ミイラ取りがミイラになると思ったらミイラがミイラ取りになった話   作:yrtohoyr

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どうも皆さんこんにちは、作者です。
1年ですか...最近は実生活でYouTubeばかり見ていて小説が思うように進んでいません。(自分のせい)
皆さんもYouTubeに時間を奪われる生活してませんか?
気を付けて過ごしましょう。
それでは本編をお楽しみください。


第三話 ミイラは国の民となる

ここはギルドマスターの部屋。

部屋の至る所にトロフィーや発掘品と思しき置物が飾られ、独特な雰囲気を醸し出している。

その奥にギルドマスターが革製の深く沈む椅子に座っていた。

 

ゴゴ「やっほ~、マスター今日はいいものが見つかったよ!」

 

ギルドマスター「ゴッドハート!」

マスターと呼ばれるこの老人は、ギルド創設者の子孫であり、またギルドを一つにまとめているギルドの長である。

 

ギルドマスター「なんじゃ、今日は何を持ってきたのじゃ?」

 

ゴゴ「この方なんだけど...」

そう言うとゴゴの後ろからマリーが現れる。

 

マリー「ご機嫌よう、わたくしマリー・ルイーズと申します。」

 

ギルドマスター「...どちら様じゃ?」

本当に分からんという顔をして首をかしげる。

 

ゴゴ「実はこの方、本物のルイーズ王国のお姫様なんです!」

 

ギルドマスター「は?ルイーズ王国?お姫様?ゴッドハート、お主は何を言って...」

ふとギルドマスターはマリーの方を見る。

 

マリー「?」

 

ギルドマスター「...ゴッドハートよ、ちょっとこっちに来なさい。」

 

ゴゴ「なんです?」

よく分からんという顔をしながらギルドマスターの横までくると、ギルドマスターが小声で話し始める。

 

ギルドマスター「ゴッドハート、もしそれが本当なら世紀の大発見じゃ。しかしルイーズ王国の物が現存するとは思えん。」

 

ゴゴ「いやでも...」

 

ギルドマスター「じゃがな、お前はこれまでにいくつもの世紀の大発見をしているいわば大冒険家じゃ。そこで彼女にこれを付けてみてほしい。」

そういうと一つの金で出来た、真ん中にダイヤが埋め込まれている指輪をゴゴに渡す。

 

ゴゴ「なにこれ?」

 

ギルドマスター「真実の指輪じゃ。それを彼女につけて反応を見る。もし真実ならそのダイヤモンドが赤く光り、嘘をついているのであれば黒くなる。」

 

ゴゴ「ふーん、分かった...」

 

マリー「もう宜しくって?」

マリーが話しかける。

 

ゴゴ「ごめんね、ここのマスターってば疑い深くって。それでね、ちょっとこれをはめてみてもらえる?」

そういうとマリーに真実の指輪を渡す。

 

マリー「この指輪...複雑な術式を用いた魔道具ですね。」

 

ギルドマスター「ふむ...とりあえず嵌めてみてくれるかの。」

 

マリー「ええ、分かりました。」

そう言うとマリーは左人差し指に指輪をはめる。

奥まではめ込んだ次の瞬間、指輪のダイヤからまばゆい赤色の光が放たれ、部屋全体を包み込む。

 

ギルドマスター「な、なんと...マリー様、数々のご無礼大変失礼を致しました。ようこそ我がギルドへお越しくださいました。」

いきなりマリーの前に膝まづくマスター。

 

ゴゴ「え、ど、どゆこと!?」

 

ギルドマスター「その指輪はの、ルイーズ家最後の王であるラント・ルイーズが作ったとされるものじゃ。ルイーズ家の血筋の物が嵌めると埋め込まれたダイヤが赤色に、それ以外は黒色に光るようになっている。腹違いで混血になっても反応はするのじゃが、まさかあそこまで純粋な赤色を放つとは、本物のルイーズ家なのであろう。」

 

マリー「マスターと呼ばれる方、あなたはとても聡明な方でございますね。そうでなければ私は一生ルイーズ家であることは信じてもらえなかったことでしょう。」

 

ギルドマスター「ありがたきお言葉にございます。」

 

マリー「もう王国はとうの昔に滅亡したとゴッドハートさんから聞いております。私はもう王家ではありませんから、どうか畏まらないで下さい。」

 

ゴゴ「確かにちょっとマスターもかしこまりすぎじゃない?」

 

ギルドマスター「ゴッドハートよ、以前に教えたわしの家系の過去を覚えておるかの?」

 

