ミイラ取りがミイラになると思ったらミイラがミイラ取りになった話 作:yrtohoyr
最近時が経つのはあっという間のような感じがします。
ついこの間小説書いたじゃんと思っていたらいつの間にか1か月経っていたなんてざらです。
やはり小説は掛ける時に書いた方が早いと思うんです。
そんなこんなでチョロチョロと小説を書いていますので今後ともご贔屓に。
それでは本編をお楽しみください。
夜のギルド集落。
ギルドメンバーたちで賑わうこの集落の酒場にゴゴたちはいた。
ゴゴ「シェリー酒もっと持ってきて~!!」
バイト「あいよぉ!!シェリー酒はいりましたー!!」
デニス「ゴゴ、そんなに呑んで明日からのクエストに支障は出ませんか?」
マリー「そうよ、明日からクエストよ?」
ゴゴ「ダイジョブダイジョブ!!わらしお酒強いから!」
だいぶ飲んでヘベレケになっているゴゴ。
その横でジャックはというと...
ジャック「...」チーン
完全に酔いつぶれていた。
マリー「デニスさん、この調子ですと明日は...」
デニス「うーむ、ゴゴはともかくジャックは難しいと思われますね。」
マリー「あ、そういえばユリーに酔い覚ましのポーションを頂いてましたわ。」
デニス「いや、無理に酔いを醒ますと後が辛くなるだけです。これは明日諦めて付近の散策にとどめておきましょう。この付近でしたら防御結界も張ってありますから一人でも散策できるはずです。」
マリー「そうね...ゴゴそんな勢いよく飲まないで、何かと一緒に食べないと」
こうして楽しい夜はあっという間に過ぎ、翌朝である。
ゴゴ「う、ウップ...」
ゲロゲロゲロ...
マリー「もう、だからあんなに呑まない方が良いと言ったでしょう?」
ゴゴ「ごめんマリー、ちょっと浮かれすぎた...ジャックさんの方はどんな感じ?なんか昨日酔いつぶれてたっぽいけど」
マリー「呑ませたのはゴゴでしょう...デニスさんからさっき聞いたけど二日酔いで頭が痛くて寝込んでるらしいわよ。」
ゴゴ「ごめんごめん...ウッ」
オロロロロロロ...
マリー「はぁ、私はこの後デニスさんと集落とその周りを散策してくるけど、ゴゴは休んでいなさいね?」
ゴゴ「うん、そうする...」
コンコンコン
デニス「「デニスです、ゴゴの方は大丈夫ですか?」」
マリー「ええ、まだ戻してるけどこの調子なら大丈夫そうよ。」
デニス「「分かりました、では門前で待ってます。」」
マリー「私ももう少ししたら向かいます。」
ゴゴ「探索頑張って~...私はベッドで休む...」
マリー「はぁ...」
数分後、マリーはデニスの元へと向かう。
木で出来た簡素な門の前にデニスはタバコを吸いながら待っていた。
マリー「お待たせしてしまいすみません。」
デニス「いえいえ、では行きましょう。」
急いでタバコの火を消すと、吸い殻は自身の携帯する吸い殻入れに入れる。
戦士であると同時に紳士でもあるデニスは自身の負になるような行動はタバコと酒以外しないと決めているのだ。
マリー「ところで散策とは何をするのかしら?」
デニス「そうですね...まずこの森の入り口から初心者向けコースを出口まで歩いて、この森の特徴などを知っておきますか。」
マリー「分かりました。」
そうして二人は森の入り口まで来る。
ギルド集落からここまでは歩いて10分ほどの場所にあるが、結界や罠のおかげで魔物や危険な動物には一切出合わなかった。
この森の入り口には検問所のような場所があり、3グループほどのギルドメンバーが森に入ろうと集まっていた。
デニス「ここを超えた先は防御結界魔法や罠が一切設置されていない、本当のダンジョンです。」
マリー「たしかに黒い森ですね...」
???「あれ、デニスさん?」
???「デニスさんがこちらに来ているとは珍しいですね。それにお綺麗な方も一緒とは、ついに新人教育を頼まれましたか?」
デニス「マーシャル兄弟じゃないですか、お久しぶりです。いやいや、教育ではなくてちょっと特殊な用事でこちらに来たんですよ。紹介します、この方々は以前私と共にパーティーを組んでいたマーシャル兄弟です。」
デヴィット「俺はデヴィット・マーシャル、ギルドではサポート魔法を主に使う魔導士だ。」
ポール「ポール・マーシャルです、自分は主に攻撃魔法を使います。」
マリー「マリー・ゴッドハートと申します、ところでどちらがお兄様に当たるのでしょうか?」
デヴィット「私が二つ上になります。って、その珍しい苗字もしかしてゴゴの親族ですかい!?」
マリー「腹違いではありますが、妹です。最近フレデリーク王国に姉が居ると聞いてやってきました。」
ポール「あのおてんば娘と雰囲気が違うのは納得ですね...あれ、となるとゴゴも一緒ですか?」
デニス「本当は加えてジャックも一緒だったのですが、昨晩二人が呑みに呑みまくりまして今は宿でダウン中です。今回このマリーさんが初クエストという事だったのでまずは初心者コースから散策しようという事で本日はこちらに来ました。」
デヴィット「そういう事であれば自分達と共に行きましょう!実はこの新人の教育でここに来ましてね...ほらショーン、挨拶!」
ショーン「こ、こここ、こにちはっ!!!ショーン・メイヤーでしゅ!!」
デニス「デニスです、ではこれからよろしくお願いしますね。」
ショーン「ふぁ、ふぁいぃぃ...///」
デヴィット「ああ、すみませんねデニスさん。実はこいつ、デニスさんの大ファンとか何とかでギルド入ったらしくて。」
ショーン「はいっ!!僕はデニスさんのような強くて紳士な戦士になるべく頑張っています!」
デニス「いやいや、私なんてそんなにたいそうなことはしておりませんよ。いつも北の高原のモンスターを狩っているギルドメンバーです。シュバートさんの方が圧倒的に強いですしね。」
ポール「あれは化け物レベルの強さですからね...勝てる人はまず居ないでしょう。」
デニス「ははは、そうかもしれませんね。さて、そろそろ行きましょうか。」
デヴィット「よし、ショーンも気合入れろよ!!」
ショーン「はい!!デニスさんと一緒ならいつも以上に頑張れそうです!!」
ポール「じゃあショーン、いざダンジョンに向かうとなったらまず最初にすることは何か覚えてるか?」
ショーン「はい、武器やアイテムなどの持ち物を確認することです!」
ポール「正解、じゃあ確認しようか。」
ショーン「はい!」
シャキン!
