格上殺しの召喚士「おい、デュエルしろよ」   作:ぺんぺん

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おひさー リアルが忙しかったので久しぶりの投稿だぜ


何時もの帰り道、不思議な出会いなのだ

「今日の集計発表! 何と今日一日でモリンフェンデッキによる対戦、6戦中全敗。もういいかげんにデッキ変えたら?」

 

「ヤダヤダヤダ! 絶対この子で勝つもん!」

 

「まぁーだやってるし」

 

「そんなにカードゲームって楽しいのかな?」

 

学校終わって放課後。俺達は何時もの帰り道を進んでいた。途中事故か何かで何故か大破してたボート乗り場に不思議なだねぇーっと話したりするも最終的にはモリンフェンデッキって生きづらくないか?っとなのはを煽って別のカードを進めて、それに対してなのはがぷんぷん丸になったりしていつも通りの光景がそこにはあった。でも途中アリサが何を考えたのかルートを変更し何時もは使わない、明らかにろくに整備されてない不思議なルートを進んでいたのだった。

 

「デュエルは楽しいぞぉー 何だぁすずか、お前もデュエルすっか?」

 

「えぇ!?」

 

驚いてるすずかを他所に俺は予てから温めていた布教用デッキを取り出すぜ!

 

「見よ! これぞ、すずかが何時かデュエルをする時にと考え組んでおいたヴァンパイアデッキだ!」

 

紫色のデッキケースに入れたデッキをすずかに渡すとまるで割れ物を触るかのように受け取ってくれた。

 

「わぁー」

 

「すずかちゃんのデッキ、私のモリンフェンには負けるけど綺麗なデッキだねぇ」

 

そりゃ表紙に置いてるカードはモリンフェンよりも新しいカードだからな。具体的に言うとヴァンパイア・フロイライン。

しかしそのカード効果は興味を引くには絶大なようで珍しくですずかがさらなる興味を示して俺にカードの効果を聞いて来たり、デッキの回し方を聞いて来たりと掴みは上々って感じだ。まぁ、その効果に何を思ったのかなのははなのはでモリンフェンに相性の良いカードを聞いて来たので適当に破壊輪を渡した。

そしてその効果に唖然とするなのはを放置し俺は内心フハハと笑いまくっていた。これで、ふひひひ。デュエリストを増やせば俺となのはの他に対戦する相手が増えるぞやったー!

 

「あんたすずかに対してまたバカな事してんじゃないわよ!」

 

何て考えてたからだろうアリサの非難する声が響き同時にピキーンとデュエルで鍛えた閃きが俺にニュータイプ的な感覚を齎した。

 

「やらせるか!」

 

つまりは何かしらの気配を事前に察知した俺は咄嗟に両手を頭上でクロス、何かしらの攻撃を防ぐぜ!

 

「す、すっごーい」

 

「真剣白羽取りなの……」

 

結果、ハリセンを防ごうとしたらタイミングよく掴んじゃいました(まる)  流石はデュエルマッスルだ、あのアリサの攻撃を軽く受け止める事が出来るとか鍛えててよかったぁ~ ってかアリサさんや、そのハリセン何処にしまってたの?

 

「何防いでるよの!」

「ヘブシ!」

 

いてぇ! おいアリサ、ツッコミの追撃として蹴りを放つとか反則だろ! ジャッチだジャッチ! ジャッチマンによる判定をぉぉぉ!!!

 

「セーフなの!」

 

「横暴だ! なのはがジャッチとか公平さの欠けらもねぇ!」

 

「あはは……」

 

「あんたたちって本当にバカね」

 

そんな感じでいつも道理バカな会話をしながら何時もの帰り道を進んでいると――――俺は何かを感じた。

 

「―――ッ!?」

 

頭の片隅にピキーンとさっきアリサの攻撃を悟ったニュータイプ的な感性では無くもっと本能的な、キーカードを引くデステニードローの直前に感じる運命力的な何かを感じ取った。

 

「ゴメンちょっと!」

 

「なのは!?」

 

だがなんだ感覚は。

頭に何かを直接訴えかけているようだがその声はまるでノイズが干渉してるかのように乱れてハッキリとは聞こえない。そのくせその影響と考えられる頭痛が発生していて鈍器で殴られたかのように滅茶苦茶にいてぇ!

 

「あぁーもう! ユウキは突然頭を押さえて動かなくなるしなのはどっか行っちゃうし一体どうなってるのよー!!」

 

「え、あ、アリサちゃん!?」

 

「すずかはユウキをお願い、私はなのはを!」

 

「え、えぇー!!」

 

くそ、こんなに痛いならライフ回復系のカードを持ってくればよかったぜ。ってアレ、収まった。何でだ?

