フェンリル『ウォン!!』
イッセー「うおっ!あぶねえ!」
木場「聖魔剣よ!」
戦いはギリギリ五分と言った所だった。ロキはフェンリルとその子供、ハティとスコル、五大龍王の一角ミドガルズオルムのコピーを召喚して、イッセー達はそれらと必死に戦っていた。
ロキ「フェンリルよ!!あの二人を噛み殺せ!!」
後衛組のアーシアとギャスパーの周りには運悪く誰もおらず、フェンリルは隙を付いて2人の元へ神速とも言える速さで向かう。イッセーはフェンリルに追いつこうとするが一歩分届かない。
イッセー「アーシア!!ギャスパー!!」
アーシア「キャッ!」
ギャスパー「ひぃっ!」
2人は咄嗟に目を瞑り覚悟を決めるがいつまでも攻撃が来ることは無かった。目を開けると勇次郎がフェンリルの牙を掴み止めていた。
イッセー「オーガ!?なんで!」
勇次郎「貴様がフェンリルか。神をも殺すその牙と爪。堪能させてもらおう!!」
そのままフェンリルの牙を掴んだまま投げ飛ばすがフェンリルは綺麗に着地する。そして、フェンリルの目は獲物を捉えるという目では無く脅威を認識したという目をしていた。
グレイフィア「おや。随分と遠くまで飛びましたね。」
勇次郎「貴様は好きなやつと遊べ。俺はあの犬共を喰らう。」
フェンリルの近くにハティとスコルまでもが来るが、そこでグレイフィアは真っ黒な結界を張る。これで、勇次郎とフェンリル達の戦いを誰も邪魔する事は出来なくなった。
リアス「な!?け、結界で覆ったですって!?」
ロスヴァイセ「いくらオーガとは言え、これは…!」
ガブリエル「グレイフィア…。あなたは何を考えているんです…?」
グレイフィア「我が主の指示に従った…それだけです!!」
グレイフィアは神速とも言える速さでロキの金的を蹴りつける。ロキは一瞬何をされたか分からないと言った表情だったがその表情はすぐに苦痛に塗れた表情となる。
ロキ「☆○◎§△▲$!!」
グレイフィア「隙ありよ。」
股間を抑えて蹲っている所に、顔面へ思いっきりサッカーボールキックを食らわせる。この苦痛と屈辱にロキの顔は激怒と化した。魔法力を撒き散らし辺りが震え始める。
ロキ「悪魔!!神であるこの私への屈辱!!許されぬぞ!!」
グレイフィア「それは怖い。私は殺されますね。」
口ではそう言いながらも全くの無表情。これが更にロキの神経を逆撫でする。大量の魔法を放とうとした際に既に目の前にグレイフィアがおり、正中線に沿っての四連突き。これにもまたロキは怒りが湧く。ロキはどちらかと言うとサポートタイプであり、近接戦は得意ではない。否、した事が無かった。何故なら魔法で全て終わらしてきたから。しかし、グレイフィアは魔法が発動する前に攻撃してくる為、魔法は通用しない。
ロキ「何故だ!!何故、攻撃の前に…!!」
グレイフィア「あなたが遅すぎるのよ。」
グレイフィアは足刀を放つ。速すぎてロキですら見えなかったが、グレイフィアの足刀はロキの右腕を完全に切断した。