ミイラ取りがミイラになると思ったらミイラがミイラ取りになった話   作:yrtohoyr

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どうも皆さんこんにちは、作者です。

え、何この小説って?私も存在をすっかり忘れていた小説です。
ちなみに設定もほとんど覚えていませんので今後のお話展開がめちゃくちゃになることがあります。
予めご了承ください。

それでは作者も久々に書くハイファンタジーな小説をお楽しみください。


第二話 ミイラは町へと入る

ザッザッザッザッ...

 

ゴゴ「ふぅ、着いた~」

 

元女王と出会い数時間、彼女たちはフレデリーク王国の中心部に到着した。

至る所に露店が出たり、催し物があったりと賑やかで活気のある町である。

 

マリー「これがフレデリーク王国...ルイーズとは違いとても賑やかで人々が幸せそうに暮らしておられますね。」

 

ゴゴ「そういえば、ルイーズ王国はどんな感じの国だったの?」

 

ゴゴが質問をすると、マリーは少し表情を暗くしながらルイーズ王国について話し始める。

 

マリー「私も長くは生きておりませんのでその後どうなったのかは分かりませんが、少なくとも私の見ていたルイーズ王国はこちらの国とは比べ物にならないほど暗く、町の至るところにスラム街ができ、犯罪が見逃されるような、そんな国でした。」

 

ゴゴ「...」

 

マリー「ですが軍は強かったので周辺の国々は私たちに逆らうことは出来ませんでした。逆らえば暴力、逆らわなくても暴力。とにかく武力をもって力をつけたのがルイーズ王国です。」

 

ゴゴ「やっぱり私が習った歴史とは齟齬があるね...」

 

マリー「歴史を揉み消し、変えるのも得意なようでしたから。」

 

そんな話をしながら街を歩いていると一人の男が声をかけてくる。

 

???「あれ、ゴゴじゃねえか、どうしたこんな所で?」

 

ゴゴ「あ、ジャックさん!いやー、今回は良い収穫があったものでギルドに向かっているところなんですよ~」

 

ジャックと呼ばれたその男は身長2メートルはあろうかと思われる大男で、よく子供に怖がられているがとても優しい性格の持ち主である。

ゴゴの所属している冒険家のギルドメンバーの一人でもある。

 

ジャック「ほぉ~、そいつは羨ましいなぁ...ところで隣にいるベッピンさんはどちらさんだい?」

 

ゴゴ「ああ、この方はマリーさんです。そのことについてギルドに報告するつもりなのでジャックさんも一緒に来ます?」

 

ジャック「あーいや、俺はこの後モンスター討伐隊のメンツと行動しなきゃいけないから付いていけないんだ、すまないな。ベッピンさんの詳しいことはまた後で聞くことにするぜ!」

 

ゴゴ「あら~、残念。じゃあまた帰ってきたらお話しますね!」

 

ジャック「おう、じゃあまた後でな~!!」

 

ゴゴ「お気をつけて~」

ジャックと別れるとゴゴとマリーはギルドへと向かう。

 

マリー「そういえばギルドとは?」

 

ゴゴ「ああ、そのことについてちょっと説明しておくね。私含め冒険家はギルドと呼ばれる専門の部隊に所属しているんだ。国が公的に職業として冒険家を雇ってるんだよ。他にも魔導士だったり剣士だったりを雇って国を攻めてくるモンスターなどを討伐するんだ。」

 

マリー「まあ、私たちの時代では到底考えられない仕組みですわね。」

 

ゴゴ「確かにギルド設立は約500年前に遡りますからマリーさんの生きた時代では到底考えられない仕組みですよね。」

 

マリー「でもとても理に叶っているとは思いますよ。そういえばジャックさん?でしたか、あの方は冒険家ではないのですか?ゴゴさんと似たような服装をしておられました毛けど...」

 

ゴゴ「ああ、ジャックさんは冒険家兼魔導士なんですよ。攻撃に特化した魔導士の末裔らしくて、魔術特性はとても高いんですよ。ただ攻撃魔法自体はあまり得意ではなくてもっぱらサポート魔法の使い手ですが。」

 

マリー「色々な方がギルドで働かれているのですね。」

 

ゴゴ「そうですね、個性豊かな方々ばかりです。っと、着きましたここがギルド本部です。」

 

ギルド本部と呼ばれるその建物はレンガ造りで4階建ての、とても大きな建物である。

聖堂のような形をしており、釣鐘も装備されている。

 

マリー「まあ、とても大きな建物ですこと。」

 

ゴゴ「結構な人数がギルド所属ですからね。さ、入りましょ!」

 

ガチャッギィィ...バタン

二人はギルドの建物へと入っていく。

建物の中には多くのギルドメンバーがおり、その種族は人間だけではなく多くの種族が多様な分野で活動していた。

 

マリー「獣人にドワーフ、ほかにも沢山の種族が...」

 

ゴゴ「ふふ、驚きました?」

 

マリー「ええ、私たちの時代では考えられない他種族尊重の心意気...素晴らしいですわ!」

 

ギルメンA「ようゴゴ、調子はどうだ?」

 

ギルメンB「おいおい、ゴゴがえらく可愛い奴を連れてきたぞ!」

 

ギルメンC「おぉ、これはまた美しいですなぁ...」

ワイワイガヤガヤ

 

ゴゴ「はいはい、皆さん離れて離れて!この方は今回の探索の重要な人物なんだからギルドマスターにお話ししないといけないの!」

 

ギルメンB「残念だなぁ、また紹介してくれよ?」

 

ゴゴ「それはどうかな~まずは私から口説くのが速いんじゃない?」

 

マリー「ふふっ、ゴゴさんは冗談もお上手なんですね。」

 

ゴゴ「じゃなきゃこんな男所帯やってけないですもん。さ、ギルドマスターの部屋はこちらなので着いてきてください~」

 

そうして二人は四階の奥にあるギルドマスターの部屋へ。

ギルドマスターの部屋の前には二人の護衛が通路を挟んで両側に立っていた。

 

ゴゴ「やっほー護衛さん、今日はギルドマスター居る?」

 

護衛(右)「またお前か...ああ、居るぞ。」

 

護衛(左)「また何か見つけたのか?」

 

ゴゴ「そうそう、今日はいつもと違ってとんでもないモノだからきっとギルドマスターも喜ぶと思うんだ~」

 

護衛(右)「ま、ギルドマスターもいつも楽しみにしているからな。ちょっと待ってろ、ギルドマスターに確認を取ってくる。」

そう言うと右側の護衛は扉の中へ入る。

 

ゴゴ「いい加減この制度やめない?襲撃もよほどの事が無い限り起きないわけだし。」

 

護衛(左)「襲撃はいつ起きるかわからないからな、一応だ。」

 

ゴゴ「それもそっか。」

そんな立ち話をしていると右側の護衛が戻ってくる。

 

護衛(右)「許可が下りたぞ、面会時間は自由らしい。」

 

ゴゴ「いつもありがとね!」

そう言うと二人はギルドマスターの部屋へと入っていくのであった。

 

続く...

 




いかがでしたでしょうか。
マジで久々の執筆だったので設定が大分あやふやです。
一応続くと書いてしまったので続きは書いていく予定であります。
という事でまた次回。

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