また活動報告のリクエスト募集も続けてますので、皆様のリクエストをお待ちしております。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=277098&uid=99940
炭治郎と伊之助は廃墟に向かって走っていた。
「この近くに、鬼がいるはずなんだ!」
「あぁ、わかるぜ!
この辺りから鬼の気配がムンムンとしてやがるぜ!」
そう言って、二人はドンブラスターを構えて中へ入る。
その先では数人の人たちが強い力で壁や床に叩きつけられたかのように死んでいた。
中には頭部を粉砕されたり胴体を貫通したりして死んでいる人もいる,
「酷い……」
「こいつら全員死んでやがるのか?」
確認するが、やはり死んでいた。
息もしていないどころか、見開いた目はただ天井を見てるだけだった。
そして死体からは鬼の匂いがした。
「まだ新しい……この人たちはついさっき殺されたんだ」
「くそっ! 誰だか知んねえけど許せねぇ!!」
伊之助は拳を握りしめながら叫ぶ。
すると、ズンズンッ!と重たい足音が聞こえ、振り向くと一つ目で一本角の筋骨隆々の鬼がいた。
『ガァアアッ!!』
「出たな!! 上等じゃねぇか!!」
伊之助はドンブラスターを構えると、弾丸を放つ。
だが、相手はそれを片手で受け止めるとそのまま握りつぶす。
「嘘だろ!?」
鬼は振り上げた拳を赤熱化させて振り下ろす。
それを何とか避けた伊之助だったが、地面が砕ける程の威力だった。
「なんて馬鹿力だよ!」
「伊之助! 一緒に戦うぞ!」
炭治郎はドンモモタロウに、伊之助はイヌブラザーに変身して、鬼に攻撃を仕掛ける。
特に赤熱化させた皮膚は非常に硬く、二人の攻撃が通らない。
逆に鬼の攻撃は一撃でも当たれば致命傷になりかねないほど強力だった。
「くそぉおおおっ! 硬いんだよお前ぇええっ!!」
「落ち着け! 俺たちならできる!」
必死になって攻撃を繰り出す二人。
「くらえぇっ!!
獣の呼吸 壱の牙 穿ち抜き!!」
伊之助は半分になった手裏剣で鬼の腕を突き刺すが、抜けなくなってしまう。
「ぬ、抜けねぇ!
さっさと放しやがれクソやろうが!!」
伊之助は必死で手裏剣を引き抜こうともがくがそのまま壁に打ち付けられた。
「がはぁっ!」
「伊之助ぇ!!」
吹き飛ばされた伊之助はそのまま地面に倒れ伏す。
炭治郎はすぐに駆け寄ろうとするが、目の前に立ち塞がった鬼によって阻まれてしまう。
鬼の拳を防いでいるが、これでは防戦一方だった。
(まずい……このままだと俺が先に殺される)
そう思った時だった。
「むんっ!!」
そんな声と共に、突如として鬼の脇腹を何かが衝突した。
鬼はそのまま近くの壁に激突し、身動きが取れなくなる。
「な、何だ…?
今の、は?」
咳払いしながら、目の前にいる誰かを見た。
黒い羽織に朝の着物を着た、毛先が赤い黒い髪の少女だ。
おまけに、口には竹の口枷がつけられている。
そう、炭治郎はこの少女を知っている。
「禰豆子!
助けに来てくれたのか!」
「むぅ!」
炭治郎の妹である竈門禰豆子が、そこにいた。
彼女は生前、鬼になりながらも炭治郎たちと共に鬼殺隊の下で鬼と戦った。
それ故閻魔からもその功績と実績から、ドンブラザーズの一員として、鬼殺隊にいた頃の姿で転生した。
それ故に鬼の力も健在で、その頃の名残で竹の口枷を咥えてるので喋れなくなっている。
だが、それでも彼女の実力は本物だ。
そのおかげで、何度も助けられたのだから。
「ありがとう、助かったよ」
「むん」
炭治郎は礼を言うと、伊之助もさっきのダメージから立ち直ったのか駆けつけた。
「おっ、ねず公じゃねぇか!久しぶりだな!」
「むんむん!」
「元気そうだな、よかったぜ」
「むん!」
二人は再会の喜びに笑みを浮かべていると、鬼が起き上がってきた。
『グゥウウッ!!』
「…っ、来るぞ!
禰豆子、行けるか!」
「むーん!」
禰豆子は懐からドンブラスターを取り出し操作する。
『よぉ~っ!
ドン!ドン!ドン!ドンブラコ! 暴太郎~!
福はうち!オニもうち!
