地上最強を手にするもの   作:ぺへ

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6章
39話(転生者達)


アメリカ、アリゾナ州立刑務所。ここは冥界でいう『バルストラク刑務所』である。もちろん、人間界に存在し、ここも犯罪者のエリート集団が集まる場所。しかし、バルストラク刑務所とは違う点が1つだけあった。それは、支配者がいるということ。受刑者であるにも関わらず豪華な食事、自由な出入り。ありとあらゆる我儘を叶える者が存在した。

 

オリバ「驚いた…。まさか、私以外にも転生者がいたとは…。それも、範馬勇次郎と来た。」

勇次郎「俺も驚きだ。まさか、こんな所で有名な『アンチェイン』と出会えるとはな。」

オリバ「それで?そちらの銀髪は、ミスターストライダムの代わりか?」

勇次郎「そうだ。」

グレイフィア「グレイフィア・ルキフグスと申します。以後、お見知り置きを。ミスター・アンチェイン。」

オリバ「私の事は既に知っているか…。では、聞こう。オーガよ。何故、君は範馬勇次郎を選んだ?」

勇次郎「力。圧倒的なまでの力を感じ取りたかった。それだけだ。」

オリバ「ふむ…。私の前世は病弱でな…。走る事さえ禁じられていた。だからこそ私は自由を欲して、転生の間でアンチェインとなった。」

勇次郎「転生の間?なんだそれは?」

オリバ「おいおい、冗談はよせ。あそこに行かないと転生出来ないだろ?」

勇次郎「知らんな。俺はライオンに殺され、地獄に行ったと思ったら母親の腹から出てきたんだ。その、転生の間とやらには行ってねぇ。」

オリバ「つまり、君はイレギュラーだという訳だ…。それで?ルキフグスの生き残りはどこまで知っている?」

グレイフィア「あなたや勇次郎様以外にも転生者がいるということは知っています。『虎殺し』の異名を持つ空手家、愚地独歩。『歩く姿が武』そのものである合気道の達人、渋川剛気。超実践柔術の使い手である本部以蔵。『魔拳』と恐れられる烈海王。私が把握しているのはあなた方を含め6名です。」

オリバ「それはまた、随分と物知りだ…。時にオーガよ。君は『無限の龍神』と呼ばれるオーフィスに勝ったそうだが?」

勇次郎「ああ。あれは楽しかったが過去の話だ。」

オリバ「正しく、膨大な宇宙のごとく進化を続けるか…。」

勇次郎「なんなら、今から立ち会ってもいいんだぜ?」

オリバ「辞めておくとしよう。これから私は彼女の元へ行かなければならない。」

勇次郎「ふん。つまらん奴だ。帰るぞ、グレイフィア。」

グレイフィア「承知しました。それでは、ミスター・アンチェイン。失礼致します。」

オリバ「またいつでもきたまえ。私は歓迎しよう。」

 

2人が居なくなった途端にオリバは大量の冷や汗をかく。確かにオーガは脅威的だった。しかし、グレイフィアも脅威として認識する他ない。彼女は範馬刃牙では無い。しかし、彼女こそがこの世界での範馬刃牙なのだと確信した。

 

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