股間の刃   作:スピリタス3世

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第二十三話 雨降って珍固まる

  side 出汁介

 

 拾の型、性精流転…………回転しながら動き、威力を上げていく。そして射精の圧力に加え遠心力を持って、相手の首を吹き飛ばす。しかし動きをもたついたら威力が上がらない。しかも体力も使うし、何より目が回る。故に事実上困難な拾弐の型を除けば、最高難易度の技だ。

 

 俺は正直、一度も成功したことがない。もちろん性交もしたことがない。だが、ここでやらねば意味が無い‼︎

 

「うおぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 追尾してくる毒を避けながら回転し、威力を上げていく。

 

「血鬼術 爆血‼︎」

 

 禰豆子ちゃんも最後の力を振り絞って手伝ってくれる。決めるんだ!

 

「おらぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」ドピューン‼︎

 

 とりあえずイった…………果たして、結果は…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くそぉ…………首斬られたぁ……………」

 

 良かった…………どうやら倒せたみたいだ。拾の型成功、まさに初体験だった。

 

「でもまだ、堕姫の首が繋がってれば…………」

「首斬られたぁ、首斬られちゃったぁぁ‼︎お兄ちゃぁぁぁぁん‼︎」

「嘘…………だろぉ………?」

「「「はぁっ…………はぁっ…………」」」

 

 そして、向こうでは善逸・炭治郎・伊之助が妹鬼の首を斬っていた。全員身体はボロボロ。俺たちで掴んだ、勝利だった。

 

「コングラッチュレイション、上出来や‼︎」

 

 淫獄さんが笑顔で拍手している。これでやっと………少しは淫獄さんに追いつけただろうか………?

 

 

 

 

  side 妓夫太郎

 

 ぶっかけられて死んだ…………身体がベトベトする………気持ち悪ぃなぁ…………

 

「お兄ちゃん、大丈夫?」

「ちょっと待てぇ………精子で前が見えねぇ………」

「今拭くね!」

 

 堕姫に目を拭いてもらうと…………そこには人間時代の妹の姿があった。そして思い出した。お前の名前は堕姫なんて酷ぇもんじゃねぇ。梅だ。まあ、梅も大概だがなぁ。母親の病名からつけられたんだっけ。

 

 だが、淫獄珍寿郎や魔羅出汁介よりはマシな名前だなぁ。なんだよ、淫らなチンコって。チンコ出します、って。絶対俺より虐められてただろうに。なんであんなに自信満々なんだか、未だによく分からない。

 

「お兄ちゃん………?」

「梅……………」

 

 そして辺りを見渡すと、俺のいる方は暗い闇だったが、梅のいる方は白く明るい世界だった。もしや、俺が地獄で、梅が天国かぁ。なら、梅を天国に行かせてやらねえと…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなたぁ、あなたぁ‼︎カッコいいよぉぉぉぉぉお‼︎///」はぁ、はぁ

 

 あ?天国の方から痴女の声がするぞぉ?あれじゃあ天国じゃなくて、淫獄じゃねえか‼︎

 

「梅、こっち来るぞぉ。」

「は〜い♪」

 

 これ以上、変態と関わりたくない。梅を関わらせたくない。そういう思いから、俺は梅を地獄に連れて行った。

 

 

 

 

 

  side 善逸

 

 なんとか妹の方を倒せた………。ボロボロになりながら………。といっても、致命傷になる攻撃は全部淫獄さんが(さば)いてくれたけど。あの人、ホント凄いなぁ………

 

「皆お疲れ!一皮剥けたやん‼︎」

「「ありがとう………ございます………」」

「むー!」

「ありがと………」

 

 その人から褒められる。なんだか嬉しい!

 

「これで………元から剥けてたおちんちんの皮が………更に剥けた気がします………」

「そりゃええな!」

 

 それはないだろ。チンコは2段階で剥けるもんじゃねぇぞ。

 

「ほな、遊郭行こか‼︎」

「「「無理です………」」」

「冗談や!」

 

 あと、流石にここからイく元気はない………今日は泊まって、明日卒業するか………

 

 淫獄さんの修行で、更に強くなれた。皆で上弦を倒すことができた。その達成感を、穏やかな夜風が祝福していた。そして出汁介のチンコも、そよ風になびいていた…………

 

「珍の呼吸 陸の型 常世孤触・股間‼︎」

 

 ん?淫獄さんはなんで急にチンコを出したんだ?もしやムラムラしてきたのか?まだ店の中じゃないぞ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「相変わらず………酷い技だ………」

「不意打ちなんて、意地悪やなぁ。上弦の壱さんよぉ‼︎」

 

 は?上弦の………壱?嘘………でしょ?全然気づかなかった………

 

 というか、俺たち身体ボロボロなんだけど…………。なんで今、来たんだよ…………




謝花兄妹戦終了‼︎

そして直後に黒死牟登場!そのまま次の章に入ります‼︎第六章「無限発射・遊郭編」、お楽しみに!
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