ミイラ取りがミイラになると思ったらミイラがミイラ取りになった話   作:yrtohoyr

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どうも皆さんこんにちは、作者です。
暑い夏が続きますね、早く冬にならないかな。
会社はエアコンの効きが悪いので湿度は高いし微妙に暑いしで最悪の環境です。
もっとエアコンガンガン聞かせてくれと思うのですが女性の方はちょうどいいというので下げる訳にもいきません。
ここは我慢、漢の見せ所です。
雑談はこの辺にしまして、本編をお楽しみください。


第二十四話 ミイラはいつメンと共に

~ゴゴチーム~

ゴゴたちはタイガと別れたのち少し進んだが、分かれ道に入ったため一度キャンプ地に戻ることとした。

 

ゴゴ「ま、下手に突き進んで戻ってこれなくなるよりかはって感じですね。」

 

デニス「えぇ、身の安全が最優先です、戻りましょう。」

 

マリー「テレポートネスで戻りますか?」

 

ジャック「そうしよう。そういえばマリーさん、テレポートセーバーって知ってますかい?多分ゴゴが持ってると思うけど...」

ジャックがそう言うと、ゴゴはカバンから魔石の入った水筒のようなカプセルを取り出す。

 

ゴゴ「もちろん持ってるよ~。じゃあマリー、早速だけどこのカプセルに手を置いてみて」

マリーがカプセルに手を置くと、中の魔石が数秒間青白く光る。

 

マリー「テレポートセーバー...名前的にはテレポートネスの地点を設定するものかしら?」

 

ゴゴ「そそ、しかも戻ってくるときに消費した文の魔力を補充してくれる優れモノなんだよね。あと自分の行ったことがある場所ならそう苦労しないけどここは黒の森の上級コース。しかも未踏の地も含むからテレポートセーバーがないと上手くテレポートできないことがあるんだよ」

 

デニス「以前別の魔道士の方にテレポートネスでダンジョン移動を任せたら土の中に半分埋まりましてね...縦でなく横に」

 

マリー「まあ!?それは危ないですわね...」

 

ジャック「そうならないための代物がこのテレポートセーバーですぜ」

 

ゴゴ「それじゃ設置も終わったし戻ろっか、マリーお願い!」

 

マリー「では皆さん私の周りに...テレポートネスト!」

こうしてゴゴチームたちは一旦キャンプに戻った。

 

シュイィィンシュポン!

ゴゴ「おぉ、キャンプの入口に寸分狂わずテレポートで来ちゃった」

 

門番「あ、デニスさん達ですね。帰還報告で宜しいですか?」

 

デニス「はい、大丈夫です。」

 

門番「では全員が帰還されましたら状況報告会を行いますのでそれまでは宿の方で待機をお願いします。」

そして1時間もしない間に全員の帰還が確認され、状況報告会が行われる。

 

デニス「...ということで我々の報告は以上となります。」

 

カルロス「ありがとうございます、その大木の話は以前何処かで聞いております故今回の騒動とはあまり関係ないかと思われます。そもそも実在するかどうかすら怪しいものでしたから、この発見は大きなものとなるでしょう。では次にユリーさんお願いします。」

 

ユリー「こちらはまず謎のトラップが道中に仕掛けられていた。ツタに足を引っ掛けると穴が開いて落ちるような仕掛けのものだ。穴の中には先端を尖らせた棒が刺してあって更に毒まで塗られた非常に危険なものだ。」

ザワザワザワ...

これを聞いたギルドメンバーたちがザワつく。

 

カルロス「皆様お静かに。ちなみにそれはどの辺りでしょうか?」

 

ユリー「森の中央から入って1時間もしない場所だな、危険だからとりあえず埋めておいた。」

 

カルロス「分かりました...他に何か気になる点や発見などがあればお願いします。」

 

ユリー「そうだな、森のちょうど中央付近に植林の跡があった。この付近には自生しない筈の、ヤポナーシャの木々だ。恐らく数百年前に誰かが植えたと思われる。」

 

カルロス「それは聞いたことが有りませんね、情報提供ありがとうございます。では最後お願いします。」

 

上級ギルメンA「はい、まず自分たちは森の西側から北に向かって進みました。記憶ではダークウルフの大きな群れが西にあったと思いましてね。それで森の中間よりさらに少し進んだところでなにやら自分たちの上空を滑空する大型のモンスターがいたのです。」

 

カルロス「...鳥類型の大型モンスターですか。襲われたりはしませんでしたか?」

 

上級ギルメンA「ええ、何やら自分たちを観察しているような、そんな素振りで襲ってきたりは一切ありませんでした。既に帰還の時間も迫っていましたから一旦報告だけ上げようということでこちらも攻撃はしていません。」

 

