グレイフィア「それで?何故魔王を辞めたの?」
グレイフィアはあの後、セラフォルーからフェニックスの涙を貰い傷を癒す。いつものメイド服を着てセラフォルーの話を聞く事にした。
セラフォルー「…まあ、サーゼクスちゃんのせいかな〜…。サーゼクスちゃんが勝手なことしまくってもう胃が痛くて痛くて…」
グレイフィア「そんな事だろうと思ったわ。それで?これからどうするの?もう、冥界には戻れないでしょう?」
セラフォルー「まあね〜…。だから、ここに住むことにしたわ!大丈夫!勇次郎君にも許可を貰ったから!これからよろしくね☆」
グレイフィア「…」
イラッと来て殴り飛ばしてやろうかと思ったがグレイフィアはなんとか堪えた。一応、フェニックスの涙を貰った為、無下には出来ない。してやられたとも思った。
グレイフィア「勇次郎様が決めたなら仕方ないわね…。その代わり、それ相応の覚悟ではダメよ?」
セラフォルー「分かっているわ。だからこそ、私も魔力を封印するわ。勇次郎君やグレイフィアちゃん、サイラオーグ君を見て、五体の凄さに気付いたの。だから、私は1から強くなって、グレイフィアちゃんも勇次郎君も超えたい。」
セラフォルーの目はいつものおちゃらけた感じではなく真剣そのものだった。グレイフィアは昔の自分を見ているようだった。かつて、旧魔王派に無理矢理属されていた際に連れ出してくれた英雄。グレイフィアの目にはそう映っていた。自分は主に全てを捧げる。肉体も心も何もかもを。そう思い今まで着いてきた。
グレイフィア「…そう。でも、私を倒したいのならまずはアンチェインに素手で勝ちなさい。それが条件よ。」
セラフォルー「分かってるわ!私だって、やる時はやるんだから☆」
オリバ「まさか、負けるとは思いもよらなかった…」
あの後オリバはアーシアの回復を受けて、自身の家に帰った。そして、自室で葉巻を吸いながら戦闘の事を振り返る。
オリバ「範馬に代々受け継がれし鬼の背中…。まさか、彼女にも現れるとは…。やはり、彼女はこの世界の範馬刃牙。あの様子ならばオーガを超えるのも遠くないかもしれないな…。しかし、彼女はオーガを愛している…。となれば、彼の子を産むのも時間の問題か…。ふふふ、実に楽しみだ。」
オリバは立ち上がり冥界へ向かう準備をする。目指すはサイラオーグ・バアルの元。グレイフィアとの雌雄対決は敗北を喫した。ならば同じスタイルの彼ならどうか?オリバは奇しくも子供の様にワクワクが止まらなかった。