 

「なぁすずかさんや、アリサとなのはは?」

 

「分かんない。どこかに行っちゃった‥‥…」

 

俺が頭痛に悩んでいる間になのは達と逸れてて笑えないぞ。

その後、変に収まった頭痛に俺はクエスチョンマークを浮かべながらも携帯を使いアリサに連絡。合流地点を決めて待ち合わせの場所へと急いだ。まぁ同時になのはが何故か野良の、それも怪我をしたフェレットを保護したと聞いて俺とすずかは二人して取り乱してなのはから直接事情を聞き出すと近くの獣医のいる病院を探し回ったりしてちょっとしたトラブルがあったりしたが無事合流。

俺とすずかはそのフェレットと対面したんだけど……なんかしっくりこないんだよな。

 

「わぁー!怪我してる、早く運ばないと……」

 

「……?」

 

なんつうか、マジでしっくりこない。フェレットは長いイタチのような生き物と知ってはいるけどなんか、野生って感覚は全くないな。毛並みは怪我してるけど見たところ整ってるし、何より宝石のようなモノを身に着けてる事からどう見ても飼いフェレットじゃね?

 

「なのは、どう見ても……アレだよな?」

 

「あはは……ゴメン」

 

「ほう、れん、そう。大事にしような」

 

その後直ぐに獣医さんへフェレット運んで事なきを得ました。にしても獣医に運んで治療を行った後に目覚めた時にこちらを見る目、妙に人間味があったよな? 何でこう感じるのかはわかんないが。

その後、塾へ行くなのは達と別れた俺は行きに使った自転車回収し帰路へとつく。ちゃんと家へと帰るその時まで全力でこぐ事は忘れない。何故かって? ほら、ライディングデュエルにはスピードが必要だから。

そしてその日の夜。俺はちょいと早めの時間に布団に入り眠ねむしていると――――突然、あの頭を鈍器で殴ったかの如き頭痛が再度やって来た。

 

「うぉぉぉぉ!!!」

 

あった痛てぇぇぇぇ!!! 思わず両手で頭を押さえる。けどそんな事で良くなるはずも無く、痛いのはそのまんまだ。

 

「ず、頭痛薬。頭痛薬をぉぉぉ」

 

ふらふらとしながらも何とかベッドから起き上がって立ち上がるが正直キッツイ。まるで前世で経験した二日酔いになった時のようだぜ……まぁ、俺は酒よりデュエルだったが。

 

「ん? まてよ……」

 

デュエルで思い出したが何か忘れてるような気がするぞ……なんだったかな?カードBOX転がる床をゆっくり歩いていると突然後頭部に痛みが走った。

 

「ナノーネッ!!!」

 

な、なんだ!?

硬い何かで文字通り殴られた痛み。ふらふらした俺の体にはクリーンヒット、結果ぶっ倒れた。

 

「いってて……けど不幸中の何たらでギリギリカードBOXは守られたぜ」

 

その代わり変な体勢でぶっ倒れて超痛いけどな!

何がぶつけられたか、確認の為に後ろを見ると何とビックリ窓に大きな穴が開いてるではあーりませんか……ってかそうか! 思い出したぞ、今日がカード配達日だっんだ!

 

「神様……そろそろいい加減に恐怖新聞方式でカードBOX届けるの辞めませんか……」

 

週一で神様から届くカードBOX。だけど流石は理不尽の権化神様だぜ、普通に郵便受けに入ってる訳では無く毎度の如くこうやって恐怖新聞の如く窓から投げ入れられんだからな。窓閉めても変わらず、むしろ突き破って届けられるから質が悪いぜ全く……

 

「まぁ今の俺には関係ねぇーけどな!」

 

窓ガラスが割れた? 後頭部が痛い? んなもの新パックもとい新カードの前では無駄!無駄!!無駄ァ!!! んな事に構う暇があったら俺はパックを剥くぜ!ワクワクな気持ちを何とか抑えながらも俺は何時もBOXの入ってる黒い袋開け……た……ありゃ?

 

「コレは……デッキケース?」

 

中にあるのは白い宝石の付いた黒色のデッキケース。中身が気になり確認する為パカリと開けて見てみると案の定複数のカードが入っていた。でも変だな、何時もはハックの入ったBOXなんだけどな???

 

「ふむぅ……分からん」

 

何にも書かれていない白紙のカードに色の付いていない白黒のカード。枚数はきっちりと55枚。枚数的に考えて多分デッキなのか、な? 

白紙のカードは兎も角白黒カードは大体がどのデッキにも入れる事の出来る汎用カードのようで死者蘇生やハーピー羽箒、非常食とかの魔法カードに加えリビングデッド、屑鉄のような罠カード。増Gにハルウララなどの手札誘発系を始めメカハンターやヂェミナイ・エルフのような効果の無いバニラ系と呼ばれるモンスターカードがある。何で白黒になっているのか不明だけどあの神様が送って来たカードと考えるに何かありそうだ。

 

「でもわっかんねぇなぁ……」

 

白紙カードが大半なお陰でコレがどんなデッキか全く予測もつかない。入っているバニラカードの殆どがレベル4の通常召喚可能モンスターで普通に召喚して戦ったりするにしても攻撃力も防御力も微妙な数値の奴ばかりでコレなら普通に効果モンスターを入れた方が強く、団結などのサポート系のカードなんて一枚も入っていない事を考えるにバニラメインとは考え辛いし……ガチでどんなデッキか分かんねぇ。

 

「ってか喉が渇いたな。水、水」

 

謎デッキは一旦置いておいて寝起きドッキリの効果で喉の乾いた俺は水を求めて台所へ。コップを持ち、定位置は持って行くと蛇口を捻ってレッツ水道水!

