画家の出会い   作:汐風鈴

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 はじめまして、肴那(さかな)です。ウマ娘の作品を処女作として投稿しました。至らないことがあったり、文が稚拙であったりするかもしれません。またタグの通りあまり原作を知らないのでご指摘がありましたら、よろしくお願いいたします。
 自己満足のため、合わないと思いましたらブラウザバックをお願いします。


始まり
思い立ったが吉日


 

 彼女らを初めて見たのは2日前だ。

 

 三徹した後気絶したように眠り、起きたのは午後2時頃。「またやってしまった」と自分の短所に苦笑しながらカーテンを開ける。外はまだ昼のようで近くの幼稚園からは子供たちのはしゃぐ声が聞こえる。

 

 欠伸をしながら身体を伸ばし、気分転換のためにテレビをつける。これもまた徹夜明けのルーチンの一つだ。

 

 だが、これだけはいつもと違った。画面には馬の耳と尾が生えた少女のヒーローインタビューらしきものがデカデカと写っていたのだ。しかしその画面とは裏腹に、彼女のしゃべりはボソボソとしていて引っ込み思案なところがあるように見える。

 

 一度寝ることにした。

 

 ふて寝というやつだ。きっとこれは夢とか幻覚とかそういう類いだ。そう考えるしかない。身体を再度伸ばして寝室へ向かう。短すぎる一日は終わった。

 

 

 「おはよう。」

 

 寝室から出てすぐのリビングにいるヒョウモントカゲモドキ(トカゲモドキの通り実はヤモリである。)の”ヤーさん”に挨拶する。マンションに一人暮らしの自分にとって、周りの迷惑にならない爬虫類はぴったりだ。そもそも僕は哺乳類が苦手だ。相手が何を考えているかが明確でないと気持ち悪くなるのだ。そう考えると赤子の世話も無理だろう。そんな生産性のないことを考えながら餌を与えるとすぐに着替えリビングへ向かう。

 

 一昨日描き終わったモノクロの絵画の前を通りリモコンを手に取ると、夢であってくれと願いながらテレビをつける。

 

 そこには昨日の少女の勇姿が流されていた。何か大きな大会でもあったのだろうか。徒競走のようなものが行われている。しかし不思議だ。1位と2位の差がmではなくバ身なるもので表されている。コースもそうだ、芝の上を走っている。

 

 なんというか、競馬に似ているのだ。瓜二つというレべルで似ている。人か馬か、そのぐらいしか違わない。しかし、馬と違い二本足で走っているのでこちらの方が走る音が大きい気がする。

 

 疑問を振り払うべくスマートフォンを起動する。ホーム画面から違う。背景は馬だったが、今はテレビでも言っていたウマ娘が走る姿になっているのだ。

 

 その後もインターネットでいろいろ調べた。まるで2日前〜昨日にかけて世界が変わってしまったように感じた。それは頭を抱えるほどで、馬という生き物はいないし、”馬”の字もない。馬がいないなら競馬もない。

 

 どうやら自分の認識している”馬”の代わりに”ウマ娘”がいるようだ。

 

 これは自分の目で確かめるしかない。思い立ったが吉日、スケッチ用のセット、財布、スマートフォンを持ち、少しだるい体を高揚した心で引っ張ってドアを開けた。

 




 ありがとうございました。今日はここまでです。これからもよろしくお願いします。誤字脱字があればご報告お願いします。また質問や感想もよろしくお願いします。
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