始まった瞬間に、グレイフィアとクローディアの展開させた魔法陣から弾幕が掃射されそれは5分程続く。しかし、それで倒せるとは無論思ってはいない。だからこそ、グレイフィアは魔法陣をすぐ様収め、走り出す。煙もまだ晴れぬうちに思いっきり地面を踏み込み手刀を振り下ろす。まだ煙は止んでいなくとも場所は分かる。それは、圧倒的なまでのオーラ。闘争心が高いオーガだからこそ分かる。絶対にここだと。そして手刀は当たるが違和感しか無かった。確かに当たった。その感覚はある。なのに、あまりにも軽すぎる。手応えがほとんど無かった。まるでティッシュだ。煙が止むと、手はポケットに入れたままの勇次郎がグレイフィアを見下ろしていた。それでも、小さな傷はかなりあり出血もしている。それによって服も破れており無駄な肉など一切ない美しい筋肉も見えていた。
イッセー「な、なんて筋肉だよ!」
ソーナ「あのお二人の攻撃であの程度…。どういう鍛え方をすればああなるのか、是非とも教えて欲しいものです…」
リアス「化け物なんて言葉じゃ足りないわ…」
司会『な、なんと!!ルキフグス姉妹の攻撃を受けてもあの程度の傷!神クラスであろうと、致命傷は受けるであろう攻撃が、たったあれだけなのです!』
勇次郎「初めて会った時よりは成長したじゃねえか。それに最後の手刀、考えは悪くねえ。がまだまだ踏み込みが甘い。」
グレイフィア「っ!」
グレイフィアは即座に姉の元まで下がる。何かを感じたからだ。
勇次郎「危機反応も申し分ない。俺からも攻撃してやる。」
勇次郎は散歩をするかの如く歩く。しかし手足は脱力し切っている。《鞭打》。地上最強の生物の鞭打が来る。姉妹は揃って同じ事を思ってしまった。その痛みがどれ程のものか。クローディアはあれから鞭打を調べ、使い手にも接触しその威力を見せてもらった。そんな使い手の力すら遥かに凌駕する力。クローディアは全身を魔力で硬めグレイフィアと共に神速とも言える速度で近付き攻撃を当てようとする。が、直前で2人の太ももに手が当たる。その瞬間、クローディアの頭は真っ白となった。次の瞬間に有り得ないほどの痛みに反撃すら忘れる。
グレイフィア「〜〜〜〜〜〜!?」
クローディア「〜〜〜〜〜〜〜!!」
声が出ないほどの痛み。今まで感じたことの無い痛み。それが全身へ駆け回る。我慢出来る出来ないという次元ではない。しかし、ここで引き下がらないのがグレイフィアだった。一瞬の内に脱力しオーガに鞭打で反撃した。