「「「「「…」」」」」
オカルト研究部部室は静寂に包まれていた。理由は数日前の勇次郎とグレイフィアの決闘。あの決闘は全勢力で何者かによって中継されていたようで、オーガという存在が全ての者に露呈する事となった。特に魔力を持たない下級悪魔達からしてみればあの戦いはオーガを信仰する理由となった為、子供でさえも体を鍛え始めたという。しかし、上級悪魔達にとっては戦慄する映像であり、自身もそうなるのでは無いかと我が身を案じる声が多かった。
匙「…なあ、兵藤。俺、オーガを目指せる自信が無い…」
イッセー「俺もだ…。あんな凄いものを見たら誰だって…」
アザゼル「ま、そればっかりは仕方ねえ。それに、今のグレイフィアはオーガが認めた地上二番目に強い生物。実質、オーフィスやグレートレッドを超えたって訳だ…」
リアス「…各勢力の動きはどうなっているのかしら?」
ロスヴァイセ「神々は静観を決めたようです。流石に消滅する覚悟は無いのでしょう。」
イッセー「そういや、曹操達はどうなったんですか?」
アザゼル「いや、ありゃもうダメだ。全員が戦いに復帰できない傷を負わされているからな。」
英雄派の幹部は全員が心身に深く傷を負っていた。特にジャンヌとヘラクレスはその傾向が強く発狂寸前にまでおかしくなっていた。全員、神器を抜かれて堕天使側での管理となったものの、未だに戦闘欲があるのは曹操位で、他は再起不能となっていた。
アーシア「…それにしてもあのグレイフィアさんという方は大丈夫でしょうか…?物凄い怪我を負っていましたが…」
アザゼル「…クローディアの話によれば、直接聞いた所なんの問題もないらしい。それどころか、前よりも元気そうな声だったそうだ。」
ゼノヴィア「あのドレスと言う技…。確実に体内外を壊す為の技だね…。神滅具を持っていた所で防げるものじゃない。」
木場「あれを受け止めきれたのはグレイフィアさんだからであって、僕達どころか神でさえ完全消滅してしまうだろうね。まあ、オーフィスさんは無事だとおもうけど…」
オーフィス「あれは我でも無理。」
アザゼル「っ!オーフィス…。そいつはどういう事だ?」
オーフィス「我、あの技を受けたら死ぬ。あれを受け止められるのは現状グレイフィアだけ。それに、グレイフィア、変異している。」
朱乃「変異…?一体どのような…」
オーフィス「グレイフィアの体に勇次郎の細胞が混ざっている。グレイフィアはルキフグスから範馬になった。」
アザゼル「なんだと!?そんな事が…!!」
オーフィス「ある。そして、範馬の恩恵は全てに対する耐性と肉体の回復速度。もう、誰にも2人を止められない。」