剣を勢いよく引き抜くショーン。
その剣で危うくデニスを真っ二つにしそうになったが、デニスは持ち前の瞬発力で間一髪避けたことで大事には至らなかった。
ショーン「す、すすす、すみませえええええん!!!!!」
デヴィット「ばっきゃろー!!デニスさんを殺す気かおめえは!!」
ポール「まあまあ兄さん落ち着いて。いいかいショーン、武器や防具を確認するときは必ず周りの安全を確かめてから。じゃないと今みたいに大切な人を傷つけてしまったり、自分自身が怪我をしてしまうんだ。そうやって安全確認を怠って最期を迎えたメンバーを僕たちはたくさん見てきた。ショーンにはそんな風にこの世を旅立ってほしくないんだ。」
ショーン「ご、ごめんなさい...」
デニス「ま、まあ、とりあえずマリーさんもぉぉぉぉ!?」
シャコッジャキンカチッ
マリー「はい、どうかされました?」
デニス「い、いや、ゴゴからは魔導士と聞いたので杖とかの装備を持っているのかと...しかも武器が短刀や鞭でなくほぼ誰も持ちたがらない銃ですか...」
マリー「レミントンのM870ですわ。あ、それともこちらの方が良かったかしら?」
そう言うと自身の背中に背負っているカバンからもう一丁M4アサルトライフルを取り出す。
チャキッカチャン
デニス「いや、そのカバンどうなってるんですか...」
マリー「ライアー特製の魔導式圧縮カバンです。このカバンに剣なら30本は入りますわね。」
ショーン「すごい...」
ポール「あ、あはは...とりあえず森に入りましょうか。」
そうして一行は門を通り抜け、森の中へと入っていく。
森の中は外から見るよりも濃く、黒い霧に覆われており、数メートル先がほぼ見えない状態だ。
それ以上はうすぼんやり空間が続いているのが確認できる程度で、陽の光は黒い霧のせいで紫色に見えている。
マリー「不気味ですわね...」
デニス「初心者向けとはいえ、魔物が弱いという意味ではないから注意するように...っと、いきなり現れましたね。」
グルルルルル....ギャーッギャーッ!!
デヴィット「小型のワイバーンですかい...さあショーン、ワイバーンが現れた時はどうするんだ!?」
ショーン「え、えーっと、爪の攻撃に気を付けながら、攻撃しようと降りてきた所で叩き切ります!」
デニス「正確には相手の目線を離さずに、です。目を離した瞬間物凄い速度で飛び回るから攻撃が困難になる可能性が高くなります。」
ショーン「は、はい!!」
その時、いきなりワイバーンがマリーの方へ急降下し始めた。
ショーンは一瞬デニスの方を向いてしまっており、ワイバーンはデニスの瞬発力でも間に合わないほどに急接近する。
デニス「!?」
それに気づいたデニスはできる限りマリーを守ろうと持ち前の瞬発力でマリーの方へ向かう。
ズパァァァン!!
デニスがマリーにあと一歩のところまで近づいた瞬間、辺り一帯に爆音が響き渡る。
マリーはショットガンを構え、ワイバーンに向けて引き金を引いていたのだ。
至近距離で高威力の弾丸を食らったワイバーンはまるで爆発を食らったかのように後ろに吹き飛びながら、あたりに肉片をまき散らす。
地面に落ちたワイバーンはそこから二度と空へ飛ぶことはなかった。
デニス「な、い、一発...?」
マリー「油断は禁物、でしょう?」
シャコッチャキン...
次弾を装填しながら余裕の表情を見せるマリー。
デニス「は、はは...流石ユリーさんの元に居るだけありますね...」
そんなこんなで一行はさらに森の奥へと進んでいくのであった。
続く...
いかがでしたでしょうか。
良いペース、良いペースですねぇ。
ここまで短期間で小説を書けたのは久々です。
しかも4000文字近く書いています。
もうね、今小説を書くのが楽しいまであります。
お話も今回は日常ギャグファンタジーという軸をブレずに書けています。
という事で次回をお楽しみに!