ミイラ取りがミイラになると思ったらミイラがミイラ取りになった話 作:yrtohoyr
いやー、暑い、暑すぎます。
夏はいつも同じようなことを前書きに書いているような気がします。
でも暑いものは暑い!!
そうそう、最近ボーナスが入りました。
なんと2.5ヶ月分!!(私の働いているところはこれでも相当多い方。)
嬉しい気持ちを皆さんにも文章でお裾分け~
それでは本編をお楽しみください。
翌日、ゴゴたちはユリーチームと合同で黒の森の調査に入った。
マリー「テレポートネス!」
シュイィィンシュポン!
マリーが唱えると一行は昨日テレポートセーバーを設置した場所まで一瞬でテレポートした。
ライアー「うん、テレポートの位置も正確だし相当腕を上げたねマリーさん。」
マリー「ライアーさんに比べればまだまだですわ。」
ユリー「ライアー、ここは大体どの辺りだ?」
ライアー「はいはい...」
そう言うと近くにあった木に触れる。
数十秒間、沈黙の時が流れ、そっと触れていた手を退ける。
ライアー「うーん、森の結構奥まで来てるね。このまま西に進めば目撃情報のあった近くに出れると思う。」
ユリー「よし、それじゃあ西に進むぞ!」
~黒の森 のある場所にて~
???「報告します、どうやらフォーキーの奴らが我々の動きに感づいたようです。いかがしましょう?」
???「ヒヒッ、なぁに、問題はありゃせん。予定通りとあのお方に伝えておけ。」
???「はっ。」
~ユリーチーム~
ゴゴ「...あれ?そういえばタイガさんがこの奥にある山からなにか異様な魔力を感じるとか言ってませんでしたっけ?」
デニス「あぁ、そういえば昨日も我々は北を目指してましたね。」
ユリー「タイガ?誰だそりゃ」
こうしてゴゴたちは昨日の事の顛末を話す。
ライアー「へー、そんな大木が。たしかに物には魔力が宿るけど、人の魂を取り込むっていうのは珍しいね。」
ユリー「ああ、全くだ。その大木がこの森の奥にある山になにかあると言ったんだろう?ならそっちにまずは行ってみよう。」
こうして一行は急遽西側ではなく今まで通り奥に進むことにした。
1時間ほど奥へ進むと、一行は少し開けた場所に出てきた。
すこしジメジメとしていて、周りには水生植物や菌類が多くその地に腰を下ろしていた。
ライアー「湿地帯だね、ということは確かにこの先に山地があるということ。」
ジャック「黒の森にこんな所があったのか...全然知らなかったぜ」
マコト「...ユリー、最近この辺りを誰かが通っている。靴跡だ。」
マコトが地面を指差すと、そこには湿地帯を無理やり進んだであろう靴跡が残っていた。
ユリー「本当だ、奥に続いているな。」
その時であった。
ヒュヒュンボォゥッ!!
ユリー達めがけて森の奥から人の顔ほどの大きさの火球がいくつも飛んでくる。
マリー「バリアネス!!」
マリーのとっさの防御魔法により火球はユリー達に当たることはなかった。
ジャック「魔法攻撃だ!」
ユリー「くそ、火球のせいで体温が見えねえな。デニス、マコト、ゴゴは後ろからの攻撃にも備えろ。マリーはそのまま防御を維持、ジャックはマリーの補助を。攻撃は俺とライアーでやる。」
ライアー「了解、作戦は?」
ユリー「これでいく。」
そう言うとユリーは背負っていたリュックサックから四角い筒のようなものを取り出す。
取り出した四角い筒のようなものの先端にある蓋を取ると、右肩に担いで片膝を付く体勢になる。
ジャック「そ、それは?」
ジャックが恐る恐る聞くと、ユリーはとんでもない答えを返す。
ユリー「これか?M202フラッシュってもので、簡単に言えば4連装ロケランだな。まあ爆発というよりかは着弾地点の周辺を燃やすほうが得意だが。」
チャキンガチャッ...
その間に標的の方角に狙いを定めると、発射体制に入る。
デニス「一体何を...」
ユリー「後ろに誰も立つなよ!」
そして...
ドシューン!!
