ミイラ取りがミイラになると思ったらミイラがミイラ取りになった話   作:yrtohoyr

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どうも皆さんこんにちは、作者です。
いよいよ本格的に冬到来です。
冬は大好きです。
寒かったら服を厚着したりして対応できますからね。反対に夏は以下略)...
冬になるとインフルエンザが猛威を振るってきます。
皆さんもインフルエンザにならないようにしっかりと対策していきましょうね。
それでは本編をお楽しみください。



第十九話 ミイラは前夜祭を楽しむ

クエスト変更依頼を受けた日の夜である。

 

ゴゴ「それじゃ、かんぱ~い!」

ゴゴ達4人とそのほかのギルドメンバーは宴会を開いていた。

 

マリー「ゴゴ、今日は飲みすぎちゃダメよ?」

 

ゴゴ「分かってるって...いやー、それにしてもデヴィットさんとポールさんが新人君を育ててるとは思わなかったなぁ~」

 

ジャック「俺も全然知らなかったぜ、一言声かけてくれればいいのによ~」

 

デヴィット「ま、戦士としてはまだまだだけどな。」

 

ポール「でも、確実に成長してるのは確かだね。昨日もマリーさんを助けようと積極的にゴーストと立ち向かおうとした姿はその証さ。」

 

ジャック「え、初心の森でゴーストなんて出たのか!?」

ジャックはゴーストが出たことに驚いていた。

 

ゴゴ「ほほぅ、ショーンくん偉いねぇ~」

ゴゴは隣に座っていたショーンをハグしたうえで頭を撫でてあげる。

 

ショーン「ご、ごごごごゴゴさんっ!!!???」

ゴゴの有るのか無いのかわからない胸に思い切り顔が当たる。

 

ゴゴ「まあまあ、そう照れるなって少年~」

 

ポール「...ショーンは幸せものだね。」

ボソリと呟く

 

ゴゴ「あーん!?だれがじゃじゃ馬娘じゃい!?」

鬼の形相でポールを睨む。

 

デヴィット「何もそこまで言ってねぇだろうに...ま、ショーンはショーンでもう少し女慣れしても良い頃だとは思うがな...」

 

ショーン「ひゃ、ひゃい...」

頬を赤らめ顔を下に向ける。

 

ゴゴ「でもねぇ~、ライアーさんみたいなドスケベエルフにはなっちゃだめだよ?」

 

ジャック「あの人のことそんな風に思ってたのかよ...」

 

デニス「ライアー氏をそんな呼び方しているのは君だけだ、ゴゴよ...あとショーンは人間です。」

流石のデニスも少し呆れ顔である。

 

ゴゴ「え!?だって明らかにエルフじゃん。」

 

ポール「ゴゴ、流石に飲み過ぎじゃない?いくらなんでもショーンをエルフと見間違えるって」

 

ショーン「...です」

 

デヴィット「お、ショーンもなにか言いたげじゃねえか。ほら、ゴゴなら何でも言ってやっていいからなぁ!!」

 

ポール「兄さんも...」

 

そしてショーンはとんでもないことを口にする。

ショーン「じ、実は自分エルフです...///」

 

ポール「あー、ショーン?流石に種族ジョークはまずいと思うよ。」

 

ジャック「うむ、流石の俺でもそういう冗談は言わねえぜ。」

 

ショーン「いえ、本当なんです。ほらこれ」

そう言うとショーンは自身の住民カードを取り出す。

フレデリーク王国は一人ひとりに住民カードを配布しており、そこには自身の年齢や種族、性別に名前、ありとあらゆる情報が書かれているものだ。

そしてショーンのカードの種族欄にはしっかりと「エルフ族」と記載されていた。

 

デニス&ジャック&デヴィット&ポール「「えぇぇぇぇ!?」」

 

上級ギルドメンバー4人はあまりの衝撃の事実に驚きを隠せなかった。

 

デニス「いやはやゴゴの野生の勘は前々から凄まじいとは思っていましたが、まさかここまでとは...」

 

