ミイラ取りがミイラになると思ったらミイラがミイラ取りになった話   作:yrtohoyr

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どうも皆さんこんにちは、作者です。
ダイエットを始めて早1か月を過ぎました。
この1か月で体重は3キロくらい落ちたのかな。
目標体重はもう-15キロくらいです。
この世の中で唯一簡単に作れて壊すのが難しいのが体脂肪です。
酷いものですね。

それでは本編をお楽しみください。


第十八話 ミイラは集落へと戻る

5人はラストスパートを駆け抜けていた。

そう、文字通りね。

 

マリー「はぁ...はぁ...すっかり時間のことを忘れておりました...」

 

デヴィット「俺も魔力は良くて全員を2回全回復させる程度しか残っていないからな、時間もないし走るのが一番だ!!」

 

ショーン「ま、まってぇ...ゼェハァ」

 

ポール「ショーンがもう体力の限界に近い...どうしよう、最悪ショーンだけは飛ばそうか?」

 

デニス「いえ、こうします。」

そう言うとデニスは推定50キロ程度はあろうショーンの体を軽々と持ち上げてしまう。

 

ショーン「デニスさん!?」

 

デヴィット「流石デニスさん...伝説のギルドメンバーに育て上げられたスーパー戦士だ...」

 

ポール「ほら兄さん、感心してないで足元気を付けて!」

一行はまさにてんやわんや状態である。

そうして帰り道を走ったり、歩いたり、また走ったりと小1時間。

ついに森の出口への案内看板が見えてきた。

 

デヴィット「はぁ...はぁ...ようやっと案内看板が見えてきたしここからはちょっとペースを落とすか。」

 

ポール「だね...デニスさん、ここまでショーンを運んでいただいてありがとうございます。」

 

デニス「いえいえ、久々にいい汗をかけました。」

めちゃくちゃ走ったのに良い笑顔の紳士が一人。

 

ショーン「ご迷惑をおかけしました...」

 

デヴィット「それにしても、マリーさんがほぼ顔色を変えずに着いてこれてることには驚いたぜ」

 

ポール「確かに、僕たちの体力でも結構大変なのに...」

 

マリー「いえ、私も結構疲れておりますわよ。」

そう言いながらもあまり疲れが顔に出ていないマリー。

本当に疲れているのかは、本人を信じるしかない。

 

デニス「いざとなりましたら今度はマリーさんをお運びしますから大丈夫ですよ。」

純粋なその言葉は彼が紳士でなければキモがられていたであろう。

 

ポール「あはは...まあここからは歩いて30分もあれば出口に付くからゆっくり行こう。」

こうして残りは徒歩で向かう事に。

そうして30分後、ついに一行は出口に到着した。

 

門番「皆様ご無事でしたか!!」

 

デニス「ええ、何とか皆怪我無く。ところで森の管理人に話をしたいのだが...」

 

門番「皆様に討伐していただいたダークウルフの件ですね。それでしたらつい3、4時間ほど前に緊急脱出してきた者に聞いております。入口もすでに閉鎖済みです。」

 

デニス「分かりました。我々より後に入った人たちは...」

 

門番「名簿によると皆様より後に入った方は緊急脱出したか別ルートで追い越してきていますね。」

 

マリー「別ルート?」

 

デヴィット「ああ、マリーさんとショーンにはまだ伝えていなかったがこの森は複数のルートがある。今回は一番長いルートを選んだが...ちょい失敗だったな。」

 

ポール「まあほら、みんな無事に戻ってこれたし、また来ればいいさ。」

 

デニス「とりあえず一旦キャンプに戻りましょう。ジャックとゴゴも待っていますからね。」

 

マリー「そうですわね。」

 

デヴィット「俺たちも一旦戻るか。」

 

ショーン「シャワー浴びたいです...」

 

ポール「じゃあ戻ったらまずは温泉に入ろっか。」

こうして一行は各自の宿へ戻っていった。

 

ガチャギィッ

マリー「ただいま戻りました。」

 

ゴゴ「マリーお帰り~初めての森はどうだった?」

二日酔いで倒れていたゴゴはすっかりケロッとしていた。

 

マリー「...色々とイレギュラーが発生しましたけれど、とても良い経験になりましたわ。」

 

ゴゴ「その色々はまた後で聞くとして、良い経験になったなら良かったよ。これでモンスターやっぱり怖いとか言い始めたらどうしようかと思ってた。」

 

マリー「ふふ、私はそんなに小心者じゃなくってよ?」

 

ゴゴ「そっか、そうだよね~」

すると誰かがゴゴたちの部屋をノックする。

コンコン

 

デニス「「マリーさん、今よろしいでしょうか?」」

ドア越しにデニスの声が聞こえてきた。

 

マリー「ええ、どうぞ入ってくださいまし。」

ガチャッギィッ

 

デニス「失礼します。本日の件で少々お話があるとのことで明日、キャンプ西側にある集会場にて黒の森を管理する団体と話し合いを行います。ゴゴも念のため一緒に。」

 

マリー「分かりました。」

 

ゴゴ「私何か役に立つ?」

 

デニス「一応今回の我々の目的がダークウルフの発生源調査ですからね。情報共有もかねてゴゴとジャックも念のためその場に居た方が良いでしょう。」

 

ゴゴ「確かにそれはそう。」

 

デニス「では私はいったんジャックの様子を見ますのでこれで失礼します。」

 

マリー「わざわざありがとうございます。」

ギィッバタン

 

ゴゴ「もしかしてなんだけど、イレギュラーってまさか初心ダンジョンにダークウルフが出たとか言わないよね?」

 