ゴゴ「あー、すごい大昔に王国に使えてたって話でしょ?でもそれと何が...」

 

ギルドマスター「その王国の名はルイーズ王国。マリー様の統治されていました王国じゃ。」

 

マリー「...マスターと呼ばれるお方、お名前は?」

 

ギルドマスター「ルドルフ・ガートナーと申します。当時の発音ではガルトナールだったかと。」

 

マリー「ガルトナール...ええ、父の代から仕えていた執事長ね。よく覚えているわ。」

 

ゴゴ「し、執事長!?」

意外な役職に驚きを隠せないゴゴ。

 

ガートナー「ガートナー家は代々ルイーズ王家に仕えておりました。それも最後の代までずっと使えていたと祖父から聞いております。」

 

マリー「一つお聞きしてもよろしいですか?」

 

ガートナー「何なりと。」

 

マリー「ルイーズ王国はいつ滅び、そして現在のフレデリーク?王国はいつ建国されたのでしょう?」

 

ガートナー「我々の知る歴史書には今から1000年ほど前、最後の王であるラント・ルイーズ王の代で隣国であるペリシェ帝国と大きな戦争が勃発したとされております。その戦争というのも20年は続き、近隣の国を巻き込んだ大戦争だったと。その後にルイーズ王国は敗戦、ペリシェ帝国が一時的にルイーズ王国を領地とし、約500年ほど前に初代フレデリーク王がこの地を新たに収め始めたと記録されております。」

 

マリー「ガルトナール、あなたのご先祖様はその後どう生き延びたの?王に近かったガルトナールはタダでは済まされないと思いましたが」

 

ガートナー「この名前の通りでございます。ガートナーはガルトナールの帝国訛り、つまり私の祖先は帝国にも仕えたということです。」

 

マリー「そうでしたか...歴史書やあなたが聞いている伝承も色々な脚色があるでしょう。現に私は魔法による封印で眠っていたというのに、残された歴史書には生きていたという記録があるとゴゴから話していただきました。」

 

ガートナー「そうですじゃな...」

 

マリー「ところでお二方、なぜ私の国の言葉を?正直私はこの国に入ってからというもの、母国語を一切耳にしておりません。恐らくこのフレデリークでの公用語は帝国?の言葉かそれに近しい言葉だとは思うのですが...」

 

ガートナー「お察しの通りでございます。この国の言語は帝国領共通言語を軸にしております。正確にはさらにこれらが発展した言語が現代語とされており、本来の帝国領共通言語は近代語としてまだ小さな村などにわずかに話される程度となりました。」

 

ゴゴ「ちなみにルイーズ王国領での言語は古代語として扱われてるね。今読める人はほとんどいない。フレデリーク王国のこの本領地でも話せるのは私とマスター、あとはそういう研究してる人くらいかな?だからマリーさんの封印が解けたのはある意味奇跡ともいえるって訳よ~」

 

マリー「なるほど...」

 

ガートナー「それにしてもゴッドハートよ、この先どうするつもりじゃ?この事を知られればこの国が、この世界が黙っちゃおらんじゃろう。なにせ歴史的大発見となり、今までの歴史とされてきたものが根底から覆るのじゃからな。」

 

ゴゴ「うーん...マリーさんはどうしたい?」

 

マリー「え!?わ、私は...」

いきなり話を振られ少し困惑した表情を見せるが、続けてこうも言った。

 

マリー「私はこの今生きている世の中をもっと知りたいです!」

その表情は決意と希望に満ち溢れていた。

 

ガートナー「ふむ...では細かいことはこちらで何とかしておこう。新しい住民としての登録じゃが...ゴッドハート、お主はいくつになった?」

 

ゴゴ「え?22だけど...」

 

マリー「あら、わたくしよりも年齢は上ですわね。」

 

ガートナー「とすれば、お主の腹違いの妹として登録しよう。マリー様、あなたの通り名は今後マリー・ゴッドハートとなります。もし異論がありましたらほかの案も...」

 

マリー「いえ、とても素晴らしいお名前ですわ!ゴゴ、これからよろしくお願いしますね。」

 

ゴゴ「元々とはいえお姫様に言われるのって...悪くないかも」

 

こうしてマリーはフレデリーク王国の国民となった。

続く...

 




いかがでしたでしょうか。
設定をあやふやにし過ぎており、当時の設定はほとんど記憶から抜けています。
前回既に設定を忘れて書いていましたので、まあ当然といえば当然でしょう。
いい加減設定をメモしないといけませんね。
それではまた次回。
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