 

「……は出ない」

 

そういえばここら一帯の水道管の総取り換えとかで今日一日断水していた事を忘れてましたわ。

 

「しゃーなし、外に買いに行くか」

 

時刻は日が落ちて多分数時間程度。スーパー系は時間帯的に閉店ギリギリだろうからコンビニでいいかな。何て考えながら雑に小銭入れをポケットに突っ込むと俺は夜の住宅街を突き進む。まぁ、自転車に乗ってるから割と速い速度だけどね。

 

「水を求めて三千里。自転車こいでASR。何か野生のデュエリストでも現れないかなぁー」

 

欲し灯りと窓から漏れる人口灯が俺の行く先を照らて目的地へ向かう。だけど、此処で変な事が起きる。

 

「お、何だ?」

 

突然、何かを潜る感覚が全身を包むと俺の目に映る景色は姿は変えずとも大きな変化を起こす。

形状こそ変っていないものの目に映る景色は全てまるでキャンバスに絵の具をぶちまけたかのように紫色ともピンク色とも取れる一色に染まり、同時に本来なら少しぐらいは聞こえても良い人の営みを示す声がしなくなり、人の気配が完全に消失した。 

 

「何だかやべぇ予感がしてきたぞ」

 

ブレーキを握り自転車を止め、周りを見てもどこも同じ状態。完全に廃墟街の中心にいる気分になって何となく怖く感じる。嫌だなぁ、突然自分以外の人類が滅んだとか超展開の結果の鬱展開。俺ってば超展開は許せても鬱展開は許せねぇ人間だからな。あ、でも女の子だらけになった結果百合が育まれるのならば許す。だって百合こそ絶対正義なのだから。百合の間に挟まる男死ね! あ、俺も死ななきゃ☆

 

「ってそんなバカな事考えてる場合じゃねぇな、マジでどうしよう」

 

今持ってるのは小銭入れとなのはとデュエルした時に除外扱いとしてポッケに入れて抜き忘れてたカード数枚。んー、ガチでどうしよう。

そんな風に考えてたら黒い影が俺に落とす。何だ? 何で暗くなったんだ?そう気になり何となく振り返ってみると視界一面を生めるのは毛ッ! 何となく嫌な予感がしながらも俺は上を見上げて見るとそこには――――

 

「んー……巨大ネズミ?」

 

『GAAAAAAAAAAA!!!』

 

超デッカイネズミが雄たけびを上げてました(まる)

 

「ってふざけてる暇ねぇ! アクセルシンクロォォォォ!!!」

 

オラぁ! 今回ぐらいオフザケ無しに自力でアクセルシンクロ出来るぐらいにこぎまくってやる。かっとビングだぜ、俺ッ!! 

全力疾走開始。ギコギコとメンテナンス不足なチェーンから悲鳴が上がるが今は構っちゃいられねぇ! つまり何が言いたいかと言うと海馬社長並みの全速☆前進だッ!

 

「オラ!オラ!オラ!オラ!」

 

俺は風になるかの如くこぎまくって体感10分。ここまでくればいいだろうと後ろを見れば――――追いかけて来てるぅ!

 

「逃げられねぇ!!!」

 

戦うなんて持っての他。ってかカード数枚と小銭でどうやって戦えって言うんだよコノヤロウ!!

 

「あ、チェーン切れた」

 

バッチンっと音を響かせ突然軽くなるペダル。バランスを崩しそうになるもブレーキを咄嗟に握り急停止する事によって不幸中の幸いな事に倒れる事はなかったが……コレは控えめに言ってもピンチなのでは?

 

「あはは……こりゃ死んだな」

 

眼前に突撃してくるは俺の何倍もの大きさを誇る巨大ネズミ。質量差で弾き飛ばされるのは想像に難くないからな。目の前のネズミの姿に諦めの感情が沸き起こるが――――その時、俺の目の前で不思議な事が起こる。

 

「今度は何だ!?」

 

多分シールドか何か。眩い光を中心に発生したそれが突然俺と突撃して来るネズミとの間に出現、突撃して来た巨大ネズミを弾くとそのままその巨体を弾き飛ばした。そしてそのシールドの発生源と思わしき謎の光は俺の腕へと引っ付くと形を変え、質量を得る。

 

「デュエルディスク、だとッ!?」

 

そしてその形は俺の見覚えのある物に酷似しており、その真ん中にはあの謎デッキの入ったデッキケースに付いた宝石そっくりの物が装着されていた。

 

【are You Lady?】

「ッチ、どういう訳か分からんがつまりはこういう事だろ!」

 

突然その宝石から流暢な英語ボイスが聞こえるだとか、明らかにこの腕に付けられた物が光り出したとか関係ねぇ! どんな状況であろうとコレがあるからにはやる事はただ一つ。

 

「デュエルッ!」

【Duel field Activating】

 

左手に五枚の手札が出現、青色のフィールドが俺と巨大ネズミを包み込んだ。




次回はようやくまともなデュエルだ!
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