50話(物語が狂いし時)
リゼヴィム「あれがオーガか…。人間の癖してちょー強いんでしょ?」
ユーグリット「ええ。オーフィスを素手で倒したとか。」
リゼヴィム「わ〜お。そいつは怖ぇな〜。それに、ユーグリット君は大好きなお姉ちゃんを取られちった。こいつは、消すしかねえわな。」
ユーグリット「ええ…。本当に忌々しい存在です…。私の姉上を…!!」
グレイフィア「その姉上が後ろに居ることにも気付かないあなたは私の弟失格ね。」
ユーグリット「え?」
ユーグリットは振り向く前に首が落ちる。グレイフィアは遠くから2人が覗き見していたのに気付き排除しようと考えた。理由は邪魔以外に無かった。
リゼヴィム「おいおい…。実の弟を躊躇なく殺すなんて酷いお姉ちゃんだな〜。グレイフィア。」
グレイフィア「リゼヴィム…。何をしに来たのかしら?これ以上私達に関わるのなら消すわよ?」
リゼヴィム「おぉ、怖い怖い。でも今のお前は素手しか使わないんだろ?なら、俺には勝てねえわな。」
その瞬間にリゼヴィムの足元に巨大な氷の柱が現れるが余裕を持って躱される。
リゼヴィム「おいおい、セラフォルー。話をしてる最中に攻撃するなんて酷いねぇ…」
セラフォルー「リゼヴィム…。表から消えたあなたが今更何をしに来たのよ?」
リゼヴィム「な〜に、ちょいとオーガ君に話があってな。『異世界』に興味があるかよ。」
勇次郎「そいつは、『ExE』の話か?クソガキ。」
リゼヴィムの後ろには勇次郎がものすごい剣幕で立っていた。その顔は激怒というには生易しい程の顔。リゼヴィムは背筋が凍る。
勇次郎「貴様…。そんなものの為にこの数日俺を監視していたと?」
リゼヴィム「ま、まあまあ、落ち着けよ。オーガ。悪い話じゃ…」
リゼヴィムは言葉を続ける事が出来なくなった。一瞬で首の骨を折られ地面に叩きつけられ絶命したからである。
勇次郎「セラフォルー、グレイフィア。冥界へ行くぞ。」
セラフォルー「え〜…」
グレイフィア「これを渡しにですか?」
勇次郎「そうだ。ついでに、ExEとやらの話も聞く。」
勇次郎が異世界の存在を知ったのはつい先日。グレイフィアとオリバの死闘の後、オリバに呼ばれ話を聞かされた。この世界がハイスクールDxDという小説と刃牙の合併世界だということ。そして、ハイスクールDxDには異世界からの侵略がありそこの主神と悪神は、無限と夢幻をも上回る強さを持っているという。しかも、お互いの神話を賭けた戦争中。これを無視するオーガでは無い。この退屈が止まるかもしれない。ならば行く以外の選択肢は存在しない。勇次郎はセラフォルーとグレイフィアに2人の死体を持たせて、冥界の首都『ルシファード』へと向かう。