司会「な、なななんと言う怪力か!!体重の差は倍等と言うレベルではありません!!それなのに、地面に叩きつけた!!」
上級悪魔「ほぉ…。前座だと思っていたが…」
上級悪魔「人間ごときに…」
勇次郎「ふん。ほらよ。肴にでもしな。」
そして、勇次郎は女性の上級悪魔に投げつける。その直後、悲鳴が上がる。
女性悪魔「キャアアアアアアア!!!!」
上級悪魔「な!?」
上級悪魔「か、顔だと!?」
司会「な、なななななんと!!観客席に投げつけられたのは、敗れたベルトロ・サブナックの顔の皮です!!」
この一言に会場は一気にザワつきを見せることとなる。確かになんでもありのルール。目付き、金的、果ては噛みつきまでもが認められる。が、皮を剥ぐ等今大会まで一度も無かった事ゆえ、ざわめきがより一層大きくなった。
審判「そ、そこまで!!し、勝者、範馬勇次郎!」
勇次郎「ふん…」
誰も勇次郎に声援は送らない。否、送れなかった。そして、勇次郎は悠然と退場し、ベルトロ・サブナックは緊急手術となった。
ヴェネラナ「…貴族達からの反乱は凄いでしょうね…」
セラフォルー「はい…。まさか、あんな事をするとは思いもしませんでした…。叔母様、彼は普通の人間というよりは、鬼…。オーガと呼んだ方がよろしいかと」
ヴェネラナ「サーゼクスやあなたも化け物クラスだと思っていたけれど…。あの子はあなた達を超えるわね…。」
リアス「ねえねえ、お母たま!顔って剥がれるの?」
ヴェネラナ「いいえ。本来は無理よ。多分、あの子の手はナイフの様に鋭いんでしょうね…」
ソーナ「へぇ〜!あの子、凄い!」
セラフォルー「あれでソーナちゃんと同い年なんて何だか悲しいわね…」
二回戦はタンニーンの圧勝に終わることとなった。そして、最終試合。龍VS鬼という前代未聞の対決となる。
司会「さて…。早くも最終試合!どちらも一撃で終わらせるという力の持ち主!!この戦い!どちらが手にするのか!それでは、両選手入場です! !」
そして、それぞれが入場を果たす。タンニーンは元のサイズで、勇次郎はハンドポケットで悠然と現れる。
審判「それでは…始め!!」
タンニーン「ふんっ!!」
勇次郎「けっ!」
タンニーンの真正面からのパンチ対して勇次郎の蹴り。そもそもの大きさが違うにも関わらず互角の力で押し合う。
タンニーン「ぬぅっ!?やるな!!」
勇次郎「さっきのデブよりは楽しめそうだぜ!!!!」
それからも戦いは続く。どちらも互角で。どちらも強い雄として。しかし、勇次郎の手は未だにハンドポケットであり、足のみで対応している。
タンニーン「貴様!!なぜ抜かん!!それで俺に勝てると思っているのか!?」
勇次郎「何抜かしてやがる?こんなもん、たんなる準備運動だろうが!!!!」
タンニーン「グハッ!」
勇次郎の蹴りはタンニーンの胸に深々と刺さりタンニーンを簡単に吹き飛ばす。そして、ポケットからゆっくりと手を抜く。
勇次郎「そろそろお互いに温まっただろ?ここからはガチだぜ?」
タンニーン「なんだと…!?」
勇次郎は構える。両手を大きく広げ、何人も逃がさないというかのごとく。