地上最強を手にするもの   作:ぺへ

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60話(鬼を超えし鬼)

ExE(エヴィー・エトゥルデ)の機械生命体の創造主である邪神メルヴァゾアには二柱の兄妹がいた。兄神の『鬼神レガルゼーヴァ』と妹神『魔神セラセルベス』。この3柱は全員が同格の強さであり無限と夢幻を超越する存在。故に退屈していた。自分達に適うものが戦争をしている、『高位精霊神陣営』の最高神である『レセトラス』位だが、レセトラスは裏から指示を出しているだけで出てこようとはしなかった。

 

レガルゼーヴァ『この退屈というものにはどうやったら勝てるのだ…』

セラセルベス『レガル兄様、それは不可能です。私達に感情というものがある限り決して叶いませんわ。』

レガルゼーヴァ『…』

 

レガルゼーヴァ達は数多の星を滅ぼした。しかし、『ExE』の周りにはもう殆ど残っておらず暇つぶしも出来ない。故に兄妹は困り果てた。そんな時、突然扉が開き自身の眷属たちが何を言うでもなく入ってくる。この光景に二柱の兄妹は疑問を覚える。忠実な彼らがこんな事はしないと。次の瞬間眷属たちは一斉に倒れ爆破する。その後ろには数千年前に絶滅させた筈の下等生物である『人間』が笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

 

勇次郎は真正面から要塞へと殴り込む。強者である自身が隠れて入るなど論外。それどころか、これ程までに楽しい遊園地を迂回する筈が無い。機械生命体の扱っている言葉は分からないがとにかく遊ぶ。機械生命体を殴って破壊し、蹴って破壊し、武器として使用し破壊する。それは迎撃用システムにも同じで、引きちぎり壊す。叩き付けて壊す。壊して毀して壊しまくる。半分ほど壊した所で、今までとは一線を画す様なオーラを感じ振り向く。そこには、雑兵よりも装備の充実している機械生命体達が佇んでいた。

 

ルガティム『まさか、この様な所で下等生物の生き残りに会うとはな。』

勇次郎「多少はマシなのが出てきたじゃねえか。いい加減、雑魚には飽きてた所だ。」

 

相手は5mの巨人や3mの分厚い鎧を身に纏った機械生命体。その他にも大量の強い機械生命体達がいる。ようやく本命のジェットコースターが現れた。嬉しさの余り上半身の筋肉が隆起し上着をビリビリと破いていく。完全に服は破かれ、全身の筋肉が見えるがその姿は美しいとさえ言えた。しかし、背中の鬼はそうでは無かった。何故なら、鬼は既に『哭い』ていた。勇次郎は原作の範馬勇次郎とは違い、常時鬼が哭いている。それはすなわち、現在の勇次郎は本物を超えたと言っても過言では無かった。いつもの笑みを浮かべ、更なる強者を求めてまたもや機械生命体の中心へと殴り込む。今の彼には『退屈』という強敵はいなかった。

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