デヴィット「あれ、でもなんでマリーさんは今のこの状況で驚いてないんだ?」

 

マリー「え?だって雰囲気と言いますか、纏っているオーラが完全にエルフのそれですもの。むしろ皆さん知らずに接していたのですか?」

純粋な疑問として発言したことであるが、上級ギルメンには何か心にズキッとくる物言いである。

 

ポール「...え、なに、ゴゴと一緒にいると野生の勘が冴える感じ?」

 

ゴゴ「流石私の妹はよく分かってるね~」

マリーの頭を撫で始めるゴゴ。マリーは少し恥ずかしそうだ。

 

マリー「でも、ライアーさんをドスケベエルフ呼ばわりしたことは聞き捨てなりませんわ。」

 

ポール「え、そこ食いつくの...?」

 

デヴィット「ま、姉妹だから感覚まで似るってところだなガハハハ」

 

ポール「あれ、でもエルフならライアーさんみたいな魔法の能力が...」

 

ショーン「実は僕、故郷でも結構馬鹿にされてたほうで...」

少し悲しそうな評定をするショーン。

 

デニス「ショーンくん...」

 

ショーン「そんな奴らをボッコボコのギッタギタにしてたらいつの間にか武闘派エルフなんてあだ名が付いてギルドマスターに目をつけられたんです。」

 

ポール「えぇ...」

 

デヴィット「でも、その割にはギルドメンバーの中でぶっ飛んだ武闘派って訳でもないよな」

 

ショーン「よく考えてみてくださいよ、本来エルフは森の守り人。たしかに弓矢を使ったりすることもありますが基本的には魔法が中心の種族です。そんな所ならいくら弱い自分でもノックアウトくらい取れます。たぶんデニスさんなら集落の一つ二つ崩壊させることくらい容易いと思いますね。」

 

デニス「えぇ...」

 

ショーン「ですからデニスさんに憧れた理由がその強さなのは本当なんです。」

 

マリー「...嘘はついて無さそうね。」

いつの間にかマリーの手にはトゥルーネスの魔法陣が浮かび上がっていた。

 

ゴゴ「トゥルーネスなんていつの間に習得したの...それは悪用すれば人の考えを覗けるエルフ族の魔法なんだからあまり外では使わないようにね。」

 

ショーン「...」

ショーンはマリーを見て唖然としていた。

 

マリー「...?どうかされましたの?」

 

ショーン「い、いえ、見慣れた魔法陣だなと思いまして。ただ描き方に癖があるというか、ちょっと古めの術式と言いますか...ただほぼ完璧な魔法陣なのでそれなりの魔物は食らったら防ぐことすら難しいなと思いまして。一体ライアーさんって何者なんです?」

 

ゴゴ「さー?ただ魔法と女の扱いには異様に長けているというか、私が子供の頃には既にライアー銃砲店はあったから少なくともそれなりに年行ってると思うよ、若く見えるけどね。」

 

???「ほう、主らライアー殿の知り合いか?」

するとゴゴの後ろから少ししわがれた男性の声が聞こえてきた。

 

デニス「あれ、デズモンドさん!?デズモンドさんじゃないですか!!いやー、お久しぶりです!!」

 

デズモンド「ふぉふぉふぉ、デニスよ久しいなぁ!それにマーシャル兄弟も同席か!」

 

ゴゴ「デニスさん、この方は?」

 

デニス「失礼、この方は私がまだ下級ギルドメンバーだった頃に大変お世話になった、デズモンドさんです。」

 

デズモンド「どうも諸君、私はデズモンド・ヴァン・ハミルトン。フレデリークギルドを離れてからはフォーキーの一員として余生を過ごしておるんじゃが、まさか元メンバーと会えるとは思わなんだ。ほとんどの上級メンバーはこちらには来ないからな。」

 

デニス「ギルドを離れてからは音信不通だったので心配でしたよ...」

 

ポール「僕達はあまり関わりはなかったけど、デニスさんからはよく話を聞いてます。」

 

