グレイフィア「はあ…はあ…。か、勝った…」
アザゼル「嘘だろ…?あの殴り合いを生き残ったのか…!?」
リアス「こ、こんな事って…」
イッセー「あ、あんな、筋肉お化けに…」
アーシア「か、勝っちゃいました…」
グレイフィア「ゴホッ!」
グレイフィアは倒れ大量の血を吐く。体中にとてつもない程の痛みが襲いかかる。苦しく辛い痛み。
グレイフィア「はあ…はあ…うぐっ…」
イッセー「お、おい!アーシア!すぐに治療を!」
アーシア「は、はい!」
勇次郎「グレイフィアよ。どうだった?」
グレイフィア「はあ…はあ…とても満足感がありました…。また1つ、あなたに近付けた…!」
アーシア「ち、ちょっと、安静に!傷が…!」
グレイフィアはアーシアの静止を無視して勇次郎の目の前に立つ。そしてとても満足した表情で勇次郎にもたれ掛かり気を失う。
勇次郎「ふん。楽しませてもらった礼だ。」
勇次郎はグレイフィアを担ぎ上げる。範馬勇次郎ならありえない行為。そうだとしてもそうせずには居られなかった。彼女を死なせる訳にはいかない。彼女は、自身を楽しませる餌であり自身の子を孕ませる為に必要な存在であるが故。
匙「ま、待ってくれ!あんたに聞きたい事がある!どうやったら強くなれるんだ!」
勇次郎「…簡単なこと。強くなりたくば喰らえ!飯も酒も地位も名誉も金も男も女も強者も弱者も親兄弟に至るまでの全てを喰らい尽くせ!飽きるまで喰らう。飽き果てるまで喰らう。喰らって喰らって喰らい尽くせ!そして、俺を楽しませて見せろ。」
勇次郎はそれだけを言い残し自宅へと戻る。
グレイフィアはまるで体が深海に居るような感覚だった。何を感じることも無くただ流れに沿って漂う。そして、暫くすると意識を回復させ突然飛び上がる。
グレイフィア「いっ!」
自身の体を見れば全身に手当てをされた後があった。服は着ておらず、全身を包帯で巻かれた状態。そして全身に残る痛み。そして、ゆっくりと記憶を思い出す。自身がアンチェインと戦い勝った事。それもアンチェインとの殴り合いを制した事。全てが思い出された。そして、部屋に入ってきたのは本来居ないはずの者だった。
セラフォルー「グレイフィアちゃん!?だ、大丈夫!?」
グレイフィア「セラフォルー…?何故あなたがここに居るのかしら?ここは勇次郎様の家よ?」
セラフォルー「もう!せっかく治療してあげたのに酷い言い方!私、怒っちゃうわよ!?」
グレイフィア「どうでもいいけど答えなさい。何故ここに居るの?」
セラフォルー「ま、まあ、魔王を辞めたからな…?」
グレイフィア「はあ…」
グレイフィアは大きく溜め息を付く。めんどくさい者が来たと。