side 出汁介
拾の型、性精流転…………回転しながら動き、威力を上げていく。そして射精の圧力に加え遠心力を持って、相手の首を吹き飛ばす。しかし動きをもたついたら威力が上がらない。しかも体力も使うし、何より目が回る。故に事実上困難な拾弐の型を除けば、最高難易度の技だ。
俺は正直、一度も成功したことがない。もちろん性交もしたことがない。だが、ここでやらねば意味が無い‼︎
「うおぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
追尾してくる毒を避けながら回転し、威力を上げていく。
「血鬼術 爆血‼︎」
禰豆子ちゃんも最後の力を振り絞って手伝ってくれる。決めるんだ!
「おらぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」ドピューン‼︎
とりあえずイった…………果たして、結果は…………
「くそぉ…………首斬られたぁ……………」
良かった…………どうやら倒せたみたいだ。拾の型成功、まさに初体験だった。
「でもまだ、堕姫の首が繋がってれば…………」
「首斬られたぁ、首斬られちゃったぁぁ‼︎お兄ちゃぁぁぁぁん‼︎」
「嘘…………だろぉ………?」
「「「はぁっ…………はぁっ…………」」」
そして、向こうでは善逸・炭治郎・伊之助が妹鬼の首を斬っていた。全員身体はボロボロ。俺たちで掴んだ、勝利だった。
「コングラッチュレイション、上出来や‼︎」
淫獄さんが笑顔で拍手している。これでやっと………少しは淫獄さんに追いつけただろうか………?
side 妓夫太郎
ぶっかけられて死んだ…………身体がベトベトする………気持ち悪ぃなぁ…………
「お兄ちゃん、大丈夫?」
「ちょっと待てぇ………精子で前が見えねぇ………」
「今拭くね!」
堕姫に目を拭いてもらうと…………そこには人間時代の妹の姿があった。そして思い出した。お前の名前は堕姫なんて酷ぇもんじゃねぇ。梅だ。まあ、梅も大概だがなぁ。母親の病名からつけられたんだっけ。
だが、淫獄珍寿郎や魔羅出汁介よりはマシな名前だなぁ。なんだよ、淫らなチンコって。チンコ出します、って。絶対俺より虐められてただろうに。なんであんなに自信満々なんだか、未だによく分からない。
「お兄ちゃん………?」
「梅……………」
そして辺りを見渡すと、俺のいる方は暗い闇だったが、梅のいる方は白く明るい世界だった。もしや、俺が地獄で、梅が天国かぁ。なら、梅を天国に行かせてやらねえと…………
「あなたぁ、あなたぁ‼︎カッコいいよぉぉぉぉぉお‼︎///」はぁ、はぁ
あ?天国の方から痴女の声がするぞぉ?あれじゃあ天国じゃなくて、淫獄じゃねえか‼︎
「梅、こっち来るぞぉ。」
「は〜い♪」
これ以上、変態と関わりたくない。梅を関わらせたくない。そういう思いから、俺は梅を地獄に連れて行った。
side 善逸
なんとか妹の方を倒せた………。ボロボロになりながら………。といっても、致命傷になる攻撃は全部淫獄さんが
「皆お疲れ!一皮剥けたやん‼︎」
「「ありがとう………ございます………」」
「むー!」
「ありがと………」
その人から褒められる。なんだか嬉しい!
「これで………元から剥けてたおちんちんの皮が………更に剥けた気がします………」
「そりゃええな!」
それはないだろ。チンコは2段階で剥けるもんじゃねぇぞ。
「ほな、遊郭行こか‼︎」
「「「無理です………」」」
「冗談や!」
あと、流石にここからイく元気はない………今日は泊まって、明日卒業するか………
淫獄さんの修行で、更に強くなれた。皆で上弦を倒すことができた。その達成感を、穏やかな夜風が祝福していた。そして出汁介のチンコも、そよ風になびいていた…………
「珍の呼吸 陸の型 常世孤触・股間‼︎」
ん?淫獄さんはなんで急にチンコを出したんだ?もしやムラムラしてきたのか?まだ店の中じゃないぞ…………
「相変わらず………酷い技だ………」
「不意打ちなんて、意地悪やなぁ。上弦の壱さんよぉ‼︎」
は?上弦の………壱?嘘………でしょ?全然気づかなかった………
というか、俺たち身体ボロボロなんだけど…………。なんで今、来たんだよ…………
謝花兄妹戦終了‼︎
そして直後に黒死牟登場!そのまま次の章に入ります‼︎第六章「無限発射・遊郭編」、お楽しみに!