グレイフィア「(ああ…。やっぱりそうだわ…。私は既に与えられている…。この凶器の塊に対応している…)」
迫り来る車の角をはじき、ガラスを壊し、機械部をはずし、タイヤをすかす。常人ならすぐさま死ぬであろうこの状況に対応し更には回復している。グレイフィアは上手く着地する。勇次郎から生き残る為の力を全て貰った。故に生き残ることが出来た。
勇次郎「流石だ。生き残ったかグレイフィアよ。しかし、いつまで手を繋ぐつもりだ?散歩にでも行くかい?」
グレイフィア「…違うわよ。勇次郎、私からのプレゼントを受け取って。貰ってばかりじゃ悪いもの」
握っていた勇次郎の手にあるものを託す。勇次郎が手を開き見ると、指輪の形をしたガラクタだった。が、作られたものはどこか見覚えがあった。
勇次郎「…えらく出来の悪い指輪だ。これをいつ…」
グレイフィア「叩きつけられながらよ。1つ1つ丁寧に繋いだつもりだったのだけれど、どうもダイヤモンドの方が雑に出来上がってしまったわ…」
勇次郎「違うな。違和感があった。本来来るはずの衝撃が僅か足りない。事前にすかし、はずし、壊し、我が身を守りきったという訳だ。」
イッセー「あ、あの攻撃から生き残った上に指輪を…」
クローディア「グレイフィアはもうルキフグスでは無いのね…。」
サーゼクス「どういう事だい?クローディア」
クローディア「あの子は既に範馬よ。何があったのかは知らないけど、後天的に範馬へと成り代わったのよ。」
グレイフィア「…ダイヤモンドの方がね。どうも上手く行かなかったの。」
勇次郎「…グレイフィア、さっき何か…」
グレイフィア「…『貰ってばかりじゃ』ね。」
勇次郎「ッ!!!!」
勇次郎はこの言葉を聞いた瞬間にグレイフィアに思いっきりの蹴りを入れるもグレイフィアは受け流し避ける。その姿には一切の疲労感は見えなかった。
アザゼル「まだあんな動きが出来るのかよ…!!」
ゼノヴィア「うっ…。私は…?」
イッセー「ゼノヴィア!目が覚めたんだな!」
ゼノヴィア「イッセー…。ああ、大丈夫だ。それよりも何故グレイフィア・ルキフグスとオーガが…?」
小猫「グレイフィア・ルキフグスが挑戦状を叩きつけました。そして、オーガがそれを受け取ったんです。」
話している間にも戦闘は続く。先程まで手も足も出なかったグレイフィアだったが、今度は逆に勇次郎へと攻撃がヒットしていた。勇次郎はよろめきながらも攻撃を繰り返すもその尽くをカウンターで返されて遂には地面に倒れる。
グレイフィア「勇次郎。私はあなたから既に受け取っているわ。あなたから勝利を。」