承太郎とRoselia   作:アッシュクフォルダー

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第三部 第十三話 恋心

承太郎と燐子が、付き合い始めて、数か月経った頃。

Roseliaの活動も、盛んになって来て、

燐子は、より一層、

キーボードの練習に取り掛かっていた。

 

けれど、やっぱり、視線は、彼氏である、

承太郎さんの方へ、行ってしまいがちであり、

氷川さんや湊さんが、声をかけて、

その方向に行ってしまう、承太郎さんを見て言うと、

胸がチクリと痛む。

 

「りんりん!どうかしたの?」

 

「ううん、何でもないよ、あこちゃん…」

 

「でも、よかったじゃん!承太郎さんの為にも、

頑張ろうね!」

 

なんて、あこちゃんは、笑顔で、私に向けて、

そう言ってくれました。

 

最高のパフォーマンスをすることが出来て、

力になってくれたのも、事実です。

 

けれど、心のどこかで、思ってしまうのです。

どんなに勇気を出しても、

曖昧な言葉になってしまう事が多く、

ストレートに伝えることが出来なかったのです。

 

たまにでいいから、私の方を向いて、笑って欲しい。

 

私は、いつしか、ワガママになってしまったのです。

 

告白は嬉しかったですし、時折デートに行ったりと、

不思議なことに、嫌いにはならなかったです。

 

とても、言葉に表せないような、

楽しい時間が、流れていったのです。

 

いくら、寡黙で、お喋りじゃないとはいえ、

これでは、悲しくなってしまいます。

 

私は生まれて初めて、Roseliaの活動以外で…

一人で泣いていました。

 

 

しかし、私はある言葉を思い出します。

 

「あの…その…私は…じょ…承太郎さんのことが…

好き…です…」

 

しどろもどろになりつつ、燐子は承太郎に告白したことである。

 

承太郎にとっては、彼女から告げられた、

その言葉は、とても、嬉しかったのだった。

 

承太郎は、小さくながらも、恋心というものが、

燐子に対して、抱いていた。

 

だから、受け入れて、デートにも行った。

 

 

そして、数年、経っても構わない。

燐子を幸せにするなら、改めて、告白することも、

必要になってくるかもしれない。

 

 

承太郎は悩んだ、どうしたら、燐子が幸せになれるかと、

どういった、セリフや言葉、さらには、物を贈れば、

いいんだろう…

 

その答えが出せないまま、日々は過ぎていく…

そのせいで、燐子が辛い気持ちになっていることを知らずに…

 

そんなある日の事だった。

 

「じょ…たろ…さん…お、おまたせしました…」

 

「…呼びつけておいてあれだが、全力疾走してこいとは、

言ってねぇぜ」

 

「ゆ、友希那さんから、言われたので…」

 

「すまなかった…」

 

「えっ?」

 

「別に別れるとは、言ってねぇぜ、

俺が、謝りてぇのは、燐子が、辛い思いをさせて、

しまったことに対してだぜ」

 

「えっ?」

 

「あこから聞いたんだ、燐子のことをな、

だから、俺は気づくのも遅かったかもしれないんだ、

だが、俺はようやく、言えるようになったんだ」

 

「えっ?」

 

「燐子が泣くくらい、辛かったことをに気付けなかった、

だから、燐子…いつか、俺と結婚してくれ!」

 

「へっ?」

 

「当然、今すぐではない、今は恋人同士のままでいて欲しい、

そして、成人した時には、結婚して欲しいんだ」

 

「…てっきり、友希那さんや紗夜さんのような人が、

好きだったと思いました…

私は捨てられて、嫌われたというか…」

 

「やれやれだぜ…そーじゃねぇよ…」

 

とても辛かったです。

もし、このまま、悪い方向に行ってしまったら、

どうしようかと思い、もし、合わなかったら、

別れよう、そう覚悟したのでした。

 

でも、今は嬉しい気持ちです。

誰をヒロインにしたいですか?

  • 湊友希那
  • 氷川紗夜
  • 今井リサ
  • 宇田川あこ
  • 白金燐子
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