デヴィット「そもそもデニスさんが下級ギルメンの時って俺達はショーンと同じ見習いだったからな...」

 

デズモンド「ショーン?あぁ、そこのエルフの青年かな?」

どうやらデズモンドは一発でショーンをエルフと見破った。

 

デニス「さすがデズモンドさん、一発でショーンくんの種族を見破るとは...」

 

デズモンド「当前よ、一時的にでは有るがライアー殿と共にギルドメンバーとして活動していた時期があるのだからの。」

 

デニス「ライアー氏とですか!?全く聞いたことありませんでした...」

 

デズモンド「ライアー殿はギルドメンバーでも武器商扱い。恐らく皆が使っている魔法の一部もライアー殿の書いた魔導書のものであろう。だが、ギルドメンバーとしては上級では表せないほど魔法に長けておる。」

 

ショーン「そういえば魔法だけじゃなくて回復用の薬とかもライアー銃砲店製が大半ですね...」

そう言いながら手持ちのポーションを机の上に置く。

 

デズモンド「ふむ、前と若干成分が変わったかの?色がより美しくなっておる。」

 

デヴィット「そこまで分かるって...」

 

ポール「これが長年上級ギルドメンバーを勤め上げてきた方の凄さ...自分たちも見習わないと。」

 

デズモンド「なに、今はそんなにギルドメンバーが苦労する時代でもなかろう。現に君たちも上級ギルドメンバー。それに成れているのなら、問題はない。大事なのは知識や経験だけではなく、どう活かすかなのじゃよ。」

 

ゴゴ「すごい、ライアーさんみたいなこと言う...」

 

デズモンド「ふぉふぉっ、これはライアー殿が言っていた言葉じゃからな。ところで、ライアー殿とそちはどんな関係なのじゃ?」

ゴゴに問いかける。

 

ゴゴ「私ですか?ライアー銃砲店の...看板娘的な?いやー自分で言うのも恥ずかしい///」

 

マリー「ただのアルバイトです。私も同じですが...」

 

デズモンド「なんと、ライアー銃砲店の従業員が二人も!?これはこれは、さぞ武具の扱いも上手いのだろうなぁ」

 

ゴゴ「まだまだライアーさんやユリーさんには敵いませんよ~」

 

デズモンド「待て、そちはあの二人が強さの基準なのか!?」

 

ゴゴ「え?えぇ、まあ。それでシュバートさんに弟子入りしましたから。」

 

デニス&ジャック「えっ!?」

ゴゴの発言に思わず驚く二人。

それもそのはずで、二人はあくまでも上級ギルドメンバーになるための弟子入りであったため、ゴゴのように純粋な強さを求めていた訳ではなかったのだ。

 

デニス「確かに弟子入りでこの3人が揃った時に、ゴゴだけ異様な強さしてましたもんね。」

 

ジャック「ああ、女性ギルメンで俺とほぼ同じようなフィジカルの持ち主ってゴゴくらいなもんよ。他はみんなマリーさんみたく魔道士ばかりだしな。」

 

ゴゴ「誰がゴリラじゃい!」

 

デズモンド「なるほど...だがこの森の上級モンスターには明らかに魔法攻撃が効かないモンスターもいくつか存在する。完全に力で戦うような魔物じゃ。そういった魔物に遠距離で高火力な武器は非常に脅威となるであろう。だが近接戦が強いかは完全に二人の実力に左右される。デニスよ、この二人でも戦えないような敵が現れたら、全力で守るんじゃぞ。」

 

デニス「心得ております。」

 

デズモンド「うむ。ところで私も一緒に飲んでよいか?久々の古き仲での宴じゃから少し楽しみでの。ふぉふぉふぉ!」

デズモンドは上機嫌である。

 

デニス「ええ、是非!ではこちらに」

 

こうして依頼を受けた日は楽しい宴で終わるのであった。

続く...




いかがでしたでしょうか。
遂にわたくし、ノートパソコンを新しくしました。
新しくなったパソコンで小説も投稿していきますのでお楽しみに。
それではまた次回。
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