カルロス「なるほど、懸命な判断と思います。では皆様には明日以降森の西側を中心的に散策をお願いしたいと思います。他のメンバーの方にも明日の朝お伝えする予定です。では今回の報告会はこれにて解散としましょう。」

こうして報告会はいったん解散となった。

 

~ゴゴたちの部屋にて~

デニス「ということで、明日は西側を攻めに行きます。とりあえずはテレポートセーバーの場所からまっずぐ西側に進めばよいでしょう。」

 

ゴゴ「了解、西側ですね」

 

ジャック「空を滑空ということは鳥型の大型モンスターがダークウルフたちを追っ払ったってことか?」

コンコンコン

その時、ゴゴたちの部屋のドアをノックする音が聞こえる。

 

ユリー「「ゴゴ、俺だ。入っていいか?」」

 

ゴゴ「ユリーさん?どうぞ~」

ガチャ

 

ユリー「失礼するぞ。っと、お二方もお揃いのようで」

 

デニス「どうもご無沙汰しております、ユリーさん。」

 

ライアー「僕もいるよ~」

 

ジャック「おぉ、ライアーさん!」

 

マコト「私も失礼してよいか...?あまり女性の部屋に入るべきでないとは思うのだが...」

 

ゴゴ「えっと...どなた?」

ゴゴはここ数年でユリーたちの店に出入りしている為マコトのことを知らない。

 

マコト「失礼、私はハザマ・マコト。東国はヤポナーシャより参った者だ。以前はユリーたちとギルドメンバーをしていたが、紆余曲折あり、またこの国に戻った次第。」

 

ゴゴ「おぉ、すごい訛り...私はカトレゴ・ゴッドハートって言います、ライアーさんの銃砲店の看板娘です!」

 

ユリー「居候だろ?看板娘も今となっては妹のほうが...」

その瞬間、ゴゴは恐ろしい形相でユリーを睨みつける。

 

デニス&ジャック「ビクッ」

 

ユリー「...すまん」

 

ゴゴ「よろしい。」

 

ライアー「ま、まぁ二人とも落ち着いてよ。」

 

マコト「お前は相変わらず女性の扱いが妙に下手だな...」

マコトにすら呆れられるユリーの女性への接し方は相当なものである。

 

マリー「ところで、何かお話があったのではなくて?」

 

ユリー「あぁ、そうそう。今回の話、なんかおかしくないかと思ってな。」

 

ゴゴ「というと?」

 

ユリー「この森のダークウルフは少なくとも弱いわけではない。カースト的には上位の魔物だ。そいつらを蹴散らせる魔物はそれ以上の大型の魔物だが、鳥類型でそんなに大きな魔物というのは見たことがない。神聖な場所を好むドラゴンの類もこの辺りでは活動できないしな。」

 

ライアー「そこで僕達はちょっと別の事を考えたんだ。もし人間か、それに近い種族がこの件に関与してたら、ってね。」

 

デニス「それはどういう...」

 

マコト「...実は我々が進んでいた道中にギルドメンバーが仕掛けるようなものとは全く別の致死性のある罠が仕掛けられていてな。それも明らかに「此処から先に進むな」と言わんばかりに。」

 

ジャック「おいおい、ダンジョンの、しかも人が歩くようなところに致死性の罠なんて仕掛けるのは規約違反のはずだぜ!?」

 

ライアー「そ、だから森の奥には誰か自分たち以外の人がいるんじゃないかなと思ってね。」

 

デニス「ふむ...わかりました。我々も明日は慎重に進んだほうが良さそうですね。」

 

ユリー「それともう一つ。ついさっきギルドマスターから新たに伝令を受け取ったんだが、今回のことで俺達はゴゴのチームと一緒に行動するようにと。他のメンバーも今日より更に規模の大きいチームにして集中的に目撃情報のあった箇所付近を調べろと。」

 

ライアー「ということでデニスさん、ジャックさん、明日からご一緒させていただきますので、よろしくお願いします。」

ライアーは深々と頭を下げる。

 

デニス「これは心強いですね、我々も足を引っ張らぬよう精一杯務めさせていただきます。」

 

ジャック「ライアーさんと一緒に...くぅぅう!!」

 

こうしてユリーチームとゴゴチームは行動をともにするのであった。

 

~黒の森最深部付近にて~

???「おい、作戦はうまく進んでいるのか?」

 

???「ヒヒッ、えぇ、滞り無く。あなた様の為ですからこの身が死のうとも必ずや作戦を成功させてみましょう。"ギルド壊滅作戦"を、ね。」

 

続く...




いかがでしたでしょうか。
黒の森の話が書き始めから既に1年経過しようとしています。
本来であればもっと短く終わらせるつもりだったのですが、話を広げすぎました。
ただそろそろ終わるとは思うので安心してください。
それではまた次回をおたのしみに。
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