グレイフィア「はあ…はあ…はあ…はあ…」
勇次郎「満足したか?」
グレイフィア「は、はい…。あ、ありがとうございます…」
グレイフィアはベットの上で、全裸で果てていた。会談から戻ってきたあと、勇次郎は怒りが収まらず辺りの物に当たり散らしていたが、グレイフィアに当たる事は決してしなかった。そして、幾許か落ち着きグレイフィアを何度も抱いた。途中からは、グレイフィアは己を満たすために動いた為、勇次郎もそれに合わせた。
勇次郎「今日は寝ていろ。今のままでは使い物にならん。」
グレイフィア「は、はい…」
勇次郎が出ていった後、グレイフィアは体を丸めた。そして、自分の秘部を触り白濁した液体を舐めとる。勇次郎が自分を抱いてくれる、自分だけを愛してくれている。頭ではそうでは無いと分かっているが、心ではそう思っていた。今最も身近にいるのは自分だと。それがたまらなく嬉しかった。他者から見れば、ただの都合のいい女に見られるだろう。姉には失望されるだろう。それでもいい。グレイフィアはそう思えた。なんせ、自分は最も信頼を持てる主に愛されたのだから。
勇次郎は最初期待していた。二天龍を宿すものならばこの飢えが、この渇きが言えるのかもしれないと。しかし、現実は違った。弱い所の話では無かった。あれほどの自信があるのだから、覇龍をも自在に扱えると思っていたが違う。単なる虚勢。思い出すだけで腸が煮えくり返り、壁を思いっきり殴り簡単に壊れる。確かに、範馬勇次郎になりたいと思った。範馬勇次郎なら、全てを己の腕1本で変えられると思った。全てに勝てると思っていた。事実そうだったが、範馬勇次郎でも勝てない敵がいた。『退屈』。自他ともに認める地上最強。これが、これ程退屈だとは思いもよらなかった。この渇きと退屈がただの1回だけ消えた事があった。オーフィスと殴りあった時である。この時は心の底から楽しめたが、今の自分はそんなオーフィスをも超えた。もう、敵など存在しなかった。
勇次郎「範馬勇次郎よ…。あなたの退屈がこれほどまでに辛いものだったとは…。」
いくら金を手に入れても、いくら美味い飯を食おうとも、いくら高い酒を飲もうとも、いくら美女を抱こうとも癒えることのない渇き。グレイフィアを抱いている時でさえ癒えることは無かった。グレイフィアは良い従者であると同時に他には存在しない絶対の女。そんな彼女でさえも勇次郎を満足させることなど出来はしない。渇きを残したまま、勇次郎は眠りへと着く。