イッセー「おい、どういうつもりだよ!?」
匙「あんた、自分の臣下を殺す気か!?」
勇次郎「…」
アザゼル「おい、オーガ。1つだけ聞かせろ。お前はグレイフィアを殺す気か?それとも生かす気か?」
勇次郎「…俺にとってはどうでもいい。奴がここで死ぬのならそこまでの女ということだ。」
リアス「あなた、自分の側近によくそんな事を思えるわね!」
ソーナ「リアス、よしなさい!」
朱乃「部長、それはダメですわ。」
勇次郎達が話している間にも戦闘は苛烈さを増す。グレイフィアは魔力を一切使わずに技だけでオリバを倒そうとするも、オリバの一撃は当たっただけでも致命傷となる。
グレイフィア「…やっぱり強いわね。アンチェイン。」
アンチェイン「ふふふ、これでも鍛えているからな。それで?まさか、もう終わりではないだろう?」
グレイフィア「当たり前よ。」
グレイフィアは目にも止まらぬ速さで攻撃するも簡単に足を掴まれる。バランスを崩して攻撃しようとするも思いっきり地面に叩きつけられる。そして、叩きつけられた所には8センチ程の窪みが出来ていた。
グレイフィア「…」
オリバ「これが試合ならレフェリーが出て来て私の勝利を伝える。が、ここにレフェリーはいないのだよ。ミス・グレイフィア。この意味が分かるかい?私は君の生殺与奪を握っているのだ。」
グレイフィア「…この程度の攻撃で生殺与奪?随分と活かす冗談ね。」
グレイフィアは特に何も無かったというかの如く立ち上がる。しかし、勇次郎にもオリバにも上辺だけと言うのが見てわかった。
ゼノヴィア「あの小さな体にどれだけの力が秘められているんだ…!?」
イリナ「てか、なに!?あの攻撃!?」
アーシア「す、凄い音でした…!」
グレイフィア「(まさに怪力無双…!これがアンチェイン!)」
グレイフィアは考える。どうすれば勝てるのか。しかしすぐに辞めた。これは単なる強さ比べ。そんな考えはいらない。体の赴くままに動く。これこそが最善策。
勇次郎「(さあ、目覚めて見せろ。グレイフィアよ。範馬の子を宿したいの思うのなら目覚めろ。)」
ソーナ「(オーガは何を考えているというの…?闘技大会の時は不器用なりにも愛を伝えたというのに…。)」
アザゼル「クソ!おい、アンチェイン!グレイフィア!今すぐやめろ!でなけりゃ無理矢理止めるぞ!!」
アザゼルの言葉は2人に届いてはいなかった。グレイフィアは脱力を始める。緩めて緩めて緩める。今まで付けてきた筋肉を水に。そして、水から気体へと緩めに緩める。オリバが1歩踏み出そうとした瞬間突然お辞儀をするように倒れグレイフィアはしっかりと構えていた。