イッセー「お、おっさんが負けた!?」
タンニーン「ああ。奴は化け物なんてレベルじゃなかったぞ。」
アザゼル「実力は魔王クラスのお前さんがねぇ…」
イッセー「つまり、あのオーガとかいう奴は、おっさんよりも上なのか…」
タンニーン「最近ではオーフィスを真正面から打ち破ったらしい。」
アザゼル「おい、ちょっと待て。タンニーン。お前が負けたのはいつだ…?」
タンニーン「奴が5歳だったはずたから…12年前だな。」
イッセー「え!?あいつ、俺と同じ歳なの!?」
タンニーン「セラフォルーに頼めば、映像を貸してくれるはずだ。さて、そろそろ修行を再開するぞ。」
イッセー「お、おう!今度はあいつには負けねえ!!」
その頃、勇次郎とグレイフィアは超高級ホテルに居た。勇次郎の姿はいつものカンフー着の上にジャケットを羽織った格好で、グレイフィアはメイド服では無く銀色のドレスを身にまとっていた。しかし、部屋にいるのはその2人だけでは無かった。勇次郎の目の前には、ソーナ・シトリーがおりその隣には『女王』たる新羅椿も座っていた。
オーナー「勇次郎様、皆様。ご注文はお決まりでしょうか?」
勇次郎「ドライシェリーを大きめのグラスで。」
グレイフィア「ロゼゴールドを。」
ソーナ「フレッシュオレンジジュースを。」
椿「私も彼女と同じもので。」
オーナー「承知しました。ただいま、お持ちします。」
オーナーが出ていった後、会話は無かった。勇次郎もグレイフィアも一切口を開こうとはせず、それ故にソーナと椿も口を開く事は出来なかった。そして、食前酒が運ばれ、様々な高級料理を食べ尽くした所でようやく会話が始まった。
勇次郎「それで?貴様が俺に何の用だ?」
ソーナ「…まずはお礼を。私は12年前にあなたに助けられました。あなたが居なければ、私は今の仲間と出会う事は出来ません。本当にありがとうございました。」
勇次郎「知らんな。」
ソーナ「12年前の闘技大会の映像、見させてもらいました。そこで、あなたに聞きたいことが。あなたは異能をどうお考えなのですか?」
勇次郎「不純物だ。全てな。」
椿「不純物…?」
勇次郎「奥義、極意、秘伝、魔力、魔法力、神器、ウェート、スタミナ。あらゆる創意工夫こそ戦闘においては不純物の塊。」
ソーナ「では、純粋なものとはなんです?」
勇次郎「闘争と力のみ。この2つこそが純粋物でありその他一切が不純物だ。オーフィスやグレートレッドでさえも不純物の塊でしかない。」
ソーナ「そうですか…。ありがとうございます。貴重なお時間をいただき感謝します。」
そして、4人での食事会は終了した。