革命軍による襲撃から数日が経ちーー
学園内の秋人のいる教室では生徒達が騒いでいた。
「ねぇ、これ例のアレの画像?」
「いいな~~私にも頂戴よ!!」
「それにしても、カッコイイわ・・・」
教室のあちこちで何人かの生徒が集まり、手に持つ携帯の画像を見せ合い画像には、漆黒の剣を振るうISが表示されていた。
どういう訳か、革命軍の飛行機部隊が襲撃した時の映像がどこからか漏れており、IS学園だけでなく日本、さらに全世界の人達が戦闘の映像を有名な動画サイトで閲覧していた。
「それにしても、こんな剣どこで作られたんだろ?」
「一体誰が操縦してるのかな?」
十代の女の子達は思い思いに、未知なる存在に妄想をふくらませ話しが進む中。
「...兄さん」
ただ一人席に座り考えごとをして、ため息をする秋人。
頭の中はでは黒騎士と接触したい事で一杯だった。革命軍のISから自分と鈴を見たことのない剣術で守ってくれた際に聞いた声。
絶対とは言えないが、聞き覚えのある声だった。
事件が終わった後、仲を取り戻した鈴に中国の方で黒騎士についての情報があるか聞いたが何もないとの事にさらにため息をつく。
とそこで調度HRのチャイムが鳴り始めた。
「おはようございます、皆さん」
笑顔で挨拶しつつ教室に入る麻耶。そして、その後に千冬も入っ来て秋人はなるべく視線を下にしつつ千冬と顔を合わせないように話し千冬の話を聞く。
「今日は皆さんにお知らせです。今日から転校生がーー」
教室の扉が開かれ、金髪の男性の制服を着た人物と銀髪の少女が入って来たーーーー
ーーーーーーーーーーー
とある日本から離れた海にて。
「お、あったあった」
海面の真上に小さなブラックホールのような穴が出現しており、黒騎士をまとった一夏はブラックホールに右手を向けた。
黒騎士から怪しい闇が生まれ、ブラックホ-ルは小さくなって粒子と化して黒騎士に吸収されて行く。
謎の粒子が黒騎士に集まった事により機体の内部にあるコアが強く光輝き始めており、一夏が何をしているかと言うと
数日前の事ーー
「つまりね、いっくんが出てきたあのブラックホール。黒騎士だとそこから特殊な粒子が出て、それが黒騎士を強くさせるのに必要なの」
「? なんで黒騎士が?」
「あ~ごめん、説明は後。穴は時間が経つと消えちゃうからできれば早く行ってほしんだ」
理由が分から無いまま束に調査を依頼された一夏。
ここ何日か一夏はあちこちを飛び回ることになり、既に十箇所以上の穴を見つけ粒子を集めて移動していた。
「さて、次は」
一夏はマップを見つつ次のポイントまで移動するのだった。
ーーーーーーーーーー
IS学園内。
「どうした? その程度か?」
「くっ!!」
アリーナ内で対峙する黒と白のIS。
片方は秋人の白式で、もう片方は今日転校してきた少女「ラウラ」の黒きIS「シュバルツェア・レーゲン」だった。
秋人はラウラのISに搭載されたAICと呼ばれる機能を使われ、動きを完全に封じされレールカノンが向けられる。
「秋人さん!!」
「秋人!!」
ボロボロとなって座り込む鈴とセシリアが叫びも虚しく、現状は何も変わらない。
「所詮は雑魚か」
ラウラは秋人を侮蔑した目で見つめながら話を続ける。
「黒騎士とやらが来ると思いこの国にきたのだが、どうやらソイツもおまえみたいな奴と一緒で、取るに足らん存在のようだな」
「!! おまえ!!」
もしかしたら兄かもしれない人物の悪口を言われ感情的になる。そして、カノンの弾丸が発射される寸前。
「そこまでにしておけ、貴様ら!!」
接近ブレードを持った千冬がIS用の刀で砲口を叩き弾があさっての方向に飛んで行く。
「き、教官!?」
「姉さん!!」
突然の乱入者に驚いていると、千冬は二人に死闘を行うのを禁止する事を告る。さらに、もし戦いたいのなら次のタッグマッチで周りに迷惑をかけないようにすることも強く二人に注意する。
「分かりました、教官がおしゃられるなら」
教官である千冬の言葉をラウラは聞きそのまま退場するが、秋人は不満な表情を浮かべ千冬を睨む。
「どうした? 織斑? 何か不服か?」
「いいえ」
千冬から顔を背けた秋人はそう短く答えビッドに戻って行く。
(僕に、僕に力がないのがいけないのか!?)
ISを解除した秋人はロッカー部屋につくとロッカーを殴り怒りを隠せきれないようだった。
様々な不満や理不尽が多すぎて頭が整理できず暫らくしてから秋人は、ラウラにより怪我を負った二人の様子をみるため保健室に向かうのだったーー
今回、一夏がしたことはワンピのとある能力を使うための準備です。