地上最強を手にするもの   作:ぺへ

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61話(魔神と鬼)

ルガディム『ふんっ!』

勇次郎「けっ!」

 

既に『鬼神』と『魔神』の眷属たちは半数以下となっていた。戦闘が始まって早1時間。ルガディム達、機械生命体は恐怖を感じていた。最初は数の暴力でこちらが押していた筈なのに今ではたった1人に押されている。それも、太古の昔に絶滅させた『人間』に。それもそのはず。勇次郎は常に進化している。その進化のスピードは異常で、戦闘だけでなく食事やSEX、果ては睡眠の際にも強くなり続ける。それが戦闘の最中ならば何十倍ものスピードで強くなり続ける。目の前の敵はオーフィス達よりも上。しかし、勇次郎以前に勇次郎の肉体が、心が自身より強いものを決して認めない。それが例えどれだけ巨大であろうが、どれだけ強大な敵であろうが関係ない。やがて肉体は未知なるモノに対応し目の前の存在を破壊する事しか考えない。

 

ルガディム『《この俺が…!計都天海であり天王と恐れられる俺が下等生物にやられるというのか…!!》』

勇次郎「つまらん。失せろ!!」

 

勇次郎のパンチでルガディムは破壊され尽くした。それは他の機械生命体も同じでほとんどが使い物にならなくなっていた。それでも、一部の機械生命体達は立ち上がり主の元へ向かう。この事を伝えなければならない。その忠誠心が彼等を動かす。なんとか、主の元まで辿り着くも既に限界を迎え爆発を起こす。そして、話は前話まで戻る。

 

 

 

 

レガルゼーヴァ『ほう?下等生物にまだ生き残りがいたとはな。これをやったのは貴様か?』

勇次郎「けっ。何を言ってるか分かりやしねえ。が、言葉は通じずともこれは分かるだろう。」

 

勇次郎はレガルゼーヴァの前に腕を伸ばす。レガルゼーヴァは一瞬で理解する。この下等生物は力較べをする気だと。しかし、妹であるセラセルベスに止められる。

 

セラセルベス『レガル兄様。私だって退屈しております。故にここは私からやります。』

レガルゼーヴァ『…好きにしろ。』

 

セラセルベスは勇次郎の3倍はある機械の拳を合わせて力較べを行うが驚きに包まれる。この下等生物の力は自身の本気と同じ。それどころかほんの少しだけ上回っている。セラセルベスは慌てて己のリミッターを全て外し本気の本気で押し合うと突如として投げられる。ただ拳を合わせていただけ。投げる素振り等一切ない。それどころか、15mあり50tを超える自身を投げ飛ばせるはずが無い。しかし、それは勇次郎も同じだった。その顔は驚きと嬉しさに包まれている。

 

勇次郎「(こいつ…!!俺に技を使わせやがった…!!!!)」

セラセルベス『《なんだ、この下等生物は…!!!!》』

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