股間の刃   作:スピリタス3世

11 / 47
第十一話 恐るべき血鬼術

  side 善逸

 

 毒をもって毒を制す………よく言われる諺だが………

 

「変態をもって変態を制す………か。」

 

 俺たちが毒扱いされてる事が悲しくて仕方なかった。

 

「ねえ出汁介、俺って変態なの?」

「炭治郎、安心しろ。お前も立派な変態だ。」

「そうなのか…………」

 

 ちなみに最近炭治郎も変態認定された。理由は俺たちが布団に置きっぱなしにしてた下世話倶楽部を読んでたから。しかもコイツ嘘つけないから、興味津々なのすぐバレたよ。本人は納得いってないけど。

 

「ちんぽこ、オレは⁉︎」

「伊之助はまだだ。もうすぐ開花するだろう。」

 

 伊之助についてはそのままでいいと思う。変態4人と行動を共にする禰豆子ちゃんが可哀想だから。

 

 

 

 

 しばらく歩くと、

 

「変態がいる‼︎助けてぇぇぇ‼︎」

 

 遠くから女の子の叫び声が聞こえた。なので、

 

「待ってろ、今すぐ行く‼︎」

 

 俺たちが全速力で叫び声がした場所に駆けつけると、

 

「うわぁぁぁぁ、変態が増えたぁぁぁぁ‼︎」

 

 状況が悪化した。

 

「変態⁉︎どこだ、どこだ⁉︎」

「お前だよ、出汁介。」

「俺が変態だと?寝言は寝て言え。」

「ならそのチンコを寝かせろ‼︎」

 

 これも、だいたい出汁介のせいだ。いくら避けられようとも、チンコを出し続ける。その精神力、もっと他のところに活かせないかなぁ?

 

 

 

 それにしても、変態って誰のことだろう?出汁介はともかく、他に変態が居るはずだ。果たして…………?

 

 答えは、すぐに分かった。

 

「やあやあ、鬼殺隊ども‼︎俺の名は釜鵺…………ってチンコ丸出しじゃね〜か⁉︎」

 

 右目に変態、左目に参と書いてある、黄色い着物を着た男の鬼が現れた。名前は釜鵺らしい。

 

「変態の、参………?どうして今、ここに……?」

 

 炭治郎よ、上弦の参みたいに言うな。

 

「変態サン?」

 

 伊之助よ、変態だけ丁寧に呼ぶな。むしろ雑に呼べ。

 

「どうした?チンコ丸出しのどこがおかしい?」

 

 出汁介、おかしいとこしかねえだろ。

 

「「全部だよ‼︎」」

 

 思わず鬼と口が合った。

 

「お前ら………やったこともないのに否定するのはどうなんだ?」

「やったことあったら問題だろ‼︎」

「好き嫌いはよくない。一度下を脱いでみてはどうだ?」

「変な提案するな‼︎」

 

 そして、変態の参と変態の珍の間で漫才が始まった。頼むから、変態同士勝手にやり合ってて欲しい。

 

「ああ、もう、まどろっこしい‼︎」

「随分短気だな。もしやアッチの方でも早いのではないか?」

「うるさい‼︎俺は早漏じゃない‼︎」

 

 ぶっちゃけ、上弦相手じゃない限り出汁介だけでなんとかなる気がする。俺、帰っていいかな…………?

 

「くそっ!こうなったら………血鬼術………」

 

 とりあえず、この血鬼術だけ避けるか……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「性癖の見える化‼︎」

 

 は?何いってんのコイツ…………?血鬼術まで変態なの?

 

「「「ぐわぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」

 

 くそっ、相手の発言に混乱してたらあたっちまった‼︎最悪だ‼︎一体何が…………って?

 

「ごんぱちろう、頭の上に字がある‼︎」

「あっ、本当だ!」

 

 炭治郎の頭の上に文字が浮かんでいる。どれどれ…………

 

「歳上のお姉さんに、耳元で囁かれながらチンチンを触られたい………」

「なっ⁉︎///」

 

 って、これもしや炭治郎の性癖か⁉︎

 

「炭治郎、すごいこと書いてるね〜w」

「いや、これは………その………///」

「お前の性癖か?」

「チ………違わない………///」

「ふぅぅぅぅぅぅ‼︎」

 

 マジらしい‼︎炭治郎の頭の上に炭治郎の性癖が書かれている‼︎

 

「俺の血鬼術はその人の性癖をその人の頭の上に文字として書くものさ!」

 

 とんでもねぇ血鬼術だな‼︎

 

「な、何のためにそんなことを………っ‼︎///」

「性癖をぶちまけて慌てる人間を見るのが俺の趣味でね!」

「しょうもな‼︎///」

 

 その心も、鬼らしい醜さを持っている。これが変態鬼の真髄か……………

 

「もんいつ‼︎オレの上には何が書いてる⁉︎」

「ホワホワ………ってしか。」

「なるほど、分からん‼︎」

 

 ちなみに伊之助は擬音しか書いてなかった。正直意味が分からなかった。

 

「出汁介、どういうこと?」

「これは性癖の目覚めの兆し…………将来とんでもない変態になるだろう‼︎」

「なるほどね!」

 

 変態の言うことだから信憑性がある。コイツも変態になっちゃうのか…………。禰豆子ちゃん、ごめんね。変態じゃないのは俺だけみたい………

 

「やれやれ、まともなのは俺だけかぁ〜?」

「善逸、頭の上に『禰豆子のおっぱいにしゃぶりつきたい‼︎』って書いてあるよ。」

「おっと、恥ずかしい。」

「本当にな。」

 

 出汁介(コイツ)にだけは言われたくない。

 

「とりあえず、禰豆子に近寄らないでね。」

「嘘でしょぉぉぉぉぉぉぉ⁉︎」

 

 それにしても、本当に厄介な血鬼術だな‼︎日頃思ってる事が全部出てしまう。禰豆子ちゃんは今箱の中で寝ているけど、これを見られたら終了だ。俺は変態として見られ、求婚を断るようになるだろう。もしそうなったら………俺はつらい、耐えられない‼︎

 

死んでくれクソ変態。ひどく醜いまま。

 

 こうして、俺は変態を殺すために(さや)に手をかけた。

 

「そんなキレるなって!もしかしてお前のが早かったり………」

「しない‼︎俺は平均10分だ‼︎」

「負けた………っ‼︎しかも俺の10倍だと………っ⁉︎」

 

 コイツ1分なのかよ。早過ぎんだろ。

 

「というか、なんでお前だけ見える化してないんだ⁉︎」

 

 そういえば、出汁介の性癖だけ見てなかった。確かにコイツだけ、頭の上に文字が浮かんでない。血鬼術を避けた様子もなかったのに。俺たちが見切れない速さで避けたのか………?確かにコイツなら有り得るけど…………

 

「当たり前。元より煩悩丸出しの俺には通用しない。」

「嘘だろ⁉︎」

 

 そういう事⁉︎わざわざ見える化しなくても見えてるから⁉︎確かにチンコ丸出しだけどさ⁉︎なんなんだよ、コイツ⁉︎

 

「くそっ、俺じゃあ相性が悪い…………」

 

 相性ってなんだよ。性癖見せるだけの奴に相性もクソもねえだろ‼︎

 

「ここはアイツに代わってもらおう‼︎」

 

 アイツ………?まだ変態が居るのか⁉︎しかも呼ぶのか⁉︎勘弁してくれ‼︎

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。