サイラオーグ「っ!なんというオーラ…!!」
オリバ「君も外したまえ。その腕の重りを。」
サイラオーグ「…やはり気付いておられましたか。いいでしょう。」
サイラオーグは腕のお守りを外す。互いに何時でも動ける。ぶつかり合うその時を待っていた。静寂の最中、誰かが生唾を飲み込んだ瞬間に同時に駆け出す。が、サイラオーグが1歩早くオリバの顔面に拳が届くもその拳はすぐに掴まれてしまう。
サイラオーグ「っ!」
オリバ「ふんっ!!」
オリバはサイラオーグの足も掴み力だけで上下に揺らす。その光景はまるで、タオルをバサッとやるかのように。何度かやった後にサイラオーグを空中に投げたと思ったら足をそのまま掴み地面へと思いっきり叩きつける。その音は人体から決して出ていい音ではなかった。
オリバ「ふむ…。少しやりすぎてしまったか。ミス・アルジェント。回復を頼んでも?」
アーシア「は、はい!」
イッセー「さ、サイラオーグさんをあんなに簡単に…!」
クローディア「怪力無双…」
リアス「ただの腕力任せで倒すなんて…!」
アーシアが治療をしている最中にオリバの後ろで爆発音が起きる。煙からは3人の人影が見えて、内2人は何かを抱えているようだった。
オリバ「遅かったじゃないか。勇次郎。」
勇次郎「オリバよ。そんなつまらんイジメはよしてやれ。」
イッセー「オーガ!?」
サーゼクス「っ!?セラフォルー!」
クローディア「グレイフィア…!」
勇次郎「サーゼクスよ。貴様ら悪魔にプレゼントだ。」
グレイフィアとセラフォルーはリゼヴィムとユーグリットの死体をサーゼクスの前へ投げつける。
勇次郎「貴様がやって来なかった仕事をやったんだ。きちんと褒美を貰うとしよう。」
サーゼクス「リゼヴィムにユーグリット…!!」
クローディア「まさか…!ユーグリットはあなたが殺ったと言うの!グレイフィア!!」
グレイフィア「ええ。煩かったのでつい。」
リアス「セラフォルー様!!何故オーガと!」
セラフォルー「私は自由に生きるって決めたの。魔王でも無ければシトリーでもない。ただのセラフォルーとしてね。」
サーゼクス「セラフォルー…!」
オリバ「随分と機嫌がいいじゃないか。オーガ。」
勇次郎「お前さんほどじゃないさ。アンチェインよ。それで?サーゼクス。異世界への行き方を教えてもらおうか?」
イッセー「異世界…?」
サーゼクス「何故、その事を!」
勇次郎「とっとと教えろ。また、悪魔を絶滅させられたくなければな。」
サーゼクス「くっ…。私は分からない…。知っているのはアジュカだけだ…」
勇次郎「けっ。つまらん奴だ。用は済んだ。帰るぞ。」
セラフォルー「は〜い。」
グレイフィア「承知しました。」
そうして3人は消える。リアス達は話が一切分からぬままグレモリー邸へと戻った。