5人兄弟とセカイの関わり方 天才音楽家編   作:エビデンス海老天むす

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ビビバス編スタートです。

今回はメインストーリーに関わることはないですね〜


どうぞ!



こはねちゃんのバースデーキャラを引くことができました。やったぜ。


第0話「オープニング」

最初に楽器に触ったのは小学校のリコーダーの授業だった。

それまで音楽に興味がなかったわけじゃないが、自分が感覚的に音楽をおもしろいと思ったのはそれが初めてだった。

 

 

それからいろんな楽器を触った。ピアノや、弦楽器、管楽器、打楽器、がいい例。

中学に入ってからはストリート音楽にも興味を持ちギターやベース、キーボード。どこか知らないバンドとも演奏したりした。DJセットに触ったり、時にはダンスにも手を出してみたりした。

 

 

そんな音楽漬けの生活をしていた俺は高一の時衝撃を受けた。それは歌、そしてライブだった。その当時たまたまダンス仲間から受け取ったライブのチケット。

 

 

その日のライブを見た者は口を揃えてこう言う「伝説の夜」と。

 

 

それからは歌にハマった。もちろん他の楽器も続けているが今は歌うことが一番楽しい。一人でイベントに出てみたり、時にはグループを組んだりしていた。

 

 

「伝説の夜」から2年経ったある日いつもの練習場所に向かっていると言い合いをする声が聞こえた。中学生くらい女の子一人と大学生くらいの男が3人何やら言い争っている。

 

 

女の子「だから!今日、ここは最初からアタシが使ってたでしょ?なんで途中からきたアンタ達に場所を譲らないといけないわけ?」

 

 

男A「そんなの関係ねぇよ。ここは元から俺たちがよく使ってる場所だ。先客が居ようが知ったこっちゃねぇんだよ。」

 

 

その言い合いはしばらく続いてるようだが、路地裏のため注目する者は誰もいない。

 

 

このビビットストリートでは喧嘩は日常茶飯事。ではないが特段大騒ぎすることではないし、いつもなら止めずにスルーしている。だが今回の喧嘩でもし殴り合いにでもなったらあの子は成す術もないだろう。一応止めにだけ入っておこう。

 

 

仁剛「おい、あんたらなにして

 

 

俺が声をかけようとした時男の1人がイライラを我慢できずに女の子に殴りかかった。まずい予感が的中し俺は走り出した。

 

 

 

side change

 

 

男B「場所くらい大人しく譲れや、ガキィ」

 

 

男の1人がそういうと、私の目の前に拳が襲いかかってきた。私は怖くて目を瞑って振り下ろされるであろう拳をまった。家を出る前に父とした約束を守っていればこんなことにはならかったのに。

 

 

覚悟を決めた私のところに拳は降ってこなかった。恐る恐る目を開けると少し年上か、同じ歳くらいの男子が殴りかかっていた男の腕を掴んでいた。

 

 

side rechange

 

 

危なかった。少しでも遅れていればこの子が殴られるところだった。内心ヒヤヒヤしながらその表情は表に出さずにあくまで冷静に対応した。

 

 

仁剛「あんたら年下の女相手、しかも多人数で自分から殴りかかるなんて、恥ずかしくないのか?」

 

 

男B「なんだ?お前、部外者は引っ込んでろよ」

 

 

それでも男の態度は変わらないが、一緒にいたもう1人が意外にもそれを止めた。

 

 

男C「おい、やめとけ。こいつあれだよ。『オーケストラ』だよ。」

 

 

『オーケストラ』とは、俺のことだが俺自身は名乗ったこともないし俺はあくまで1人で活動してるのに大人数の『オーケストラ』と言われるのは心外だ。

 

 

男A「なんだよ『オーケストラ』かよ。帰るぞお前ら」

 

 

男B「チッ、おいガキ。次この場所にいたら、わかってるよなぁ?」

 

 

1人の男は不服そうだったから3人は帰って行った。

 

 

一件落着か、と思い周りを見渡すとかなり視線が集まっていた。

 

 

仁剛(よし、トンズラこくか。)

 

 

俺はその場にいた女の子を置いていつもの練習場所に向かった。

 

 

 

 

[練習場所]

 

 

 

 

仁剛「で?なんで着いてきた?」

 

 

いつものように練習を始めようと思ったら先程助けたばかりの少女が後ろをついてきていた。

 

 

女の子「だってまだお礼言ってないし」

 

 

仁剛「礼なんていいよ。怪我がなくてよかった。」

 

 

俺がそう返すと女の子は少し不服そうだったが何も言い返さなかった。

 

 

彼女はこの場所を見渡していた。

 

 

女の子「いいですね。この場所」

 

 

仁剛「だろ。俺がこの通りで練習しようと思って見つけたんだ。誰も来ないし、何より広いからな。」

 

 

一年ほど前に見つけたこの場所は誰も寄り付かないし、広さもバスケットのハーフコートくらいの大きさがある。

 

 

女の子「へぇー、そうなんですね。あ!そうだ。私もこの場所に練習しに来ていいですか?」

 

 

彼女からの思いがけない提案に少し驚いたが正直言ってこの広さを1人で使うのはもったいないと思っていたからちょうどいい。

 

 

仁剛「ああ、いいよ。この場所無駄に広いし1人じゃ寂しいからな。」

 

 

女の子「いいんですか!わたし、白石 杏(しらいし あん)って言います。15歳!」

 

 

仁剛「九十九 仁剛(つくも にごう)だ。よろしく頼む」

 

 

それが彼女と俺の最初の出会いだった。

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?


今回はオリジナルストーリーだったので次はメインストーリーのはなしかな〜
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