ソーナ「…」
イッセー「な、なあ、匙。会長、ずっとあんな感じだけどなんかあったのか?」
匙「いや、俺は何も聞いてない…。というか、教えてくれなかった。」
ゼノヴィア「でも、何かあったのは確実だね。」
イリナ「そうよね…。いつものソーナさんの面影が全く無いって…」
アーシア「だ、大丈夫でしょうか…」
そんな会話をしていると突然リアスがドアを開ける。その顔は驚きに満ちていた。
リアス「ちょっとソーナ!どういう事なの!?」
イッセー「ぶ、部長?どうかしたんですか?」
ソーナ「お姉様の事ね…?」
リアス「っ!やっぱり知っていたのね!叔母様達も今頃…」
ソーナ「…お姉様の事について、家族は誰も騒がないわ。」
リアス「どうしてよ!?叔母様達だったら何がなんでも止めたはずよ!?」
ソーナはリアスの言葉を聞き涙を流す。今まで溜めていた物を全て吐き出すかのように泣き嗚咽を漏らしながらも話す。
ソーナ「お姉様は…先週、シトリー家と…絶縁をしました…」
イッセー「んな!?」
匙「セラフォルー様が!?」
リアス「な!?ど、どうしてよ!」
ソーナ「分かりません…。それが分かったら私は…!」
ソーナは生徒会室から走って出ていく。現実を受け止めたくないように。
匙「会長!!」
リアス「私は…。なんて事を聞いてしまったの…?」
イッセー「部長…」
ゼノヴィア「流石に何も知らなかったリアス部長を責められはしないが…。だからと言って、生徒会長の気持ちも分からないでは無いね…」
イリナ「で、でも、突然どうしたんだろ…?」
ソーナ「グスッ…。お姉様…。なんで…!」
ソーナは1人ベンチに座って泣いていた。リアスに詰め寄られた事で今まで抑えていたものが止めなくなった。その姿はいつもの厳格な姿では無く年相応と言える。
匙「会長!」
ソーナ「匙…。放っておいてください…」
匙「ダメです!今の会長を放っておいたら…!」
ソーナ「放っておいて!」
オリバ「喧嘩をしている所を失礼。少し聞きたい事がある。」
2人が振り向くとそこには、全身を筋肉で覆われた巨漢がいた。やはり2人は驚きその筋肉に着目した。
匙「お、おい、あんた!ここは関係者以外…」
オリバ「心配するな、『ヴリトラ』君。私は赤龍帝の場所を聞きたいだけだ。」
ソーナ「っ!その肌に筋肉…!まさか、アンチェイン…!?」
匙「え!?こ、こいつが!」
オリバ「ふむ…。私の説明は要らないな。じゃあ、案内してくれるかい?」
ソーナ「…どうするつもりですか?」
オリバ「なに、警告さ。英雄派のね。」
ソーナ「カオス・ブリゲード…!分かりました…。案内しましょう…」
ソーナは再び生徒会室へ戻る。その目はいつもの『王』としての目に戻っていた。