side 善逸
髭のおじさん………出会いざまに下ネタ………絵に描いたような変態がやってきた。
「「なんでお前(アンタ)も変態の参なんだよ⁉︎」」
しかも参。どんだけ自己申告被るんだよ‼︎
「いや、俺は参くらいだろ。」
「いいや、アタシが参くらいよ!」
「いやぁ〜、俺が参くらいだと思うんだけどな………」
4人中1位を争うなら分かる。最下位もまだ分からんでもない。なんで3位?なんでそんな微妙な立ち位置を争ってるの⁉︎
「それはさておき、」
おくな‼︎
「俺の血鬼術を喰らうがいい‼︎」
とりあえず、コイツは戦闘狂の変態らしい。危険だから対応しないと‼︎
「血鬼術 天地反転‼︎」
なにやらヤバそうな血鬼術。何が来る⁉︎攻撃を見極めろ‼︎
「「「なんだこれ⁉︎」」」
くそっ、チン毛がめちゃ増えた⁉︎はみ出るくらいに‼︎
「オマエラ、頭チン毛になってるぞ‼︎」
しかも頭がめっちゃスカスカになった‼︎なんかチリチリだし‼︎一体何が起きたんだ⁉︎
「天地反転…………上と下を入れ替える…………」
「察しがいいな、チンコ男。俺の血鬼術は、上の毛と下の毛を入れ替えるものだ‼︎ 髪の毛の平均は約10万本、対して陰毛の平均は5000本。はみ出て当然‼︎」
ふざけんな⁉︎髪の毛とチン毛を入れ替えたのかよ⁉︎
「俺は下を履いてなかったから耐えられた。下を履いてたら耐えられなかったかもしれない。」
それは耐えてんじゃなくて諦めてんだよ‼︎
「くそっ、なんのためにそんなことを⁉︎」
伊之助の怒りはもっともだ。なんでそんな地味で陰湿な嫌がらせを嬉々としてするのか。なんでそんなしょうもない血鬼術を誇りに思えるのか‼︎
「体毛はその人に意外な一面を与えてくれる。すっごいお淑やかで美人なのに、下の毛は剛毛だとか。逆に遊んでそうな女が生えてなかったりとか。あとは股間から毛が大量にはみ出る。我慢出来ずに下を脱ぐ。それが堪らなくてねぇ。」
「ただの性癖じゃねえか‼︎」
本当に傍迷惑な野郎だ‼︎こんな奴は殺さねばなるまい‼︎
「くそぉぉぉぉぉ‼︎チンコのらへんがゴワゴワする‼︎」
だがその前に、下が気持ち悪い‼︎急にチン毛が20倍になったからな‼︎入りきらねえんだ‼︎
「お前ら、下を脱ぐことをお勧めする。気持ちいいぞ。」
「「「嫌だ‼︎」」」
でも、露出狂の変態にはなりたくない‼︎出汁介と同じには、なりたくない…………
ブチッ
なんか嫌な音がした。股間から。気になって下を見ると、隊服が破けているのが分かった。陰毛の体積膨張に耐えられなかったらしい。そして俺たちの下は地面に落ちてしまい、下半身が露わになった。
「どうだい、ちんぽこ隊の正装は?」
「「「嫌だ‼︎」」」
まさか自分が出汁介と同じ格好をするとは、夢にも思わなかった。ましてや他の友達と。これじゃあ、もう取り返しのつかない変態じゃないか………
「雷の呼吸…………」
「水の呼吸…………」
「獣の呼吸…………」
怒りが頂点を超え、俺たちは自然と鬼を狩ろうとしていた。
「やばい!このままだと無惨様を犯せず死んじまう‼︎」
「どうすんのよ⁉︎このままだと、アタシの行き場のない性欲が爆発するわよ‼︎」
「陰毛………いい……///」
「何ムラムラしてんのよ、アンタは‼︎」
今の俺たちなら、コイツらくらい簡単に殺せるだろう。そんな気がしていた。
「くそっ、こうなったら…………奴を呼ぶしかない‼︎」
なのに、変態が増えるという事実だけで、なんかちょっと冷静になれた。45った後の賢者時間的な。
「ああ、そうだな。奴に敵う変態はこの世に存在しない。」
「アイツを見たなら、この人たちも諦めてくれるわよね!」
「奴こそが………揺るぎない変態の壱だからな‼︎」
「「「出でよ、病葉‼︎」」」
変態共がこぞっていう真の変態。下半身を解放した今、逆に興味が湧いてきた。もうどうにでもなれ‼︎
しばらくすると、
「なんで俺が真打ちなんだ…………」
気怠そうに真の変態が入ってきた。
「変態の肆⁉︎」
「お前が⁉︎」
「バカじゃないの⁉︎」
「俺が変態なんて、とても言えない…………」
しかも、謎の謙遜。自分は他3人に劣ると思ってるらしい。でも他の3人はこぞって変態だという。
「ちんぽこ隊の皆、警戒しろ。アレはヤバい。とんでもない変態だ。そんな気がする。」
出汁介までもが、警戒心を強める。何の根拠もないはずなのに、コイツが言っただけで信頼できる感じがする。変態同士だからだろうか。
「俺の、性癖は…………」
そして病葉は、己の性癖を口にした。
次回でこの章は最後です‼︎果たして、病葉の性癖は…………?
また、その次は原作に戻って無限列車編をやります‼︎ただ、引率が煉獄さんから変わります。お楽しみに!