴゴ「さて、今日はとりあえず集合宿で休みましょっか!食事はどうします?」

 

ジャック「久々のメンツに新人も来たんだから久々にどっか集落の酒場で飲みましょうよ!!」

 

ゴゴ「ジャックさんも分かってますね~、デニスさんもいいですか?」

 

デニス「もちろん、ご一緒します。」

 

ゴゴ「それじゃあ荷物は宿に預けて酒場に集合~!!」

こうして一行は宿へと向かう。

宿は全体が木で出来た、ログハウスのような外観であり、中も綺麗である。

 

デニス「ふむ?前来たときはこのような綺麗な宿は無かったような...」

 

ジャック「そうか、デニスさんは自分よりもっと前に来たのが最後ですもんね。デニスさんが知っている古い宿が経年劣化でダメになってきていたらしくて1年半ほど前に新設されたんですよ。さらに収容人数も以前より増えたらしいです。」

 

デニス「なるほど、確かに前の宿より明らかに大きくなっています。」

 

ゴゴ「すみませーん、明日からのクエストで来た者なんですけど4人分のお部屋か4人が入れる大部屋って空いてます?」

 

宿屋の主人「あー、4人分の個室か大部屋は無いんだけれど二人パーティ用の部屋がちょうど2つ空いているんだ。丁度男女2:2で別れればよいと思うのだが、それでもいいかな?」

 

ゴゴ「どうします?」

 

デニス「私は問題ありませんよ。」

 

ジャック「俺も問題ないっす!」

 

マリー「私もゴゴと一緒の部屋でなら問題ありませんわ。」

 

ゴゴ「じゃあそのお部屋をお願いします!」

 

宿屋の主人「あいよ、これカギね。それじゃあごゆっくり。」

鍵を渡されたゴゴたちはそれぞれの部屋へと向かう。

ガチャッギィバタン...

 

ゴゴ「おお~!二人部屋ってこうなってたんだ~」

二人部屋は少し広めの部屋にベランダがついている構造だ。

シャワールームとトイレは別で設置されており、二人で使うように親切な設計である。

二人部屋は全室同じためジャックとデニスの部屋も同じ構造になっている。

まるで高級ホテルのような感じではあるがここはギルド運営の公共施設の為ギルドメンバーは何とタダで宿泊ができるのだ。

 

マリー「すごいですわ...これが無料ですの?」

 

ゴゴ「まあギルドが運営してるものだからね。福利厚生ってやつ?」

 

マリー「フクリコウセイ?」

 

ゴゴ「雇ってる人を奴隷のように扱ってはいけないっていう法律があるんだよ。そこで企業は普通の報酬に加えてこういった無料サービスとか割引サービスみたいなところをやってるんだよね。ギルドは特にこれが手厚くて、こうしたクエストに関わる宿や治療費は全額免除してくれたり、ギルド特別優待っていう割引が適用されることもあるんだ。」

 

マリー「私の生まれた時代では到底考えられないものですね...」

 

ゴゴ「まあ色んな時代背景もあって今の制度が生まれた訳だからね。さて、そろそろジャックさんたちと酒場に行きましょうか!」

 

マリー「そうですわね」

するとゴゴたちの部屋の戸をノックするものがいた。

 

ゴゴ「はーい!」

 

ジャック「「俺だ~、そろそろ行くぞ~!」」

ジャック達の方が早く呼びに来たようだった。

 

ゴゴ「はーい、今行きま~す」

こうして4人は夜の酒場へと向かうのであった。

続く...




いかがでしたでしょうか。
UA数に応じて少し早めに執筆しました。
夏休みは暇な人は暇ですからね、そういった意味でも小説はどんどん書いていこうと思います。
そういえば前に(現在休止中の小説ですが)毎週書くみたいな夏休み企画をやったことがあります。
が、やはり1週間という短いスパンで書くため分量は短いし話は粗雑になってしまいました。
そういった意味でもやはりひと月に1話書くくらいがちょうどいいと思うのです。
ちなみにこの小説は本当に月1ペースです(去年の7月から連載開始してます。)
次回は本当にいつになるか分かりませんが、お楽しみに!!
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