マリー「その通りですわよ。」

 

ゴゴ「えぇ!?」

こうして森であったことをゴゴに事細かく話していく。

 

ゴゴ「なるほど、なわばりを意識するダークウルフが初心者用ルートまで下ってきたって事は相当深刻だね。」

 

マリー「そうなの?」

 

ゴゴ「そりゃあそうだよ、初心者向けのルートとして設定されてるのは既に大人数で探索しつくしたと言っても過言じゃないほど安全が確立されてるんだから。」

 

マリー「確かに言われてみればそうですわね...」

状況の深刻さをようやく理解し始めたマリー。

 

ゴゴ「ま、無事に帰ってこれたことだし良かった良かった」

こうしてマリーの初ダンジョンは色々と大変な出来事が起きたのであった。

そして翌日、キャンプ西側の集会所には黒の森の管理団体とマリーたち4人、更にマーシャル兄弟パーティとダークウルフの被害者たち、合計で十数名が勢揃いしていた。

 

カルロス「皆様お集まりいただきありがとうございます。私は黒の森管理団体"フォーキー"の団長、カルロス・ピネードと申します。フォーキーのメンバーは他に副会長のパブロ・トサールとバランスキーパー班長のエミリオ・アギラールを同席させております。」

 

パブロ「副団長のパブロです、よろしく。」

 

エミリオ「バランスキーパー班長のエミリオと申します。本来は私共がこういった事態を抑えなければいけない所でありましたが、我々の予測を大きく逸脱した魔物の行動により被害者を出す惨事となってしまいました。被害者の方々には本当に申し訳なく思っており、また我々の代わりに討伐と被害者の救護を行っていただいた皆様には深く感謝しております。」

カルロス達3人はマリーたちに向け深く頭を下げた。

 

カルロス「一刻も早くこの状況を打開しなくてはと思い、また人手も足りないことから昨日フレデリーク王国のギルドに調査依頼を出しました。するとなんという偶然か、ここにお越しの方々が丁度調査の名目でお越しだったのです。」

 

パブロ「お話によればギルド内でも頭角を現す方々のチームとのことで、それもほぼ全員伝説のギルドメンバーと呼ばれたシュバート氏の弟子であると。」

それを聞いた一部の被害者たちはザワザワし始める。

 

被害者A「だよな、やっぱりあそこに座ってるのデニスさんだよな...」

 

被害者B「それにゴゴとジャックもいるぜ。もう一人は分からねえが、あのオーラは相当な魔法の手練れだ...」

 

エミリオ「皆様静粛に。そこで今回の打開策として上がったのは、我々とこのギルドメンバーの方々が手を組んでダークウルフの南方移動の原因調査、そして解決を目指すものです。既にギルドの方には協力の許可をいただいております。あとは皆様が合意してくださればすぐにでも始められます。」

 

ゴゴ「はいはーい、ちょっと質問良いですか?」

 

カルロス「構いません、どうされましたか?」

 

ゴゴ「協力するのは一向に構わないんだけど、報酬とか条件とかその辺も教えてほしいなって。例えばどんなものを使っちゃいけない、どんな魔法はやめた方が良いとか。そういう詳しいことが分からないから合意するにちょっと時間欲しいなって思います。」

 

デニス「私も同意です。何か書類などをまとめて頂ければそれを確認する手段の一つとして有用かと。」

 

カルロス「ふむ...バランスキーパー班の意見はどうですか?」

 

エミリオ「我々としてはすぐにでも動きたいのですが...わかりました。報酬や条件、そういったものを改めてまとめます。本日中にはそれらを出しましょう。」

 

カルロス「報酬は皆様がお受けになっている報酬に上乗せする形をとろうと考えておりますから決して皆様に損はさせません。それはお約束いたします。」

 

パブロ「会長、施設利用はどういたしますか?」

 

カルロス「このような事態だ、皆様には無料で自由に使っていただけるようこちらで手配しましょう。」

 

デヴィット「ちょっといいか?」

ここでデヴィットが手を上げる。

 

カルロス「どうぞ。」

 

デヴィット「フレデリーク王国上級ギルドメンバーのデヴィットだ。今この場には調査チームのほかに俺たち含めた別チームのギルドメンバー、さらに言えばこのキャンプにも相当な人数のギルドメンバーがいる。まあ流石にショーンみたいな初心者は連れていけないが、俺たちみたいな上級メンバーも当然いるはずだ。そいつらにも声は掛けた方が良いと思うが、どうだろう。」

 

デニス「それは私も思っておりました。フォーキーのバランスキーパー部隊といえば確かにこのキャンプ地に居るギルドメンバー全員を制圧できるほどの武力をお持ちだったはずです。ですがそれは人間相手の話。魔物の数はこのあたりの何倍、上級コースなら更に何十倍もの魔物が息をひそめています。やはり何かあった時のことを考えて大人数での調査・討伐隊を組む必要があると考えます。」

 

カルロス「う、うーむ...」

 

エミリオ「確かにデヴィット氏やデニス氏の言う通りです。会長、これは一刻を争う緊急事態でもあります。どうか他のギルドメンバーたちの力をお借りしたい。」

 

パブロ「私も同意見です。」

 

カルロス「...分りました、対応しましょう。」

こうして本来は調査であったはずのクエストは調査含めた討伐依頼に変わったのだった。

続く...




いかがでしたでしょうか。
こちらの事情でもしかしたらしばらく小説がアップしない可能性があります。
小説を楽しみにしている皆様には大変ご迷惑おかけしますが、もし1か月以上更新が止まっていましたらリアルが忙しいんだなと思って待っていてください。
それではまた次回。
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