リアス・グレモリーとサイラオーグ・バアルのレーティング・ゲームが終わってすぐの頃、グレイフィアは姉のクローディアからお茶をしたいと呼ばれた。勇次郎に許可を貰いグレモリー邸まで来る。
クローディア「グレイフィア…。数週間ぶりね。」
グレイフィア「ですね。クローディア姉様。それにしてもあなたからお誘いを貰えるとは思ってませんでしたわ。」
クローディア「…そう。」
クローディアにグレモリー邸の庭園まで案内され席に着くも会話は無かった。
クローディア「…」
グレイフィア「…(何故呼んだのかしら…?サーゼクスの様にグチグチ言う気…?)」
クローディア「…グレイフィア、聞かせて。何故そこまでオーガに拘るの?」
グレイフィア「何故?考えた事もありませんが…。強いて言うのであれば、あのお方を超えるためでしょうか?」
クローディア「超える…?あなたが地上最強の生物になると?」
グレイフィア「別に私はそんなものになるつもりはありません。ほんの少しだけ。1ミリだけ強ければいいんです。」
クローディア「益々、あなたが分からないわ…。」
グレイフィア「別に構いません。それが私と勇次郎様の関係です。あの方が主であり私が従者。あの方が最強であり私はそれを越えようとするだけ。なんとも単純です。」
クローディア「なら、もう1つ。私達にはまだ姉妹の絆はあるのかしら…?」
グレイフィア「さあ?私はあると思っていますよ?でなければ、お姉様が誘うはずありませんもの。」
クローディア「…そう。答えてくれてありがとう。」
それからはまた無言となる。特に何かを話す訳でもない。ただただ無言で紅茶を飲むだけ。
サーゼクス「クローディア…と、グレイフィアも来ていたのか。」
クローディア「サーゼクス…」
グレイフィア「チッ…。では、お姉様。私は失礼します。」
サーゼクス「待ってくれ、グレイフィア。何故そこまで私を嫌うんだい?」
グレイフィア「理由なんて特に無いわ。あなたを見ているとイラついてくるのよ。サーゼクス、今すぐそこをどかないのなら五体満足じゃいられないわよ。」
サーゼクス「そうか…。」
クローディア「グレイフィア!いくらあなたでも、私の家族に手を出せば只では済まさないわよ!」
グレイフィア「では、この場で共に殺し合いましょうか?姉妹仲良く。どちらがハーデスの元まで行けるか勝負しても構いませんよ?」
クローディア「グレイフィア…!!」
グレイフィア「…1つご忠告が。英雄派がハーデスと接触しました。ハーデスは冥界を本気で潰したがっているようですので。それでは。」
サーゼクス「待ってくれ、グレイフィア!今のはどういう…」
ミリキャス「あ、あの!」
サーゼクス「っ!ミリキャス!」
クローディア「ミリキャス、なんで…!」
グレイフィア「…なるほど。お姉様とサーゼクスの子供ですか。何かしら?」
ミリキャス「ど、どうか、母様と仲良くしてください!」
グレイフィア「私はそのつもりよ。でも、私がいくら奔走しようが相手が態度を変えなければ意味は無いのよ。」
ミリキャス「で、ですが、あなたは母様よりもオーガを選んでいます!」
グレイフィア「それは当然よ。『いついかなる時であっても主の事を案ずる。』それが、ルキフグス家からの…お姉様からの教えだもの。それじゃあね、坊や。」
グレイフィアは魔法陣で消える。クローディアの目には涙が溜まっていた。