ユリーは躊躇いもなく火球が飛んでくる方向に一発、ロケット弾を打ち込んだ。
数秒後、少しの衝撃波が届き、数百メートル先が炎で少し明るくなると同時に敵の攻撃が止まる。
ユリー「ヒットだ。このまま突き進むぞ!」
~黒の森 低山のある場所にて~
???「報告します!麓の湿地にてギルドパーティーと思われる者たちと交戦があり、攻撃魔法で応戦したものの壊滅状態とのこと!」
???「ヒヒッ、ついに来ましたね。まあこれは予想の内です。あそこに配置していた人員もあくまで最弱の戦闘人員ですし後で回復だけしてあげなさい。」
???「はっ。では次の人員を投入いたします。」
~ユリーチーム~
ユリー「これは...」
命中した場所まで進んだ一行はあるものを目にする。
ライアー「さっき攻撃してきたのはここでのびてる人達だね。」
マリー「人間...ですわよね?」
ジャック「間違いなく。何なら自分、こいつの顔に見覚えがあるっす。確か前にギルドマスターから破門を食らったやつで、なんか非人道的な作戦で多くの人員を犠牲にしてきたとか...」
ユリー「ふむ...つまり敵はほぼ間違いなく人間なんだな?」
そう言うとユリーは何やら不敵な笑みを浮かべる。
ライアー「うわっ、なんかやばい作戦思いついた顔してるよ...」
デニス「とりあえず先に進みましょう。この人達は一旦これで近くの木に縛っておきます。」
そう言うとデニスは背負っていたカバンから数本、少し太めの縄を取り出して近くの木にササッと全員くくりつけた。
ジャック「おぉ、流石デニスさん」
デニスの筋力を持ってすれば体格の良い大人でも脇に抱えられてしまうのだ。
こうして一行は山の中へと入っていく。
低山といえど山ではあるため、今までよりも少し険しい道のりを一行は進むのであった。
山の中に入り少し経つと、誰かが声をかけてくる。
???「おっと、この先は通さないよ。」
ユリー「っ!?」
いつの間に近づいたのだろうか、まだ少年と呼べるような幼い顔をした者が、ユリーの首元にマチェットナイフのようなものを押し当てていた。
流石のユリーも両手を挙げる。
ジャック「貴様、そのナイフをどけやがれ!」
ジャックはユリーに近づこうとする。
???「まあまあそうカッカしないで。あと、それ以上近づくとこいつの命の保証はないよ。」
更にぐっとナイフを押し当てる。
ユリーの首筋からは一筋の赤黒い血が流れ、ナイフを伝って地面に落ちた。
ヌル「ふっ、随分おとなしいじゃない。まあ都合は良い。そうだ、もしかしたら君達とは最後になるかもだから名前だけ教えてあげる。僕はヌル。まあ本名じゃないけどね。君の名前くらいは聞いてあげるよ、人質さん」
ユリ「...ニコルライト・ユリー・吉澤。お前を亡き者にする人間とヴァンパイアのハーフだ。」
ヌル「はっ、何を言って...」
その瞬間、地面に落ちたユリーの血液が一本の氷柱のように伸び、ユリーの体ごとヌルの心臓めがけて突き刺さる。
ヴァンパイア族の魔法、血を操る攻撃魔法だ。
ヌル「...カハッ」
ヌルは何が起きたかも分からずその場にうずくまる。
ゴゴ「ちょ、ユリー!?」
ジャック「ユリーさん!?」
デニス「ユリーさん流石にやり過ぎでは...まだ子どもですよ!?」
マリー「さすがの私もこれは残忍としか...」
4人がユリーの攻撃に猛抗議する中、ライアーとマコトだけは沈黙を貫く。
ユリー「...お前ら、こいつが本当に人間に見えるのか?」
ライアー「少なくとも自分は人間には見えないね。」
マコト「全くだ。上級ギルドランカーはゴーストだけ見破れれば良いわけではない。」
するとヌルの姿が徐々に土のような姿となっていく。
ヌル「ハハッ...流石、上位ランカーは違うね。あっという間に僕の姿を見破っちゃった。でも、僕を倒してももっと強いお方が居るからね。この先に進むのはオススメしないよ...」
そう言い終えると、ヌルの体は完全に苞となり、その場に崩れ落ちる。
ユリー「忠告、感謝するぜ」
デニス「土人形ですか...」
ユリー「全く、非人道的な策略だ。」
マリー「ところでユリー、その傷大丈夫ですの?いくら頑丈とはいえ心臓を...」
ユリー「もちろん、もう血は止まってるから大丈夫だ。」
そう言うと穴の空いた装備から血の氷柱が刺さった箇所を見せる。
だが既に血は愚か傷さえ見えないほどまでに回復していた。
デニス「さすがユリーさんです、いつの間に回復魔法を?」
ユリー「いや、これ自然回復」
デニス「へ?」
さすがのデニスもユリーの驚異的な身体回復能力に信じられんという顔をする。
ユリー「いやこれ結構周知の事実だと思ってたんだが...まあそんなことよりまずは先に進むぞ。この先になにかあるのは間違いないからな。」
デニス「あ、はい。」
こうして一行は獣道のような山道をどんどん進んでいくのであった。
~黒の森 低山のある場所にて~
???「報告いたします!第二防御陣営のヌルがやられました!」
???「ヒヒッ、そうですか、少し残念です。」
???「おい貴様ら、第二防衛陣地まで突破されるとは何事だ!!」
???「ムーア様、申し訳ない。ですが第3の防御陣営には今までとは比にならない強さを誇る"彼"がいます。そんじょそこらの上級ギルメンにはやられませんよヒヒッ」
ムーア「...まあ良い。だがダラス、お前もいずれ戦う羽目になるかもしれないから準備だけは怠るなよ。ジェイク、お前もだ。」
ダラス「ヒヒッ、心配には及びません。」
ジェイク「はいっ!では奴らの偵察を続けます!」
続く...
いかがでしたでしょうか。
今回のボーナスで色々買いましたが、その中でも買ってよかったものにFMラジオ用のアンテナがあります。
今までは配線を伸ばしただけの粗雑なアンテナでしたので、室内に設置していても感度は雲泥の差です。
やはり市販品のアンテナは良いですね、入りが違います。
ということで、次回もお楽しみに。