5人兄弟とセカイの関わり方 天才音楽家編 作:エビデンス海老天むす
ほんっとに新生活が忙しくてこれから更新がめっちゃ遅れると思います。
仁剛「まずお前ら……本当ににすまなかった。」
こはね「そんな、謝らないでください。仁剛さんは悪くないですよ。」
杏「そうそう。今回の件があって私たちもっと相棒らしくなれたし、あの二人にもリベンジ宣言できたしね。」
俺が二人に合流する前、彰人と冬弥がきたらしい。そこでイメチェンし覚悟を決めたこはねが、彰人に屈せず、二人でBAD DOGSに宣戦布告した。
二人が謝罪を否定してくれるのは嬉しいが、俺が話したいのはそこじゃない。
仁剛「いや、ちがうんだ。俺はこの1ヶ月、お前らを教えてきた。だが俺にはお前らと同じ覚悟がなかった。中途半端なやつに教えてもらっても中途半端な連中になるだけだ。」
こはね「そんなこと…
仁剛「そんなことあるんだよ。だから俺も今ここで覚悟を決めるよ。」
杏「その覚悟って?」
仁剛「俺、楽器やめるわ」
杏 こはね「え!?」
仁剛「ほんとにやめるわけじゃないさ、お前らがRAD WEEKENDを超えて、最高のイベントを作るまで、俺は一切、楽器を触らない。いついかなる時であってもだ。これは俺自身の覚悟だ。」
こはね「仁剛さん…。」
杏「じゃあ、仁剛さん、これから本気でイベント出るって事!?」
ガタッと話してる机から身を乗り出して杏が言ったため、周りにいたお客さんの注目を少し浴びた。
仁剛「うーん、そうだな〜まぁ、そりゃあ教えるために腕を上げないといけないからな」
杏「ほんと!やった!また仁剛さんのイベントに出てる姿が見れるなんて。私超嬉しい。」
仁剛「まぁ、2週間くらいは感覚取り戻したり腕を上げたりするからすぐイベント出るわけじゃないからな。それじゃあ話もまとまったところだし、練習始めよっか。」
俺が再びイベントに出ると言う事をきき周りが騒がしくなっている。居心地が少し悪くなった俺らは謙さんの店を出て練習場所へと向かった。向かう途中、こはねは何故か申し訳なさそうな顔をしていた。
練習場所
練習場所につき、次の作戦会議を始める。まずは歌う場所と歌う順番を杏達に聞いていた。
仁剛「ふーん、次はMossy stoneなのか、よくよく考えるとあの二人めちゃくちゃイベントに出てるな。ほぼ毎週だ。」
杏「それだけ本気でRAD WEEKENDを超えるって事でしょ。」
仁剛「うーん、それはそうなんだけど、毎週出る方がいいってわけじゃないんだよなぁ。」
こはね「そうなんですか?毎週出てればその分成長できそうですけど、」
仁剛「これは完全に俺の理論なんだけど、第一に毎週出ると疲れるだろ?疲れるとパフォーマンスが低下する。そこから新鮮さがなくなりオーディエンスのマンネリ化が始まるんだ、でそのマンネリ化を回避するために新しい曲を練習しだす。それでまた疲労が溜まるって言う、悪循環に陥るって考えだ。自分自身も疲れるし、オーディエンス側の反応もだんだんと悪くなっていく。それなら2週間に一回でもしっかり大きな箱で歌って、新曲だったり、新しいことを試して行った方が経験になると思わないか?」
杏「たしかに、誰も得しないね。」
仁剛「でもあの二人は恐ろしい練習量でそれをカバーしてる。昔から見て来たがあいつらは恐ろしい量練習してるよ。で、どうする?俺たちはそいつらを越えなきゃならない。おそらく俺たちはまだまだあいつらよりも格下だぞ?」
こはね 杏「「もちろん練習(します。)(するに決まってるんじゃん)」」
仁剛「よっしゃあ!じゃあまず、」ピリリリリリ
するとケータイがなった。
こはねside
仁剛「すまん、ちょっと大学の友達からだ。」
仁剛さんはどこかへ行ってしまった。
こはね(仁剛さん、もしかして私のせいで楽器を辞めることになっちゃったのかな。謝らなくちゃ。)
杏「こはね、仁剛さんが楽器を辞めたのはこはねのせいじゃないよ。」
こはね「え?」
私は驚いた。まるで心を見透かされているかように自分の考えを当てられた。
杏「仁剛さんは、自分の意思で楽器を辞めたの。私たちと同じスタートラインに立つために今まで積み上げて来たものがリセットされたとしても、仁剛さんは私たちにRAD WEEKENDを超える最高のイベントをやって欲しいと思ってくれてるってことだよ。」
こはね「……」
杏「だから、まずはあの二人を超えるために、練習頑張ろっか♪」
こはね「杏ちゃん……うん。頑張ろうね。」
私はここで仁剛さんの覚悟の大きさと、自分の成そうとしていることの大きさを再認識した。