リアス「な!?」
ガブリエル「腕が斬れた…?でも、魔術等の気配は…?」
ロスヴァイセ「か、神の腕を斬った…!?」
ロキ「は…?」
グレモリー眷属達はコピーのミドガルズオルムを全滅させ、ロキの元へ辿り着くと既に腕が切断されていた。そして、フェンリル達のいる結界も解除されると、ハティとスコルは既に絶命しており、フェンリルはなんとか生き残っているという感じだった。
ヴァーリ「黒歌!アーサー!」
黒歌「了解にゃ!」
アーサー「ええ!」
黒歌がグレイプニルでフェンリルを縛り、アーサーがコールブランドで空間を引き裂きフェンリルと共に消える。が、勇次郎は攻撃しようとはしなかった。そのまま、膝を付いているロキの元へ来る。
ロキ「化け物が…!!」
勇次郎「ロキよ。お前さんの負けだぜ?敗北を認めるかい?」
ロキ「負けだと…?巫山戯るな!!貴様に勝敗を決める権利などない!!それに、私は負けてはいない!!」
イッセー「くっ…!」
リアス「みんな!警戒を!!」
ゼノヴィア「まだこれ程の力を…!」
木場「これが神…!」
ガブリエル「…」
ロスヴァイセ「ロキ様!お止め下さい!」
勇次郎は中腰から立ち上がり、体から王者としてのオーラを迸らせる。
勇次郎「聞いたか?グレイフィアよ。俺に勝敗を決める権利は無いんだと。大正解だぜ。」
匙「な!?」
ソーナ「認めた…?」
朱乃「全て否定しそうな彼が…?」
勇次郎「貴様らにも教えておいてやる。勝敗は当人同士が勝手に決めればいい。立ち上がれないほどのダメージを負わされ、腕をぶった斬られても当人が負けでないと言えば負けてはいない。例え無傷で立っていようと当人が勝ちを認めていなければ勝ちじゃねえ。」
グレイフィア「…」
オーディン「ほう。貴様がそんな事を言うとはのぅ…。なあ、オーガよ。」
勇次郎「遅かったじゃねえか、爺。」
戦場だった場所に、アザゼルとオーディンが姿を見せる。しかし、その様子は勇次郎を警戒していた。フェンリルとハティ、スコルを同時に相手にして生き残る強さ。警戒しないはずもない。勇次郎は突然腕を上げて1つ欠伸をする。
勇次郎「ん〜〜〜!喋り過ぎた。今日は帰るぜ。」
グレイフィア「承知しました。」
ロスヴァイセ「オーディン様。それでは、ロキ様の封印を…」
勇次郎「ふんっ!!」
勇次郎は後ろを振り向き思いっきり裏拳を思いっきり顔に当てる。その威力はロキの下顎を皮膚ごと引きちぎり舌も同時に切れる程。この光景にはオーディンでさえも驚いていた。ロキはそのまま倒れ完全に消滅する。
イッセー「お、おい!あんた!勝負は終わったはずだろ!なんで!」
勇次郎「屈しなかったという事は俺の前に立ったという事だ。負けを認めていれば生き残れただろうに。」
リアス「神殺し…!!」
ロスヴァイセ「そ、そんな…!」
アザゼル「おいおい…マジかよ…!」
グレイフィア「準備、完了致しました。」
勇次郎「ああ。」
アーシア「あ、あの!助けていただき、ありがとうございました!」
勇次郎は振り向かずにグレイフィアと魔法陣へと消える。