オニシスター!よっ、鬼に金棒!』
そのまま額と型に角を生やした戦士・オニシスターに変身する。
そして構えを取ると、鬼に向かって突撃する。
『ガァアアッ!!』
鬼は腕を振り回すが、それをかわして蹴りを叩き込む。
だが鬼の体は頑丈なのかびくともしない。
逆に殴り返されるが、禰豆子はその拳を掴み踏ん張る。
「むぅううっ!!」
『ガァアアッ!!』
鬼はもう片方の手で禰豆子の頭を掴もうとするが、その前に炭治郎がドンブラスターを構えて引き金を絞ると、弾丸が発射され鬼の手を撃ち抜く。
「今だ! 禰豆子!!」
「むぅっっ!!」
禰豆子はそのまま鬼の体を持ち上げて、地面に叩きつける。
すると地面にヒビが入り、鬼の体が埋まった。
「伊之助! 今だ!!」
「おっしゃああっ! 獣の呼吸 弐ノ牙 切り裂きっ!!」
鬼の背中を十字に切り裂いた。
しかし、傷一つつかず弾かれてしまった。
『ンガァアアア!!!』
埋まっていた体を起き上がらせて、咆哮を上げる鬼。
それを察して距離を取る三人。
なぜ自分たちの攻撃が通らないほどくらい、鉄のように硬いのか。
それに熱を発するように赤くなった箇所は硬さが増している。
鉄と熱。
炭治郎はある答えにたどり着く。
「もしかして!
…やってみる価値はあるかもしれない」
炭治郎はその言葉と共にバックルからある物を取り出す。
それは炭治郎達が使うセンタイギアとは違うギアを取り出し、ドンブラスターに装填する。
『ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!ニンニンジャー!
でぇ~せんぱい!でぇ~せんぱい!でぇ~せんぱい!』
「アバターチェンジ!」
それと共に炭治郎は引き金を弾く。
『アカジャー、アオジャー、キージャー、シロジャー、モモジャー、ニンジャー!!
よっ!手裏剣戦隊!!』
鳴り響く音と共に炭治郎の姿は、ドンモモタロウの姿が変わる。
その姿は忍者を思わせる姿へと変わり、その手にはドンモモタロウの武器であるサングラソードの代わりに忍者刀を思わせる武器を手に持っていた。
その姿こそ、かつて牙鬼幻月率いる妖怪達を人々から守った戦士達。
その名は、手裏剣戦隊ニンニンジャー。
「おぉ、なんだ、それは!!!」
「伊之助、忘れたのか!
こっちに来る前に、預かったセンタイギアを!
という事で」
その言葉と共に炭治郎はその手の刀にある忍者刀に手裏剣を思わせるアイテムを装填する。
「ニンニンジャー先輩、力を借ります。
手裏剣忍法、水の術!」
『ジャブジャブジャー!』
その音声と共にその忍者刀から放たれた水飛沫が鬼を襲う。
「ぐっぐうぅ」
すると、鬼の身体は徐々にヒビが入る、
「これは一体どうなっているんだ?」
「あいつは高熱化して、力を発揮する。
それにまるで金属を思わせる身体ならば、それを冷やせば歪が生じて割れると思ったんだ」
「???」
炭治郎はそう予測するように言うが、伊之助はよく分からず首を傾げるが
「ようするに、今だったら、あいつに攻撃が通じるんだ」
「なるほど!!」
だが鬼はそんなことをさせないとばかりに全身を赤熱化させ、炎が噴き上がる。
「…嘘だろおいっ!」
「落ち着け! 俺たちならできる!」
伊之助を叱咤しながら炭治郎は刀を構える。
「むぅーっ!」
禰豆子が前に出て、両腕に炎を纏う。
「むぅううっ!! 爆血ッ!!」
両手を交差させて、そこから炎を放つ。
鬼の炎を上回るように、禰豆子の炎が纏わりつく。
『グォオオオオアアアッッ!!』
全身を炎で焼かれながら苦しむ鬼。
禰豆子の炎は鬼にとっては天敵だ。
それに追い打ちを掛けるように禰豆子は攻撃する。
「むぅうんっ!!」
両足に炎を纏い、跳び蹴りを放った。
その一撃は鬼の体に突き刺さり、壁に激突させる。
「今だ! 行くぞ!」
「わかってらぁ!」
炭治郎と伊之助がそれぞれの武器で左右から、鬼の首を斬り落とした。
それによって鬼の体は崩れ落ちて灰となった。
「やったな、伊之助」
「当たり前だぜ!俺様が一番強いからな!!」
「むぅーっ♪」
三人はハイタッチを交わし、勝利を分かち合う。
それからしばらくして、三人は殺された人たちの元へと戻り、外のわかりやすい場所に運ぶ。
「…すみません。
俺たちがあと少しでも早くに着いていれば、助けられたのに」
炭治郎は遺体の見開いた目を閉ざして、詫びを入れる。
どんなに謝ろうとも、この人たちに響くのかはわからない。
でも、せめてこの思いは届いてほしいと祈るばかりだ。
助けられなかった謝罪と、敵を討ったということが伝わるように。
運び終えたあとで、三人一緒にお祈りする。
(どうか安らかに眠ってください)
「むー」
「よーし、じゃあ次行こうぜ!」
「…そうだな。
残りの二人のことも気になるけど、鬼の被害者を増やさないためにもな」
そうして三人は次の場所へと向かう。
次は一体何が待ち受けているのか。
次に出るメンバーは?
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サルブラザー
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キジブラザー
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オニシスター